2014.01.03

正月早々、カセットコンロの修理です。

約半年前に購入したカセットコンロ。
炎の出方がトルネード状になるように工夫されていて、通常のタイプより燃費が良いといううたい文句に惹かれて購入しました。
実際に使ってみると、それまで使っていたタイプと比較して明らかにお湯の沸くのが早い。

「これは良いものを買ったぞ。」

と思っていた矢先、着火・消火・火力調整のためのツマミが割れてしまいました。

それまで使っていたものは5年も使っていて壊れなかったのに、なんだかなぁ・・・。

確かに今度のタイプは着火時にツマミを回す際に、以前のものより強い力が必要だったのですが、よく見ると部品としてのツマミは全部樹脂で出来ており、そのため一番応力のかかる軸が挿入されていた部分が強度不足で割れてしまったのです。

1 しばらくはツマミの軸をペンチでつかんで回していましたが、微妙な火力調整はできないし、そもそもかなりやりづらい。
代わりになる部品をWEBで探してみましたが、サイズの小さいものばかりで良いものが見つかりませんでした。
ガスが来ていないマンションでの一人暮らしには重要なアイテムであるカセットコンロ。
これの故障をいつまでも放置しておくわけにはいきません。

そこで年末年始に帰省する機会を利用して、使えそうな部品を調達することにしました。

向かったのは秋葉原の電気街にあるパーツ専門店。
さすがに秋葉原だけあって、あらゆる電気製品・オーディオ機器・計測器用のツマミ類がたくさん売られており、形状・大きさ・材質も様々。こういうツマミ類だけでも数十種類見つけることが可能でした。

当初、材質はアルミニウム製を予定していましたが、探した限りではアルミ製のものは外周部分に滑り止めの細い溝が入った、オーディオ機器用と思われるものがほとんど。つまり強い力で回すには不向きな形状です。
次に探したのは、昔のテレビのチャンネルみたいに、ツマミの断面形状が凸状になっているもの。しかしこれも現代では意外に少なく、そのうえ直径の大きなものはあまりありませんでした。
2 そして行き着いたのが写真のタイプ。直径は約40mmで、外周部は凸凹に加工されており、大きさも形状も強い力で回すのに適していそうです。
全体はフェノールと思われる樹脂でできていますが、中心の軸を挿す部分は金属製です。挿入した後軸を固定するためのねじも90度角で2本付いてお3 り、しっかりと固定できそうです。

で、北九州に帰ってきて早速装着。

サイズ的にはバッチリとフィット。予想通り使用感も良い。
フェイス部分だけ凸形状だと出っ張り部分を親指と人差し指でつまんで回すことになりますが、外周部がこの形状だと親指、人差し指、中指で全体を握り込むようなかたちで回せるので力が入りやすいのです。
4直径が大きい分、弱い力での微妙な火力調整も楽にできます。そして装着してから気が付いたのですが。黒とシルバーのカラーリングもコンロ本体の色とマッチしています。

さて、無事に修理も終えたことだし、今夜は牡蠣鍋でもつくりますか・・・

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2013.11.17

健康診断

Photo酒飲みブログにありがちな健康診断の結果報告です。

なんと今回は「要精密検査」
さすがの私もちょこっとだけショックを受けたのです。
早速、受診した医療機関へ電話してみました。

私:あの~、実は先日の健康診断の結果として、「要精密検査」になってしまいまして・・・。

医:FUKAWAさんですよね。え~っと。フムフム。

医:FUKAWAさんの場合、肝臓とコレステロールですね。

私:ええ、そうです。γ-GTが120です。

医:このような場合ですねぇ、何度検査してもだいたい同じですよ。結果が。

私:はぁ・・・。しかし一応会社の方から再検査の場合必ず受けろと・・・。

医:どうしてもとおっしゃるのであれば、内科を紹介したり、当方の先生と面談してもらうとかありますけれど・・・。同じですよ、結果は。

私:確かにまぁ同じなんでしょうけれど・・・。

医療機関担当者の方の、あまりにもメンドクサそうな、理路整然とした対応に閉口しつつも、これ以上論争しても勝ち目が無さそうなので、気を取り直して来年度の健康診断に向かって対策を練ることにしたのでした。

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2013.11.11

マイシューズ購入

Photoボルダリングを始めてほぼ1ヶ月、ついにマイシューズを購入してしまいました。
この間週2回のペースで(それ以上は指の筋肉を傷めるのでムリ)ジムに通い、極簡単なレベルから始め、その後5級、4級レベルを順次制覇。
現在は3級に挑戦しています。

しかしこの3級がキツイし難しい。
思えば6級から5級への段階もかなりハードルが高かった。
なぜならば6級までは手で掴むホールド(プラスチックで出来た模擬の岩)のみが決められており、足はどのホールドに載せても良いのです。
従って足の力で、フンガーッ!っと体を持ち上げて、上にあるホールドを手で掴む方式である程度クリアできるのです。
ところが5級になると一転、足を載せるホールドも規定されるので自由度がガクンと下がります。
都合の良いホールドに足を載せられないだけでなく、決められたホールドに載せるために手でぶらさがっている時間が増えるのです。
しかしそれも、重心を移動させるコツを掴んでどうにかクリア。
その上の4級に関しても、ムーブという技術のある程度の上達と、上に見えるホールドをガッチリ掴む技術を鍛えることでクリアできるようになってきました。

3しかし3級挑戦に至って見事に跳ね返されています。
ルートのキモになると思われる所で、次のホールドが遠すぎるっ!
手が届かなければ足を・・・と思いますが、足が掛からなかったり、掛かっても又裂き状態でそこから何も出来なかったり・・・。

そして結局はウレタンマットの上に落下。

購入したマイシューズでいくらか解決できるかと思いましたが、何点かヒントを得ただけでなかなか前進できません。

ジムの店長から、

「FUKAWAさん、いいシューズ買ったじゃないですか!」

と話しかけられ、どう応えてよいか戸惑う今日この頃なのです。

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2013.10.31

風邪をひいて、健康になった気分。

んー体の節々が痛い。
そんな気分で仕事を終えたある日。たまには(健康診断の前を除いては年に一回くらい)家にまっすぐ帰ることにしてみました。
そして翌朝、節々はますます痛いし熱っぽい、そして喉も痛い。

だめだこりゃ。shock

ということで会社に電話。風邪で休むことにしたのです。

「風邪なんていうものは病院なんぞへ行かなくても、薬を飲んで家で寝ていれば治るのだ。」

という家訓を思い出し、早速薬を探したのですが見つかりません。

そう言えば少し前にいくつか薬のビンを見つけたものの、

「ビンに書いてある文字が小さくて読めん!これじゃあ飲むのが食前なのか食後なのかワカランッ!どうせ風邪なんか滅多にひかないから、全部捨ててしまえ。」

と、男らしく捨ててしまったのを思い出し、激しく後悔しました。(泣)

布団にくるまってウーウー唸りつつ近所の薬屋さんがオープンする時間を待ち、その後フラフラの状態で何とか風邪薬を入手。
そしてまた布団にくるまって寝ることに。途中汗ぐっしょりで二回ほど着替え、一晩たって体重を量ったら約2キロも痩せていました。

酒は飲まないし体重は減るし、オマケに会社は休めるし、たまには風邪をひくのもいいカモ。

などと意味不明なポジティブ思考で翌日は出社し、業務終了後に向かったのは。「小料理 なみ」です。
大将に故障者リスト入りしたことを告げつつ、いつもの席へと陣取ります。
まずは”生ビール”
しかし体調不良のため、いつもの爽快感はありません。
スタミナ源を補給するため、”馬ユッケ”をお願いし、お酒は日本酒”南 純米吟醸”をいただきます。
やはり日本酒は体に優しい。
少しだけ調子に乗って、お次は”開運 純米ひやおろし
しかしやはり今夜はまだ本調子ではない。
Photo滋養強壮の期待をこめて”地鶏鍋”をお願いし、お酒は”新政 No.6”をぬる燗で。
豆腐が多めに入っていたのは、大将の心遣いでしょうか、スープまでしっかりと頂き体を芯まで温めることができました。
最後はお水を一杯頂き、風邪薬を飲むのでした。

Photo_2後悔することがあってもいい。しかし同じことで二度後悔してはいけないのだ。
(だから今夜、蓋にマジックで書いておいた)

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2013.10.20

ボルダリングにハマる。

Photoこのブログでは珍しく、スポーツの話題です。
実は最近、「ボルダリング」というものにハマっているのです。
ボルダリングというのは、壁に固定された模擬の岩(ホールドと呼びます)をつかんで登っていくスポーツ(上級者は屋外で自然の岩も登る)で、非常にとっつきやすい競技なのです。

そのボルダリング・ジムが、毎晩飲みにいっている飲み屋街の近くに出来たものですから、ちょっと覗いてみたのです。

必要な道具は専用のシューズと、滑り止めのチョークのみで、ジムで貸してくれます。
壁は何でもかんでも登れば良いというわけではなくて、難易度に応じたルートが決まっており、同じ色や形の印の貼られたホールドのみを使って登っていきます。
一応級や段があり、例えば6級なら黄色の印が貼られたホールドのみを掴んで登っていくといった感じです。
そして最後に、ゴールに指定されたホールドに両手でつかまれば終了です。
6級までは手で掴むホールドのみが決まっており、足を乗せるのはどのホールドでもOK。
なので腕力やテクニックがあまりなくても、足の力でグイッと体を上げれば、だいたい登ることが出来ます。

5級以上は足を乗せるホールドも指定されており、ここからはグンと難しくなります。
指定されていると言っても、いったいどうやったら手や足が届くのかわからないような所にホールドがあったり、つかむというよりは「つまむ」「ひっかける」といったことしかできない小さなホールドや、丸くて手足がかかりにくいホールドもあり、まずは地上で考える段階で相当悩んだりします。
壁自体がオーバーハングしていたりすると、腕力や握力も相当使います。
だいたい二時間もやると、もう腕がパンパンになり、握力はペットボトルの蓋も開けられないほどに低下してしまうのです。
そして取り組んだルートを登り切ると、何ともいえない達成感を味わえるのです。

汗もけっこうかくので、会社帰りにボルダリング・ジムに寄り、その後いつもの店で生ビール。
実に健康的な流れなのです。

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2013.09.22

大分の夜 ひとりフラフラ新規開拓

久々の大分出張。
しかも宿泊ありでの訪問です。
しかしながら到着が遅くなることがわかり、晩飯は途中のレストランで済ませました。
夜10時過ぎ、ホテルに到着し荷物を降ろすと、早速大分の繁華街へと向かいます。

「この時間だと、行けても2件か・・・。」

失敗はしたくないとの思いから、まずは過去に何度か訪問したことのあるお店へと向かいます。
その後、新たなお店を開拓しようと繁華街の中心を歩いてみたのですが、どうもコレというお店が視界に入ってきません。
そもそも大分の飲み屋街は客引きも多く、ブラブラと歩きにくいのです。

こんなときは飲み屋街の中心地から離れてみるのに限ります。

前回来たときは飲み屋街からオフィス街へと向かう方向で良いお店を発見したのですが、今回は駅の方向へと向かってみることにしました。

駅へと向かう道は商店街のアーケードへと通じており、どちらかというと飲食店よりも洋服や雑貨を売るお店が多い感じです。
したがってこの時間は明かりを落としたお店が多く、ヒッソリとしています。

そんなアーケードへと入り込む直前。小さなビルの2階に灯る明かりが目に入りました。

窓から見える棚にはお酒が並んでいるように見えますが、どこにも看板が出ていません。
吸い寄せられるように近づいてみると、ビル自体はわりと古いようで、3階建ての小さな建物です。
建物の中央に幅が広めの階段があり、飲食店よりは会社の事務所が入居するタイプの建物のようです。

小さな看板でも出ていないかと周囲を確認しますが、やはり看板は無し。

そもそもBARなんだろうか?

ビルの階段を2階へと上ってみると右側は何かの事務所で、3階は「居住スペースにつき立ち入り禁止」とあります。
その2階の左側に目をやると、意外なことに透明なガラス主体の扉が・・・。
そしてその奥には、しっかりとBARの風情が見て取れます。

迷わず扉を開きます。

ギッ・・・。

温かい照明に照らし出された店内には、女性のバーテンダーが一人。

バ:「いらっしゃいませ」

私:「どこでも・・・(と席を見渡し)いいですか?」

バ:「ええ、どうぞお好きなところへ。」

直線のカウンターには、黒い服を着た比較的若い先客が一人のみ。
奥には小さなテーブル席があり、しばらく盛り上がっていましたが、まもなくお開きとなったようで、あとは静かな時間が流れます。

バ:「ご出張か何かで?」

私:「ええ、小倉からです。一件目はCASKさんへ行ってきました。」

初めてのお店では簡単な自己紹介をした方が良いものです。
それをしないとお互いに探り合いみたいになってしまって、どうもぎこちなくなってしまうことがあるのです。
特に女性一人でやっているお店ではなおさらで、知らない男性客は警戒されてしまうのです。

自己紹介を終えたところで、まずは”ジン・トニック”をお願いしてみます。
供された”ジン・トニック”は、ライムの爽やかな香りと果汁の味がしっかりと感じられる、「これぞBARでいただくジン・トニック」と言える美味しさです。

女性バーテンダーにお話を聞くと、若いころ小倉でお酒を覚えて以来、徐々にBARの世界にはまって行き、いろいろなお店での修業を経て2年前にこのお店を開業したそうです。

お次は”ラム・トニック”をいただきながら、大分の様々なお店について教えていただきました。

バ:昔は朝まで飲んでいたこともあるんですよ。

とのことで、さすがに情報量は豊富です。
壁に貼られたメニューには、気の利いたオツマミもあり、その中から”牡蠣のオイル漬け”をお願いし、お酒は”ラフロイグ”をストレートで。
牡蠣とアイラモルト。黄金タッグを味わいつつ、すばらしいお店を発見した満足感にひたります。

知らない街で、新しいお店を開拓する。
それも出張の醍醐味のひとつなのです。

※看板が出ていなかったので、店名は伏せました。

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2013.08.18

九州へ戻る前に、浦和の庵浮雨にて昼酒

2今回の帰省における最後のお店は、浦和にあるお蕎麦屋さん「庵 浮雨」です。

上野の定宿からモゾモゾと起きだし、京浜東北線に乗ること約30分。
日差しの強い昼の浦和駅前へと到着しました。
味わいのある小さな商店街の中にある「庵 浮雨」
そのカウンターには常連らしき先客が一人。

まずは”ハートランド”をお願いし、グビッとひと飲み。
お通しとして供されたミョウガの酢浸しをかじりながら、メニューに目を走らせます。
このお店の特徴は、日本酒の品揃えが良いこと。そして蕎麦屋さんなのに洋風のメニューがあることです。

ハートランドを早々に飲み干すと、まずは山口県のお酒”長陽福娘”をお願いし、ツマミは”自家製お豆腐
この自家製お豆腐は、塩やオリーブオイルをかけていただくのですが、豆腐そのものの味が濃厚なので、何もかけなくても十分に美味しい。
しかし塩をかけるとやはり日本酒に合うのです。

お客はもう一人増えて、その人は”喜久酔”を飲みながら黙々と文庫本を読んでいます。
他にも地元の常連さんらしき人が何人か入ってきて忙しそうになったので、しばらくはお酒もツマミもチビチビとやることにしました。

Photo_2そのうちにお店も落ち着いてきたので、”明太子の燻製”と、お酒は”而今・特別純米”をお願いしました。
明太子のプチプチ感と、スモークの香りが絶品です。

そしてそして、ツマミとして”地どりササミの洋風とりわさ”を追加し、お酒は”川鶴・備前雄町 純米無濾過生原酒”をお願いします。
今日このお店に来て、メニューを開いて目が合ってしまったのが、”川鶴”です。
香川県のこのお酒は、めったにお目にかかれない旨いお酒なのです。
以前から”仙禽”が置いてあるのもすごいけれど、川鶴があるとは!

私:「川鶴置いたんだ、すごいね。」

店主:「新しい酒屋さんと取引を始めまして、オススメで入ってきたんですよ」

そんなひと言ふた言の会話の後、川鶴をクッと・・・

う、ウマい。

うすにごりを思わせるほど濃厚でありながら、サラッとした喉越し。
そして厚味のある味わい。

私:「ウマいね、コレは旨い。」

店主:「而今も負けちゃうくらい旨いですね。」

それを聞いていたのかいないのか、わずかな時をおいて文庫本のお客さんも川鶴を注文(ヨシヨシ、この人にも幸せが訪れることだろう)

Photo_3シメはお蕎麦で”肝せいろ
濃厚なつけ汁が蕎麦に絡んで、味覚中枢を直撃してきます。
そして意外なことに、食後に供されるトロトロの蕎麦湯をこの漬け汁にあわせると、少しサラッとした何ともいえないスープに変貌するのです。

それではまた、年末にでも。

そう言い残して、帰りの浦和駅へと向かったのでした。

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2013.08.17

久々に上野の夜 「Bar Cask」

Photoお盆の帰省。
今年は休みが短く、かなりバタバタした日程となってしまいました。
そんななか、この夜二軒目で入ったのは、「Bar Cask」です。
上野駅前の大きな歩道橋から下り、車坂に入ると人影はまばら。
お盆シーズンだからでしょうか、周囲のお店の看板の灯もいつもより少ないように思えます。

少し歩くと、見覚えのある小さな看板。
二階へと続く狭い階段を上り、ドアを押してみます。

ギッ・・・(と、扉を開ける)

誰もいないカウンターに目をやると、奥からマスターが姿を現しました。

マ:いらしゃいま・・・、あっ!FUKAWAさん。

私:お久しぶりです。

まずは”ジン・トニック”をお願いし、ゴクリゴクリと喉を潤します。

かつて通いなれたお店とはいえ、いま、小倉のお店で飲んでいるときとは何か違う少し改まった雰囲気を感じて、それがまた心地よくもあります。
それはすなわち、今の自分にとってはホームグランドが小倉に移った証拠でもあり、嬉しいような、正しいような、懐かしいような、不思議な気持ちになります。

一杯目はあっという間に飲み干してしまい、二杯目にお願いしたのは”バーボンのソーダ割り”(あえてハイボールとは呼ばない)
バーボンはマスターにお任せしたところ、”Sam Clay”という銘柄を選定してくれました。
比較的スッキリした味わいのSam Clay。
その仄かな香りが、ソーダの炭酸と共に鼻腔へ吸い込まれてきます。

最近のお店の様子などをお聞きしつつ、三杯目はオススメのバーボンをストレートで。
登場したのは”Kentucky Tavern”という銘柄。
このお店お得意のオールドタイプのお酒です。

グラスに注がれる間からも漂う香り。
それを鼻へ近づけると、更にグッと強くなります。
わずかに口に含んだ液体を舌の上で伸ばして味を確認。コクリと喉に落とせば、体温で温められた後香が一瞬遅れて鼻腔を通り抜けます。

はぁ~、幸せだ・・・。

この後もう一杯、貴重なシングルモルト・ウィスキーをいただき、もう誰も歩いていない車坂を宿へと向かったのでした。

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2013.05.22

新旦過街にて、夜の新規開拓

長くなった陽が沈むと心地よい風が吹きぬける季節。
そんなこの時期は夜の新規開拓にもってこいの季節なのです。
なぜならこの時期は、普段は閉じられていることの多い居酒屋や小料理屋の引き戸も、外の空気を取り入れるために少しだけ開いていたりして、その隙間からさりげなくお店の中の様子をのぞくことが出来るからなのです。

そんなわけで久々の新規開拓に乗り出したものの、いつも飲んでいる紺屋町、堺町、鍛冶町あたりは結局知っているお店ばかりなので、この夜はいつもと少し違ったエリアへと足を運んでみました。
1新旦過街です。

”小倉の台所”として有名な旦過市場に沿うように、市場の裏路地に小さな飲み屋が密集しているエリアなのです。

「ようころ新旦過街」ではなく、
「ようこそ新旦過街」なのが、さっそく謎めいています。

15新旦過街の入り口付近には、この路地のマップが掲げられています。
点滅するイルミネーションが照らし出す、妙に手作りチックなマップといい、「砂の巨人」や「出会いのかけら」といったお店の店名といい、かなり昭和の香りが漂っています。

2路地の奥はこの通りディープな雰囲気で、ちょっとした迷路のように入り組んだり、分かれたりする小道が這いまわっています。

そんな新旦過街で、ずっと気になっていたお店があるのです。

3カクテル しろ」です。

看板にはなんとも言えないこだわりの書体。
そしてお城の絵。

ドアに仕込まれた小さなガラスを通して中を覗き込むと、カウンターとバックバーが見えるので、看板どおりのカクテル・バーとわかりました。
見るからに歴史のありそうなお店の前には植木が植えられ、おそらくはママさんもいることを予感させます。

ギッ・・・(と、扉を開く)

「いらっしゃいませ。」とママさん。

「えっと、どこでも(座って)いいですか?」と私。

「はじめて・・・でいらっしゃいますよね?」と、白髪のマスター。

「ハイ、いつもは紺屋町あたりで飲んでいます。」と私。

店内はカウンター席が8席ほどと、背後に控えめなボックス席。
内装にはけっしてお金は掛かっていないけれど、壁や天井にまで貼られた企業戦士の名刺が、このお店の歴史を感じさせてくれます。

私:「ずいぶん長くやっておられるみたいですね。」

ママ:「そうね、もう五十三年になるのよ。お酒、何にします?」

私:「ジン・トニックをお願いします。」

清潔な白い服に黒の紐タイのマスター。

ジンも、トニックウォーターも冷やしていない、そしてライムジュースを少し注ぐという大昔そのままのレシピで作っていただいたジン・トニックは、飲む者に不思議な癒しを提供してくれます。
そう言えば何年か前、”雪国”を考案した老マスターに会いに行ったら、

「昔はね、ライムなんてほとんど手に入らなかったんだよ。誰でも手に入る材料を工夫して作ったカクテルが、スタンダードになったのは嬉しいよ。」

とおっしゃっていたのを思い出しました。

初めての客にもあくまでやさしく、全てを包み込んでくれるようなご夫婦。
五十三年前に時間の止まった、魔法がかかったような店内。

この街に、この裏路地にいつまでも残っていて欲しい、「カクテル しろ」はそんなお店なのでした。

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2013.04.14

今年初のベランダカウンター。

42_3春のあたたかい風が吹きはじめた北九州。
そんな日曜日はベランダカウンターで優雅な昼食をとることにしました。
天気は快晴とはいえないものの、うすい雲を通してやわらかな日差しが降り注いでいます。
昨日魚釣りに行った名残の、軽い筋肉痛を伴う疲労感が、日中からの一杯への期待感を高めてくれます。

4_3今年最初のベランダカウンター。
メインディッシュは昨日釣ってきた”クロダイをキノコ類と共にトマト煮込んだもの”。
黒鯛の身をオリーブオイルで軽く焼いた後、各種キノコやアスパラと共にホールトマトと白ワインで煮込みました。

4_4そして初挑戦した”アボカドグラタン”です。
アボカドのくぼみにマカロニとベーコンを載せて、ピザ用チーズをふりかけたものをトースターで焼き上げました。
これ、簡単に出来て、しかもウマイです。

4_5よく冷やした白ワインを飲みながらのゆるやかな時間は、まさに至福のひと時です。
家でゴロゴロする休日も、本でも読んで勉強する休日も、あるいはたまった仕事を処理する休日も、それぞれ良いのではないかと、今更ながらに思うのでした。

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