2020.11.20

阿佐ヶ谷:〆の一杯「コタンの笛」

Photo_20201119110301酒飲みにとって重要なものはいくつかありますが、そのひとつが”〆のラーメン”であることに異論は無いと思います。
船乗りには羅針盤が、聖職者には活版印刷機が、そして酒飲みには〆のラーメンが必要なのです。

東京に住むようになってからというものの、ラーメンには苦労しません。
特に昔ながらのシンプルな醤油ラーメンがいつでも味わえるのは、関東出身の私にとっては非常にありがたいことなのです。

「店も混んできたことだし、今夜はウエストのことを考えて、一品少ないこのタイミングで帰るか・・・。」などと店を出たものの、「やはりもう少し食べたいなぁ~」となることもしばしば。
特にこの時期は寒い夜道をトボトボと歩いていると、温かいラーメンが恋しくなるものです。

そんな心の隙間にドはまりなお店が、「コタンの笛」です。

このお店を発見したのは阿佐ヶ谷駅から南のほうへ歩きながら夜の新規開拓を行った後、自宅へ向かって青梅街道を歩いていたときでした。
ポツンと灯る赤いちょうちん。古ぼけたアルミサッシの向こうの店内には温かそうな明かり。

「アレッ?もうかなりウチの近所だし、休日はこのあたりをよく通るんだけど、ラーメン屋なんてあったっけ?」

そう思いつつ引き戸を開けてみたのでした。
店内には店主のおばさんが一人と、先客の地元老紳士風が一人だけ。
白い化粧板で出来たカウンターはかなり年季が入っており、天板部分の端の方ははがれてきたのか、小さな釘で打ちつけてあります。
壁には見たことも聞いたことも無い演歌歌手のポスターが数枚。
サッとメニューに目を走らせ、

私:エッと、ビンビールとね。あと、この”笛ラーメン”ってどんなものですか?
おばさん:笛ラーメンはね、餡がかかっていて細切りの豚肉が入っているの。
私:ボリュームがありそうですね。では今夜は少しお腹がふくれているので醤油ラーメンをお願いします。
私:あとお手洗い貸してもらえます?
おばさん:トイレはねその奥の・・・。
老紳士:こっちの奥、左側に電気のスイッチがあるから自分で点けて。
私:あー、これですね。わかりました。(点灯)

餡という単語に触発されてメニューを隅々まで見てみると、焼きそば、各種チャーハンなど、一般的な中華にも裾野が広がっているようです。
このお店を40年以上一人でやっているというおばさんは話し好きで、

いろいろあったわよ。昔はタクシーの運転手さんとか、深夜営業のほら、飲み屋のお兄さんなんかがお店を片付けたあと寄ってくれてたの。でもバブルの後は景気が悪くなって終電の後にタクシーなんか使わないでしょ。そのうえコロナでね、飲み屋さんも早く閉まっちゃうから。だから開店を夜10時から8時に早めたのよ。

話の内容のわりに明るく話しているので、こちらはウンウンと聞いていれば良いのでラクチンだ。

大型の中華なべでジョワーッとスープを熱した醤油ラーメンはアツアツでウマイ!
ツルツルした麺の太さも私好み。
スープまで飲み干して完食です。

私:あ~温まった。おいしかったです。また来ます。終わりは何時まで?
おばさん:閉店?朝まで、明るくなるころまでよ。

深夜だけの営業というスタイルに、子供二人(と、たしか言っていた)を立派に育てあげたおばさんの苦労を想像しつつも、元気に動き回る姿には昭和の母のたくましさもまた感じられる。
その姿をニコニコと見守る老紳士もなじんでいる。
何を頼んでもおいしい店を発見した予感を確信にすべく、次はぜひ”笛ラーメン”や”チャーハン”にもチャレンジしたいものです。


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2020.10.30

秋葉原:「季節料理 赤津加」で至福のひととき。

Photo_20201017135901 一日の仕事も終わり、さあお楽しみの時間。
しかしながらこの日は一日雨。
雨の日の電気街は普段より人が少ない。
今の秋葉原は家電の街ではなくホビーやゲーム、アニメが中心。購入した物のパッケージが雨にぬれて傷むのを避けたり、あるいはゲーム用のパワフルなパソコンなどは傘を片手に持ち帰るのはキツイものがあるからかもしれません。

小雨の降るなか向かったのは、「季節料理 赤津加」です。

カウンター席を目指していそいそと、電気街を通り抜けてお店の前へ到着。
アルコールスプレーで両手を消毒して、ガラリと引き戸を開きます。

カウンター内に立つバイト君と目が合い、

「一人」と合図します。

促されてカウンター席へ。
席へ着くなり赤星(サッポロ・クラシックラガー)を注文し、定番メニューを眺めます。
このお店もコロナ禍で一時はガラガラでしたが、最近はある程度お客さんも戻ってきています。
みんな静かに、酒場の雰囲気に溶け込むように酒と料理を楽しんでいます。

Photo_20201027093001 この夜、最初に選んだのは”マグロ叩き豆腐”です。
冷奴の上にマグロのたたきが乗っかったもので、これを木でできたスプーンで端から少しずつ切り分けていきます。
ドサッとのったマグロが重いので、豆腐が倒れないように食べ進めるのが意外に難しく、慎重に食べ進めます。
べつに豆腐が倒れても何の問題もないのですが、一人飲みにはこうしたつまらない動作が楽しくもあるのです。

Photo_20201012085901  お次は週変わりののオススメメニュー へと目を移し、秋らしい一品を発見。
土瓶蒸し”です。
今夜はマツタケと書いていないから、別のキノコかな?
熱燗”とともに注文して、ぼんやりと過ごします。
しばらくして供された土瓶蒸し。
深い味わいのあるダシと具を交互にいただき、時おり熱燗をクイッと。

秋の夜に土瓶蒸しと熱燗。

あぁ・・。日本人でよかった。

Photo_20200906081301 最後はこのお店の名物ともいえる”もつ煮込み
グツグツと煮えながら登場した小鍋から、プルンとしたモツをいただきます。
ネギや豆腐もさりげなく”盛り付け”がされており、立派なお料理になっています。
そしてまた熱燗を一口。
身体中が温まります。

こういう昭和な酒場が残っている。そしてそこへ毎週通うことが出来る。
幸せだなぁ。

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2020.10.15

阿佐ヶ谷:「やの志ん」で昼酒 

阿佐ヶ谷駅周辺には、今まで確認しただけで6~7軒のお蕎麦屋さんがあるようです(チェーン店は除く)
蕎麦屋というと、
「ランチ時にササッと食べて帰る」
という利用法が一般的ですが、一人飲みの場合はやはり昼酒といきたいものです。

00_20200724103301 この日向かったのは、阿佐ヶ谷駅御南口から徒歩数分。住宅街の中にある「やの志ん」さんです。
店構えはいわゆる一軒家改築スタイル。
このスタイルのお店は一見敷居が高いように見えますが、入ってしまえば独特のリラックス空間が広がっているのです。
お店によっては改築どころか古い大きな民家の一部をほぼそのまま店舗として使用していて、床の間に掛け軸とか、部屋の隅に謎の置き物や民芸品が昔のまま置いてあったりすることもあります。

やの志んさんの場合はそこまで牧歌的ではなく、店舗空間はオシャレに改装されています。

ガラガラ・・・と引き戸を開けて。
「一人です。入れます?」

01_20200724103301カウンター席へ案内していただくと、まずは”ビール”
ツマミとして”板わさ”と”馬刺し”を注文。

このお店「やの志ん」は、お蕎麦屋さんというよりは蕎麦を中心とした料理屋といった方が良いかもしれません。
馬刺しは極上クラスで、これだけで十分に一杯やれる。
日本酒も十種類以上ラインナップされているので、この日はまずはスッキリシッカリ系である”真澄”をチョイス。

02_20200724103301お次は”蕎麦がき
モッチリした蕎麦がきを箸で切り分けて口へと運びます。

ウム、ウム、この素朴でしっかりとした歯ごたえ。

口の中でニュ~っと舌に押しつけて味わうこの感覚、久々です。
合わせるお酒は”東北泉
銘柄に土地の名前を使っているお酒って、昔その土地を訪れたときのことを思い出して、いいよなぁ~。

Photo_20200906080301 〆はもちろんお蕎麦で、”野菜天蕎麦
揚げたての天ぷらがたっぷりでもう完全に満腹。

蕎麦以外のお料理屋お酒もゆっくりと愉しみたい。
昼酒一軒家スタイルのゴキゲンなお蕎麦屋さんなのです。
注:夜も営業しています。

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2020.09.30

コロナとルンバとリモートワーク その4 狭いエリアで調査編

前回「コロナとルンバとリモートワーク 03」で光センサーを搭載させたルンバですが、いよいよデータ取りです。
まずは和室の一部を区切って清掃をさせてみました。

最初に清掃させるスペースを約一畳に区切ってみたところ、なんと「HOMEに戻るモード」に移行することなく6分間で清掃を終了してしまいました。
10回試しましたが、毎回6分間で終了するのです。
試しに半畳と二畳の広さでも実験しましたが、ほぼ6分間で終了します。
次に三畳の広さに区切って実験してみました。
するとまたもや「HOMEに戻るモード」に移行することなく、今度は平均11分間で終了しました。

このことから推測されることは、以下の通りです。
・ルンバは最低でも6分間稼動する。
・ルンバは何らかの方法で自分のいる場所の面積を感知し、広さにより稼働時間を調整している。

今回の実験は「HOMEに戻るモード」へ移行したことをセンサで検知するユニットのテストも兼ねていたので、清掃エリア内にHOMEを設置せずに行っていました。理由はルンバが「HOMEに戻るモード」になり、HOMEからの赤外線信号を受信するとルンバのHOME印のLEDが点灯から点滅に変わり、時計がリセットされてしまうからです。狭いエリアだとモード移行後にHOMEを探し回ることなくすぐリセットされてしまうのです。
しかしその後しばらくルンバをいじっていて分かったのですが、そもそもHOMEから出発させないと「HOMEに戻るモード」にならないのです。

んー。ということはHOMEから出発させないで、勝手に終了した時間が、清掃開始からHOMEに戻るモードまでの時間?

そう考えて三畳のスペースにHOMEを設置して再度清掃時間を計測したところ、平均11.4分間。
ルンバがHOMEに戻るときは向きを変えてお尻の方からゆっくりとHOMEへ戻るのでいくらか時間がかかります。
それがだいたい24秒間の差であるとすれば、勝手に終了した時間が、清掃開始からHOMEに戻るモードに移行するまでの時間と考えてよさそうです。

つまり、光センサーを使って時間を計測する装置は出番が無くなったのです(泣)

気を取り直して、ここまでの結果から、ルンバはどのようにして清掃スペースを認識しているのかを考えてみました。

考えられることとしては、直線距離の長さではなかろうか。
極端に幅の狭い長細い通路などを除いて、直線距離が長くなればそのスペースの面積は広くなるからです。
他に考えられることとして、ルンバが壁などに当たって向きを変える回数が関係している可能性もあります。

そこで次なる実験は、三畳のスペースに障害物を置いてみることにしました。

Photo_20200916103202 Photo_20200916103201 障害物の位置は、三畳のスペースで得られる最長直線距離を遮らない、短い直線距離の位置に置くパターンと、最長直線距離を遮る位置の2パターンです。障害物の大きさや数は同じなので、どちらのパターンでもルンバが障害物に当たる回数はだいたい同じと考えてよいかと思います。

結果として障害物を短い直線距離の場所に置いたときの平均清掃時間は9.9分で、障害物がないときの11分よりやや短くなった程度。長い直線距離を遮る位置に置いたときの平均清掃時間は7.3分と大幅に短くなり、明らかに最長直線距離が関係しているという結果になりました。
以上の結果と、和室全体の清掃時間も計測してまとめたのが下の表です。


  

半畳 一畳 二畳 三畳 三畳障害物(短) 三畳障害物(長) 和室全体
直線距離→ 110 190 235 300 300 260 370
1回目 6 6 10 6 19
2回目 6 6 12 10 6 19
3回目 6 6 7 13 12 6 19
4回目 6 6 6 11 11 7 19
5回目 6 6 6 12 10 6 18
6回目 7 6 7 12 10 10 17
7回目 6 6 6 12 9 7 16
8回目 7 6 6 8 8 9 15
9回目 6 6 6 10 10 6 13
10回目 6 6 6 10 11 10 14
平均 6.2 6 6.2 11 9.9 7.3 16.9

直線距離と平均清掃時間をグラフにすると下図のようになりました。

001



 

















直線距離がある程度長くなると、直線距離と平均清掃時間にある程度相関関係があることが分かりました。
ということは直線距離が長くなるように工夫すれば、もっと広いエリアでも清掃時間が長くなり、結果として居住スペース全体を清掃する確率も上がるのか?

次回コロナとルンバとリモートワーク5へつづく。

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2020.09.15

阿佐ヶ谷:やきとり 鳥久

Photo_20200809083701 セミの声もそろそろ聞こえなくなり、秋の虫たちが遠慮がちに鳴きだす季節。
この夜向かったのは「焼鳥 鳥久」です。
たくさんのお店がひしめく阿佐ヶ谷の飲み屋街の中でも、かなりの人気店といえます。
阿佐ヶ谷の他の飲み屋さん同様、鳥久も比較的お店が小さいので、満席で入れないこともしばしば。

「んー、もし満席だったら、別のお店へ、どこにしようかな・・・」
などと思案しつつ歩を進めると間もなくお店の前へ到着。

幸運なことにこの日のカウンター席の先客は一人だけ。

入り口付近のアルコールスプレーで手を消毒し、「一人ですけど」と伝えます。
家族経営のお店の明るい奥さんが「どうぞ、空いてますから」と白木のカウンターへ促してくれます。

私「ハツ、レバーを塩で、それからビンビールをお願いします。」

ビンビールをやりながら店内を観察。
カウンター席の背後にある小さなテーブル席はそれぞれ二人組みのお客で埋まり、カウンターの隣のお客さんは何か考え込むように白木の木目を見つめています。
小さなお店なのでお店の人の目が行き届かないということは無いのですが、みな好き勝手に注文するのではなく、タイミングを見計らって「注文いいです?○○と××。2本ずつで」といった感じでサッと注文。
間違っても呼びかけてから悩んだりはしていません。

焼き鳥屋さんというと典型的な大衆酒場の場合が多く、それ以外はいわゆるオシャレ焼き鳥のようなところになる傾向があると思います。
しかしこのお店「鳥久」は古くからの大人の酒場スタイルを守り抜いている、貴重なお店なのです。

大衆酒場のリラックス感ももちろん良いのだが、たまにはキリッとした酒場に行きたくなるものです。
グダグダと愚痴をこぼして長々と居座ったり、あるいは酒の力を借りて天下国家を語る無法者はおらず、基本的には皆静かに飲んでいる。
客同士も少しだけ気を使い、先輩を大切にする。
お店自体が、そんな良い先生になってくれる酒場なのです。

そして何より焼き鳥がウマイ!超絶ウマイのです。

焼き場担当は息子さんで、炭火を前にして黙々と注文をこなしています。

皮にはごく少量の塩しか振られておらず、カリカリでもニュルニュルでもない、素材のウマイ成分がジュワァ~と染み出た絶妙な焼き具合。
超レアに焼かれたレバーを口に入れれば、

「神様。ぼくはもう十分です」
とつぶやいて天国へ旅立ちそうになる恍惚状態が訪れます。

忘れてならないのは日本酒のラインナップもしっかりしていること。

02_20200809085601”大信州”など、スッキリ系からややしっかり系まで常時数種類揃っています。
こちらの担当はお父さんで、厚めのガラスのコップに静かに注いでくれるのがうれしい。
長野県や山梨県のお酒を良く見かけるのは、中央線沿線だからかな?と思いをめぐらせたりします。

かなりの常連と思われるお客さんでも「○○ちゃん、大きくなったでしょ」程度の会話でサラリと終わる。
つかず離れず、長話はしない。

おっと、コチラも長っ尻はいけない。
腹ごしらえが済んだらスッとお会計を済ませて、そろそろ二軒目へと向かいますか。

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2020.09.05

コロナとルンバとリモートワーク その3  装置製作編

00_20200829084901前回「コロナとルンバとリモートワーク 2」でデータを公開したルンバですが、その後、掃除任務遂行状態の改善に向けて検討を重ねました。
これまでも書いたとおりルンバは「掃除をする」→「HOMEへ戻るモードになる」→「掃除をしながらHOMEへ戻る」という動作になっています。
「HOME」は居住エリアのほぼ中心にあり、ルンバがこの近くを通るとHOMEからの赤外線信号を検知してHOMEへ戻ります。
つまり「HOMEへ戻るモード」になる前に全エリアを掃除させないと、未清掃のエリアが残る可能性が高くなるわけです。

そこでまず、”ルンバが「HOMEへ戻るモード」になるきっかけは何なのか”を考えてみました。

一つや二つの要素ではなく複数の要素を組み合わせた複雑なアルゴリズムで判定しているはずですが、私の頭で考えられる要素としては、

・バッテリー残量
・稼働時間
・走行距離
・ゴミや埃の量
などです。

しかしこれらの要素はそれぞれ相関関係があるはずで、稼働時間が長くなれば走行距離も長くなり、当然バッテリーも消耗するわけです。
毎回同じ住居スペースでの稼働なのに時間にバラつきがあるということは、毎回異なる何かの要素が絡んでいると考えられます。
また、「毎回同じ住居スペース」ではあるものの、複数の部屋、棚の下などの狭いスペース、細長い玄関エリアなど、ルンバにとってはけっこう複雑な空間になっているということも考えられます。

そこで今回は限定された単純なスペースで実験してみることにしました。

単純なスペースで毎回の稼働時間がほぼ同じであれば、実際の居住スペースの中にかく乱要素があるはずです。
逆に稼働時間がマチマチであればかく乱要素が不明となり、謎は深まることになります。
具体的には和室のスペースだけでルンバを稼動させて、「HOMEへ戻るモード」になるまでの時間を計測してみることにしました。
面積が狭くなったことで平均稼働時間に変化が現れるか否かも気になるところです。

我が家のルンバe5シリーズを制御するスマホアプリには、毎回の起動時刻を設定したり稼働時間を記録する機能はあるものの、スタートから「HOMEへ戻るモード」に切り替わるまでの時間を記録する機能はありません。
ルンバの稼動時間は数十分間で毎回マチマチと思われるので、ずっと見ているわけにもいきません。

そのため、ある装置を自作したのです。

Photo_20200905134901amazonや秋葉原のパーツショップで入手したキットや部品を組み合わせて作ったものがこれ。

ルンバが「HOMEへ戻るモード」になると、本体上部の家の形をしたマークがLEDで点灯するので、このLEDの光を検知したら時計を起動させ、そのまま清掃を続けさせる装置です。
前回のデータから平均稼働時間は30分間なので、起動から30分たったら時々様子を見に行き、「HOMEに戻るモード」になっていたらその時点までの稼働時間から搭載した時計で計測した時間を引けば、起動からHOMEへ戻るモードに切り替わるまでの時間がわかるというワケです。
Photo_20200905140601 ただしルンバがHOMEへ戻ってしまうとLEDも消えてしまい、時計の電源も切れてリセットされてしまいますので、全自動での計測とはいきません。
(そのような仕掛けを作るには、サイズや予算の問題があり断念しました)

さて、どうなることやら・・・。

次回コロナとルンバとリモートワーク5」へと続く。

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2020.08.30

うなぎをツマミに一杯:阿佐ヶ谷 阿づ満や

暑いねぇ~。
こんな日はうなぎ屋で昼酒というのもオツなもんです。
ウナギというのはお値段がやや張るので毎週食べるわけにはいきませんが、やはり定期的に食べたくなる一品なのです。

この日、セミの鳴き声を背に向かったのは阿佐ヶ谷の人気店「阿づ満や」さん。
土用の丑の日はとうに過ぎたというのに、開店前にすでに数人のお客さんが待っています。
まもなく開店したので女将さんに。

「ひとりです。」
と告げてカウンターへ。

お目当ては”うな重・上”ですが、うな重が出来上がるまでの時間を考えて、同時に”肝煮”と”焼き鳥”も注文しておきます。
もちろんビールも注文し、一人飲みの準備が整いました。

瓶ビールをコップに注ぎ。

フハァ~~。

とビールため息。

いいねぇ~、午前中からの一杯は。

Photo_20200815074501 まもなく出てきた”肝煮”
材料といい味といい、まさに酒のツマミ以外の何物でもない物体です。こいつをつまみつつ、文庫本を読み始めます。
うなぎ屋さんの良いところは、”待つこと”。
うなぎは注文を受けてから捌くのでどうしても時間がかかります。
この待っている時間に他のツマミと酒をチョコチョコとやりつつ、リラックスして過ごすのが良いのです。
カウンターの隣の席では、六十代と思われるオジサンが、これもビールを飲りながら(やりながら)スポーツ新聞を広げています。
店内はやや混んできて、店員さんが客席と厨房を忙しそうに往復しています。

続いて出てきた”焼き鳥”と交互に味わいつつ、ビールを飲み進めます。

テーブル席では老夫婦か、これも静かにビールを飲っています。

Photo_20200815074502 そして登場した”うな重・上”けっこうアツアツのご飯の上に乗せられたウナギはしかりと蒸しあげられた関東風。
口に入れれば舌の上にネットリと貼りつくような食感がたまらない。
たれは甘すぎず、そして多すぎず、米粒の主張を妨げません。

あ~、ウメェ。

タマンネェ~。

あまりの旨さに、口だけでなく胃袋まで動き出すかのような至福の時間。
ご飯粒一つ残さないように美しく頂きます。

「うなぎは時間がかかる」とは書きましたが、阿づ満やのような大衆店では、待ちくたびれるほどの時間はかかりません。
よってうな重を食べ終わっても、最初にたのんだ”肝煮”はまだ残っているので、ここで冷酒を一杯。
”肝煮”とバッチリ合うのはやはり日本酒です。
またもや文庫本片手にチビリチビリと、小さな贅沢を味わうのでした。

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2020.08.14

コロナとルンバとリモートワーク その2:データ公開編

サボり疑惑の出ていたロボット掃除機のルンバ。その検証が終わりました。時には1日に5回も掃除をするなどして、合計50回分のデータを集めたのです。(ヒマですね)
結果は表のとおりで、掃除がされていたなった場合にはそのエリアに×印を付けています。

No. 洋室 和室 キッチン 玄関 時間 ○の数 ×の数
1 × 33 3 1
2 23 4 0
3 45 4 0
4 25 4 0
5 × 17 3 1
6 36 4 0
7 32 4 0
8 × 29 3 1
9 × 12 3 1
10 × × 32 2 2
11 25 4 0
12 × × 14 2 2
13 × × 24 2 2
14 × × 15 2 2
15 21 4 0
16 35 4 0
17 48 4 0
18 35 4 0
19 23 4 0
20 × 20 3 1
21 20 4 0
22 34 4 0
23 × 18 3 1
24 40 4 0
25 34 4 0
26 × × 18 2 2
27 × 21 3 1
28 34 4 0
29 50 4 0
30 × 25 3 1
31 × 29 3 1
32 42 4 0
33 48 4 0
34 51 4 0
35 40 4 0
36 × × 23 2 2
37 36 4 0
38 37 4 0
39 22 4 0
40 19 4 0
41 × × 22 2 2
42 31 4 0
43 26 4 0
44 × 21 3 1
45 50 4 0
46 × 28 3 1
47 21 4 0
48 37 4 0
49  ○   42 4 0
50   ○  × 14 1 0
×の数 2 7 7 10     26
平均         30   0.980392
最長         51    
最短         12    

1回の掃除で×が1個でも発生する確率は52%。×の数は意外なことに玄関が一番多く、その次が和室とキッチンになっています。
洋室も2回×が発生していますが、ルンバのホームベースは洋室にあるので、洋室を掃除していないのではなく、たまたま擬似ゴミの上を通過しなかったということになります(他のエリアもその可能性はあり)
玄関に関しては擬似ゴミの設置場所が細長いエリアの一番奥(玄関入り口側)であったことが影響しているかもしれません。

不思議なのは清掃時間にバラつきがあることです。毎回バッテリーは満充電で、ルンバのダストボックスもゴミが溜まり過ぎない状態でスタートさせているにもかかわらず、最短は12分間で最長は51分間。平均は30分間となっています。

Photo_20200730095201 ルンバの動きを良く観察していると、清掃を始めてからある時点で「ホームベースに戻る」というモードに切り替わることが分かりました。
ただし「ホームベースに戻るモード」になってもルンバは掃除をやめて一目散にホームベースへ戻るわけではなく、掃除を続けながらウロウロ動き回り、そのうち偶然ホームベースの前を通ると、ホームベースからの赤外線信号をキャッチしてホームベースへ戻る仕組みです。
よって、「ホームベースに戻るモード」に切り替わったとき、たまたまホームベースから遠い場所にいたり、帰る途中で狭い空間に入ってなかなか出てこられないと掃除時間は長くなります。
ところがそもそも、「ホームベースに戻るモード」に切り替わるまでの時間が一定でないのです。
この違いがどこから出てくるのかは謎です。

その1:サボり疑惑編
その3:対策実施編へ続く。

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2020.08.02

阿佐ヶ谷:中華料理 三番で昼酒

Photo_20200719143401 長い梅雨も明けて夏の日差しが一気に強くなってきた日曜日。

この日向かったのは「中華料理 三番」いわゆる街中華のお店です。
このお店は阿佐ヶ谷の飲み屋街の一番端っこの、住宅街との境に位置しています。
決して派手ではない店がまえではありますが、それが逆に地域になじんで愛されていることの証明でもあります。

ガラリ・・・と引き戸を開けて、小さなテーブル席へと着席します。

中華のお店って、時々なぜか全体のスペースに合わない特大のテーブルと、それとは別に買ってきたチグハグなサイズの椅子がセットになっていて腰が落ち着かなかったり、あるいはテーブルやカウンターの上にやたらと物が置いてあったりすることがありますが、このお店は違います。
スッキリとした店内には小さなテーブル席がいくつか整然と並んでします。
壁にはおびただしい種類のメニューが貼ってありますが、これも全て同じ赤い紙に同じ高さになるように書かれています。
よく見ると鉛筆で下書きをしてから筆で描いたようで、こんなところにも仕事の丁寧さが見て取れて好感を持てます。


私:”瓶ビール”と”餃子”、あと”冷やし中華”をお願いします。

このお店の餃子は注文を受けた後に皮から作るので、ある程度時間がかかります。
そこでビールをやりながら文庫本(鬼平犯科帳)を読んで待つことにします。

グビ、グビ、プハァ~!
夏の日差しの中を歩いた分だけビールもウマイ。

しばらくして入ってきた二人連れは近所のご夫婦だと思いますが、やはりまずはビールを注文。
阿佐ヶ谷へ来て思ったのですが、昼酒に関してなかなか寛容なのです。
北九州でも昼酒をしている人(私とか)はいますが、周囲からやや批判的な視線を感じることもありました。
そんなときは、「遠山の金さんだって昼から酒を飲んでいるじゃあないか!特に杉良太郎バージョンは・・・」と心の中でお上の威光をかざしたりしたものでした。
それに比べて阿佐ヶ谷では、中年夫婦が余裕で一杯やっているあたり、酒好きにはたまらない、いい土地柄なのです。

そして到着した餃子。

モッチリした皮の中は、野菜中心の具がたっぷり。

こういう街中華は、なんと言っても安心感があります。

値段が高いということはないし、食べ方の分からない変わった料理もない。
味も誰にでもわかる味付けで確実にオイシイ。
広くないからお店の人の目も行き届いている。

和食のお店だと、料理は満足でも日本酒がイマイチでがっかりするパターンがありますが、私は中華の場合は最初からビール一辺倒に決めているのでその心配も無い。

その後に入ってきた三人組は会社員風(たいへんですね、日曜日なのに)
話しぶりからこのお店にはたびたび来ているようですが、そのうちの一人が餃子とチャーハンのどちらにするか散々迷ったあげく、最後になぜかワンタン麺を注文。(こういうヒト、いますよね)
静かな店内で他のお客さんを観察するのは実にオモシロイものです。

こちらはビールの残りを確認しつつ、冷やし中華に取り掛かりました。
冷やし中華も最近ありがちな”変わり冷やし中華”のようなものではなく、昭和の味を守り続けている感じがうれしい。

フゥ~。いい感じに満腹だ。

いくら昼酒に寛容とはいえ、飲み過ぎるのは御法度。

ブラブラ歩いて、特に意味もなく近くの公園の様子でもチェックして、家に帰ることにしたのでした。

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2020.07.21

阿佐ヶ谷:柿ざわ にて蕎麦屋酒

東京へ転勤したら思う存分食べたいと思っていたものが三つあります。

醤油ラーメン、マグロ、そして蕎麦です。

九州においてラーメンと言えばトンコツ。他の種類もあるにはありますが、圧倒的にトンコツラーメンが多く、逆に醤油ラーメンはかなりの少数派なのです。

マグロについても同様で、西日本はタイやヒラマサといった白身の魚が多く、なかでも海に囲まれた九州は地元産の魚介類がたいへん美味しいため、マグロのように遠くの海から冷凍して持ってきたモノは敬遠されるのです。
たまに近海で捕れたマグロが出ることもありますが、それはそれでお値段が・・・。
ということでマグロを思いっきり食べることが難しいのです。

蕎麦にいたっては更に難しくなっています。
ラーメンとうどんの小麦粉勢に押されてそもそもお店の数が少ないし、”麺類”というくくりで小麦粉勢のソウルフード的な低価格が基準となってしまいます。
よって蕎麦に関しても「何の変哲も無いお蕎麦屋さん」的なお店ばかりになってしまっているのです。

少々お高くても、季節のツマミと美味しい手打ち蕎麦。それにお酒。

というお店はなかなか無いのです。

しかし東京へ移ってからは状況が一変。
醤油ラーメンもマグロも、そして蕎麦もいつでも食すことが出来ます。
気がついたら月曜から金曜まで、昼か夜に必ず蕎麦を食べている週もあるほどです。

00 そんなある日、小雨の降るなか向かったのは阿佐ヶ谷にある蕎麦やさん「柿ざわ」です。

私:こんばんは。
と入店すると、奥から女性の店員さんが現れます。

私:ひとりです。
店員さんに促され、吸い込まれるように奥のカウンター席へと向かいます。
お店の造りとしては奥に長い構造ですが、店内の空気はスッキリとしており、カウンターやテーブルは当然ピカピカに磨き上げられています。
このような本各店ならではの”空気感”が、なんとも嬉しいものなのです。

01_20200718074301 まずは”ハートランド ビール”をお願いし、喉の疲れを癒します。

グビッ、グビッ・・・

シュワーッと炭酸が流れ、

フィ~!と、ビールため息をひとつ。
楽しい夜の始まりです。

02_20200718075101 ツマミは”小皿三種”からスタート。

6種類ある小皿料理から3種類。”パプリカとズッキーニの焼き浸し” ”水ナスの浅漬け” ”白瓜のカラスミ和え”を選択。

たまんないねぇ~。この風景。

酒宴の準備が整いました。

ハートランドを飲み干したらお次は日本酒です。

03_20200718075201日本酒は10種類くらい用意されており、片口で供されます。

まずは島根の”開春 純米超辛口”をオーダー。

おお~、なんかスゴイ酒器で出てきたゾ。

心躍らせながら開春を一口。

スッキリグイッと。
鳥取・島根・石川三県のお酒はまず間違いなく美味しいのです。

05_20200718075201

後からやってきた他のお客さんもお酒を頼んでいますが、皆静かに飲み、くつろぎ、あるいは語らっています。

小皿のツマミも少なくなってきたので、ここで”ハモの天麩羅”を注文。
まさしく季節のお料理を前に胃袋が動きます。

04_20200718075201

二杯目の日本酒は宮城の”伯楽星 純米吟醸”をチョイス。

このお酒も毎年ハイレベルを維持しているすばらしいお酒です。
艶やかな吟醸香と、涼しげな色の片口がジメジメとした長梅雨の雰囲気を追い払ってくれます。


06_20200718075201 注文のたびに女性店員さんがテキパキと対応していただけるので、リズム良く酒と肴をいただくことができます。
最後は当然お蕎麦で、”鴨せいろ”。
やや細切りでエッジのしっかりした蕎麦をたぐって〆たのでした。

ハートランドがある、日本酒は片口で供され、蕎麦がウマイ、接客も良い。

文句ナシのお店なのでした。

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