2016.07.18

ボルダリングで使うブラシを作ったんですよ。

1ボルダリングジムで登る壁についている模擬の岩のことを「ホールド」と呼びます。
ボルダリングはこのホールドを手でつかんだり、足を載せたりしながら登って行くのですが、その際手には滑り止めの粉(チョーク)を付けます。
滑り止めを目的としている粉なのですが、コレがホールドにたくさん付きすぎると、元々ザラザラ仕上げになっていたホールドの表面の凹凸を埋めてしまい、かえって滑りやすくなることがあります。

そういうときに活躍するのがブラシ

ホームセンターで売っているブラシや歯ブラシなどで表面を清掃すると摩擦が一気に回復するのです。
どこのジムでもブラシが置いてありますし、自分で”マイブラシ”を持ってくる人もたくさんいます。
しかしこのブラシ。市販されているほとんどの物が、柄がまっすぐか、あるいは反り返っているのです。
そもそもの用途が塗装の下処理や清掃なので、ブラシで擦る対象物の位置が足元か目の高さになり、その場合柄が反り返っている方が使いやすいわけです。

ところがボルダリングの場合は下から手を伸ばしてブラッシングする格好になることが多いので、柄の角度が逆、つまり下に向かって曲がっている方が使いやすいと思うのです。

そこで今回、市販のブラシを改造してみました。

まずはホームセンターでブラシを物色。
柄の材質は木材やプラスチックなどいろいろありますが、今回は竹を選択。
もともと反り返っている物はそのように加工してあるので、これを逆方向に曲げ直すのは困難であると考え、柄がまっすぐなタイプを購入しました。

竹を曲げるのは案外簡単で、ガスレンジやロウソクの炎で曲げたい部分をあぶります。
数分後に頃合いを見て両手でギュッと曲げると曲げることが出来ます。
曲げたらそのまま力を抜かずに、あらかじめ用意しておいた氷水に浸けます。
氷水で冷やされると、竹は曲がったままの形状に固定されるのです。(氷水に浸けないと元に戻ってしまいます)

曲げた後は長すぎる柄の部分をカットし、吊り下げる金具を通す穴をあけます。
ボルダリング中はチョークの入ったボトルとブラシを常に持ち歩くので、この二つを連結しておけば便利なのです。

4 ここで今回使用したのが魚釣りの道具を吊り下げて持ち歩くときに使うマグネット。

このマグネットは魚釣りの道具としては以前から知っていたのですが、大事な道具をマグネットで吊り下げて歩くというのは、どうも不安(気が付いたらどこかに落としていたとか)で使っていなかったのです。
しかしジム内で行うボルダリングの場合は万が一落としてもいいだろう(ブラシは100円だし)ということで使ってみました。


結果としてこのマグネットが大成功。
何しろマグネットの磁力が強いので、ブラシを使い終わったら床に転がしてあるボトルのあたりにブラシを落とせば勝手にバチィ~ンくっついてくれます。
使うときは引っ張れば磁石が離れてくれます。
カラビナなどで連結・脱着する方式だと、いちいちボトルを取り上げての操作になるので、それに比べればかなりラクチンなのです。

3ブラシの使い勝手も予想通りにイイ具合。

写真ではちょっと分かりづらいかもしれませんが、真っ直ぐな柄のタイプよりも低い位置からブラッシングできるし、特に肘の位置がかなり下がるので腕の角度的にも作業が楽なのです。

さーて新兵器も導入したことだし、今年は1級目指して頑張ります!

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2016.07.10

小料理 なみ にて東洋美人を味わう。

梅雨も後半に入り蒸し暑くなってきた今日この頃。
いつものように仕事を終えると足早に向かうのは小倉の飲み屋街。

今宵うかがうのは紺屋町の「小料理 なみ」です。

開店直後の時間帯だけに先客は無し。
ひとり酒宴を張ることにします。
カウンター席に陣取るとまずは”キリン・ハートランド”で準備運動です。

クゥ~、いいね、労働の後の一杯は。

Photoツマミはお通しに加えて”フツウサラダ”です。
この”フツウサラダ”は、私がダイエットに励んでいる時期に大将にお願いして作っていただいた「普通の野菜サラダ」が定番メニューに進化したものなのです。
時々メニューを見て、

「フツウサラダって何ですか?」

と聞いているお客さんを見ては、私としては心の中で小さくガッツポーズしているのです。
Photo_2さてお次は日本酒に移行し、”南 純米吟醸”に”お刺身盛り合わせ”。

上品で、そして美しく引かれたお刺身をアテに、チビチビと呑み進む時間の幕開けです。

”南”はやはり純米吟醸に限るなぁ~。

と、あらためて思い始めた頃には盃が空に。

Photo_4このあとは静岡の銘酒”開運”に進むのがいつものパターンです。

お酒のネーミングというのはなかなか大切で、私が焼酎になじめない原因はもしかしたらここにあるのかもしれません。

”大魔王”とか”黒サソリ”はたまた”元老院”なんかよりは、やはり”開運”の方が気分的に良い。


Photo_5そんなどうでもよいことに思索をめぐらせつつ、三杯目は”東洋美人 ippo
をお願いし、合わせるツマミは”チーズパオ”です。

東洋美人というお酒を知ったのは十年以上前(東京勤務時代)で、当時は今より少し味の濃い感じの、燗が似合うお酒だったと思います。
わりと好きで飲んでいたのですが、そこはやはり山口県のお酒。関東よりも九州のほうがグッと手に入りやすいワケです。
ところがいつの頃からか、味が変わってきた。

日本酒は雑誌などで取り上げられてちょっと人気が出てくると、その後味が落ちる銘柄がよくあるように思います。
あくまでも個人的な意見ですが、その兆候としては、

・同じお酒の中で種類が異常にたくさん増えること。
・輸出がはじまること。

だと思っています。

製法上毎年同じ味のものを造ることすら難しいのに、やたらと種類を増やしても意図したものが出来るのだろうか?
輸出で日本の文化である”酒”を世界広めるのは賛成ですが、それで国内が品薄になっては本末転倒ではないのか?
と思うのです。

で、この夜3杯目の東洋美人も一時期いろいろと種類が増えて、最後はラベルで田んぼの番地を表す銘柄までもがが登場しました。酒米の違いくらいならともかく、田んぼの番地まで細分化されても普通の消費者にはその違いはわからないのです。
その後2013年に天災にあい田んぼが崩れてしまい、しばらく姿を見かけなかったのですが、数年前に「原点」と銘打ったお酒が登場。
災害からの復興を祈りつつ飲んだものの、正直な感想として味はいまひとつでした。

Photo_6そして最近出てきた「東洋美人 ippo
原点から一歩ずつ歩み始めたという意味のippo。これが素晴らしく美味しい。
しっかりとした土台の上に今風のすっきり感がフワリとかぶさり、文字通り美人が薄化粧したような美しい味のお酒に仕上がっています。

正直、昔の東洋美人よりも良くなった。

何杯飲んでもあきが来ないスッとした舌触りが、造りの確かさを物語っています。

だまって盃を傾け、生産すら出来なくなってしまう状況からここまでに至る蔵元さんの努力は、経営の面も含めて並大抵なものではなかったであろうと想像すると、目頭が熱くなってきます(年のせいか最近涙もろくなっています)

山口県の銘酒復活です!。


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2016.07.01

燻製作りを始めたんですよ。

00酒飲みという人種はツマミにもこだわるもので、お酒のレパートリーが広がるのに連れて食の方も守備範囲が広がっていきます。
知り合いや近所の人が分けてくれる毎年の旬の食材を楽しみにしたり、旅に出れば各地の名物を求め、それに酒を合わせる。
三十代半ばくらいからは珍味を酒の友とし、「旨いものをちょこっと」で満足するようになるものです。
そんな酒飲み達が、酒の和洋を問わず好んで食するツマミが「燻製」です。
この燻製、お店で食べる分には何の問題も無いのですが、自宅、しかもマンションで作るとなるとどうも敷居が高いように思っていたのです。
燻製作りに関する書籍はたくさん出版されているし、燻製用の機材も実に様々なものが売られています。
更にマンションでは煙の問題があります。

まさに何から手を付けてよいのかわからない状態。そんなある日、マンションでの燻製作りをあきらめきれずにWEBでアレコレと調べていると、どうやら煙の問題を解決できそうな機材を発見しました。
01Zwilling ツインスペシャルズ スモーカーセット”という製品で、見た目は写真のように鍋のような形。
実際鍋としても使用可能なのですが、こいつの内部に燻製材料を載せる網と、材料から落ちる水分をスモークチップに直接触れさせないためのカバーのような部品がセットできるようになっているのです。

amazanのカスタマーレビューでも評価は上々のようなので、早速購入してみました。

このスモーカーセット、鍋状の本体と蓋の部分がピタッとハマり密閉度が高い。よって燻製製作中もモクモクと煙が出ることは無く、換気扇を回していれば室内に煙が充満することもありません。
燻製が完成して蓋を開けるときにはさすがに大量の煙が出るので、一時的にマンションの通路へ持ち出す必要はありますが、これでマンション暮らしでも燻製を作ることが出来そうです。

で、肝心の燻製作りですが、とりあえずスタートとしては心配したほどのハードルの高さはありませんでした。
03スモーク用のチップなどもWEBで簡単に入手できるし、レシピも入門クラスの書籍の通りに作ればOK。
多くの場合材料を乾かす工程があるので、このような干し網の中に入れてマンションのベランダや通路(その時間帯に日陰になる側)でしばらく乾燥。
その後各種チップを一握りと材料をセットして、燻製開始。
短いものは10分くらいで出来上がります。


04出来上がった燻製は酒のツマミとして最高。

シシャモやホタテといった元々酒のアテとして活躍していたものはもちろん、肉類やタコなどもたいへん美味しくいただけます。
燻製にすると火が通るのと同時に独特な味もつくので、塩分を控えるという意味でも健康的。
更にある程度日持ちもするので、週末に翌週分のツマミを一気に作っておくことも可能です。

05簡単に出来て日持ちする定番はカマンベールチーズ
冷蔵庫で冷たくなっても、口に入れる直前に鼻腔をくすぐるその香りがたまりません。
ソーセージみたいに加工された肉類もイケるし、変わったところでは”ちくわぶ”なんかもしっかりと味がついてオイシイ。
肉類では鹿の肉なんかもウマかった。

06香りを楽しむという意味ではスーパーで買ってきた”ウナギの蒲焼”なんかもいつもとは一味違う味わいが湧いてくる感じでgood!

燻製って、何でもオイシクなる!
中には下準備としてソミュール液やピックル液と呼ばれる塩味の液体で下処理をしたほうが良い素材もあって、そういうものは時間がかかる分出来上がった時の喜びもひとしおです。

う~ん、美味しくて奥の深い燻製の世界。
当分ハマりそうです。


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2016.06.01

ベランダカウンターがバージョンアップしました。

Photoベランダからの眺めが良いこと、これがほとんど唯一のお気に入りポイントである我が家。
天気の良い日にはベランダに設置したカウンターで、気持ちのいいランチを楽しんでいることは以前にも紹介したとおりです。

しかしこのベランダカウンター、当然ながら夜は暗くて使えません。
昼の眺望が良いということは、夜は夜で夜景も楽しめるし、夏には遠くの花火なんかも眺めることができるのです。
夜景や花火を眺めながら一杯やりたいなぁ~。

何とかして照明を設置できないものかと、ず~っと考えていたのです。

単純に照明をカウンターの上に置こうとすると、いろいろな問題が出てきます。

まずはスペースの問題。
カウンターの幅が約90センチと狭いので、わりと小さな照明器具でも邪魔になります。

Photo_2次に収納の問題。
洗濯物を干したりするときに邪魔にならないように、使わないときは写真のようにカウンターの天板を取り外しています。
よって使うとき、使わないときで照明器具を出したりしまったりするのはメンドクサイのです。

最後に、これが一番の難題で、雨にぬれる位置に設置することになるので、屋外仕様の照明器具にするか、自分で工夫して防水処理をしなければならないでのす。

Photo_4そんなある日、事情があって物干し竿を掛ける支柱を取り払い、軒の部分に突っ張り棒を設置し、その突っ張り棒に物干し竿を吊るすことになったのです。

そして突っ張り棒を設置しているときに、脳ミソに稲妻が走りました!

この突っ張り棒を利用して照明器具を設置し、上から照らしたらどうだろう。
できればバーのカウンターみたいにスポットライトで・・・。

軒下なので屋内用の照明器具でも行けそうだし・・・。

Photo_5ということで早速ホームセンターで材料を購入。
まずは木材に塗装を施していきます。
(しかし何かと役に立つなぁ、P箱は)




2次に木材と突っ張り棒を固定するためのUボルトを通す穴を開けます。
寸法は現物合わせでOK。
この木材にスポットライトを取り付け、上面に電線を這わせるという計画です。



1スポットライトは大きなクリップで取付相手を挟むタイプ。
売っている中で一番小さく、明るさも弱いタイプであったにもかかわらず、仮設置してみたところ明かりが強すぎ、照らす範囲も広すぎました。
そこで再度ホームセンターへ行き塩ビパイプ用の継ぎ手を購入。
これらを組み合わせて、ライトの口径が小さくなるように加工します。


2_2アルミテープで接合して、つや消し黒のスプレーで塗装すれば出来上がり。
アルミテープは粘着力が強力なだけでなく、テープ自体に素材としての強度があるので、DIYではいろいろと役立ちます。



3ちなみにスポットライトの電球はLEDタイプを使用したので定格寿命が40,000時間。
なのでまぁ電球の交換は気にしなくても良いのですが、いざとなればテープを切るか剥がすかすれば交換は可能です。



Photo照明のON-OFFを操作するためのプルスイッチは、手に入ったものがあまりにもチープだったのでコチラもつや消し黒に塗装し、ヒモは真鍮のチェーンに交換しました。

夜になり照明の角度を調整したら完成です。


01ご覧の通りイイ感じ。


ちょっとしたツマミと美しいグラスに上物のウィスキー。
夜景を眺めながら至福のひと時を過ごすことが出来るようになりました。

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2016.05.01

唐津へ行ってきたんですよ。

今年のゴールデンウィーク、実家には帰らずに九州で過ごすことにしました。

この時期の九州といえば、一番大きなイベントは「有田陶器市」なのです。
陶磁器の産地として全国的に有名な有田・伊万里地域で大規模な陶器市が開かれ、連休中はものすごい数の人で賑わうのです。
しかし私はどうもこの「有田陶器市」には触手が動かないのです。一番の理由は、”人混みが嫌い”ということ、二つ目は”酒器が少ないと思われる”ことです。
以前仕事で有田を通りかかったときに、いくつかお店を覗いてみたり、あるいは別の陶器祭りなどで見た限り、有田焼はお皿やお椀の割合が多く、盃や徳利が少ない印象を持っているのです。

01ところでこの時期、有田以外の陶磁器の産地でもイベントが多数開かれているのです。
それらについて調べていたところ、「唐津焼きもん祭り」なるイベントを発見しました。
このイベントのパンフレット、なんと表紙に私の大好きな片口が写っているではありませんかっ!

盃や徳利よりも、更にマイナーな酒器である片口です!

内容を見ると、「古唐津のぐい呑み展」なる展覧会も行われるとのこと。

ここまで酒器にフォーカスしているとなると、これは行ってみる価値がありそうです。

特急列車を使わないと片道3時間くらいかかるのですが、車窓から玄界灘の美しい海を眺めながらの旅は楽しめます。
02唐津駅に到着すると、懸念していた人混みは全くナシ。
むしろ駅前は閑散としています。
最初に「古唐津のぐい呑み展」を見学した後、ショップや窯元が展示・即売を行っている商店街へと向かいます。
各コーナーを除いてみると、盃やぐい飲みは言うまでも無く、ほぼ全てのコーナーに片口があるではありませんか!

オオーッ!唐津焼とはなんてすばらしいんだ!

(もちろんお皿やお椀、花器や茶器もたくさんあります)

好みの酒器を物色しつつ商店街をブラブラと歩きます。
街並みは古い城下町の趣を残しており、静かで落ち着いた雰囲気の素敵な町です。

03晴天のポカポカ陽気で、心地よい風が吹いています。
立派な構えの唐津神社を見つけるとお参りし、旧唐津銀行の建物での展示「食と器の縁結び展」へと向かいます。

展示を見終わり建物から出てくると、近くに渋~い木造の建物を見つけました。

04建物の前にはうっすらとした煙と芳しいウナギの蒲焼の香りが・・・。
竹屋」というこのウナギ屋さんは木造で三階建て、文化財に指定されていることを表すプレートが設置されています。
かなり古い建物であることは間違いないのに、木材の表面はキレイに手入れがされていて実に好感が持てます。

もちろんランチはこのお店でいただくことにしました。

05店内に入ると古い建物らしく上の階の人が歩くたびにギシギシという音がしています。しかし建物は隅々まで実にきれいに磨き上げられており、この景色と音を堪能しつつし時を過ごします。

しばしの後に鰻丼という幸せが訪れました。
ウナギは表面に独特の弾力がありすばらしい食感。
お供は肝吸いとキリン クラシックラガーの大瓶です。

食後もかなりの予算オーバーを覚悟しつつ酒器ばかりを物色しながら駅へと戻ったのでした。

06そしてこれがこの日の収穫。

盃はお酒の色がよくわかりそうな色のもの、お酒を注いだときに内側の景色が変わりそうな物を中心に選びました。



07徳利と片口も一つずつ購入。

特に片口は、
「こういうの前から欲しかったんだよなぁ~」
と言いたくなる(言ってしまった)ドンピシャリの物を入手できて大満足でした。

08多分一生にそう何度も出会うことの無いであろう一番のお気に入りとなった片口でいただく日本酒は、小旅行の疲れを癒し、心地よい眠りへと誘ってくたのでした。

最後に、唐津市は「唐津焼と地酒で乾杯する条例」という条例が施行されている、実に民度の高い都市であることを付け加えておきます。


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2016.01.24

昼酒の幸せ 「そば切り からに」

先週は金曜日に大阪への出張。
寒い寒い朝5時に起床し、夕方まで3つの会議、夜は夜で会社飲み会と、体力的になかなか厳しい一日なのでした。
その夜は日付が変わってから梅田のカプセルホテル「大東洋」に潜り込みました。
「カプセルホテル大東洋」は、チェックアウトが12時と遅いのがありがたい。翌朝は遅めの起床です。

向かったのは梅田から一駅、福島という駅を降りた静かな商店街。
福島聖天通商店街は、一直線に長く続く商店街なのですが、商店意外にも居酒屋、BAR、洋食屋さんなど食事系のお店も多く、しかもどのお店もなかなかの雰囲気。
特に居酒屋関係は、日本酒に力を入れていることが開店前の時間帯でもわかるほどです。

1その静かな商店街の一番奥に、「そば切り からに」はヒッソリと佇んでいます。

引き戸を開けて入ると、まだ先客は無し。
イカツイ感じのご主人と、明るく美人の奥さんが迎えてくれます。

奥さんに、「どちらでもどうぞ~~。」
と促されて、真ん中の大きなテーブル席のひとつに腰掛けます。
まずは”ハートランド”をお願いして一息。
2ごく薄いグラスでいただく午前中からのビール。

至福の瞬間です。

静かな店内には古民家の廃材などを美しく蘇えらせたテーブルや椅子、棚などが据えられ、それらの微妙な木目や古い傷などが目を楽しませてくれます。
ハートランドを飲み干したら、”子持ちコンニャク”と日本酒をお願いします。
お酒はお店にお任せで順番に出てくるシステムとなっていて、この日の一杯目は石川県の”手取川”です。
プルルンとした子持ちコンニャクにスッキリとした手取川。
ゆっくりと味わっていると、徐々に他のお客さんもやって来ました。
ほとんどの客はまずお酒を注文するという本格派で、皆節度を持って飲んでおられます。

3お次は”豆腐のもろみ漬け”をお願いしました。
濃厚なお味で少し冷たくしてある”豆腐のもろみ漬け”は、いうまでも無く日本酒を友とせねばなりません。
お酒は”陸奥八仙”が登場しました。
お酒が片口で供されるのもこのお店の素敵なところ。
どこかの古道具屋で仕入れているらしい酒器たちも魅力的です。

あぁこのすばらしい雰囲気のお店にもっと浸かっていたい。

そんな気持ちになりもう一品。”にぎり天”とお酒は”国権

4最後にお蕎麦は”かも汁せいろ”の細切り。
蕎麦から漂う香りもすばらしいが、細切りの角のシャープさがこれまた素晴らしい。

寒い冬空の下を歩いて帰るのに備え、最後はかも汁を熱~い蕎麦湯で割っていただきました。

いつか大阪に住むなら、絶対にこの町に住みたい。
そんな思いを胸に帰りの新幹線へと向かったのでした。


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2015.11.01

熊本の夜。大満足で二夜連続

先週は久々に熊本へ出張してきました。
夕方に新幹線で移動して先乗りしていた若手社員Nと合流。Nが予約していたはずのビジネスホテルへ向かいますが、Nの手違いで予約はされておらず、しかもホテルは満室。
そこで急遽カプセルホテルへと向かいます。

「スイマセン・・・」とうなだれるNですが、カプセルホテル好きの私としてはなんら問題ありません。そそくさとチェックインを済ませて繁華街へと向かいます。(ほとんどのカプセルは繁華街の直近にあるものなのです)

某口コミサイトで本日のお店を決めようとするNを、
「ダメダメ、そんなのまったく当てにならないから。」
と制し、自らのアンテナを働かせながら歩いていきます。

建ち並ぶ飲食店ビル。
大きなお店が入っている建物はスルーして、小さなお店が集まっていそうなビルを一つ一つチェックしていきます。
ビル内の路地ともいえるような通路を覗き込むと、居酒屋、寿司屋、スナック、パブ、カフェなど様々な種類のお店が集まっていて、歴史のある観光都市ならではの味わいが感じられます。

そんなビルのひとつ。
Photo_3奥の方を覗き込むと一番奥に良さそうな感じの扉が・・・。
あらためて入り口付近を見ると、「郷土料理のお店です」と手作り風のボードと、手書きの「今日のオススメメニュー」。
この手の手作り看板のデキというのはお店を判断する重要な要素であって、完全シロート手作り風のチャチなのを貼っているお店はダメ。逆に業者お仕着せの味気ないものもダメ。
このお店は”デザインの心得がある友達にお願いした”感じ(あくまで想像ですが)であり、手書きの文字も丁寧で好感がもてます。
ビルの壁に取り付けられた正式な看板には”馳走庵 ばあば”とあります。
「馳走」という単語からは、美味しい食べ物のあるお店であろうことが、
「庵」という文字からは、それほど広くないお店であることが想像されます。

私:「ここだ、ここにしよう。」

奥の扉を開けると、5席くらいのカウンターと、テーブル席が3つほどの店内。
先客はなし。
白い割烹着の女将さんが、「どこでもどうぞ~」と促してくれるので、私とNは奥のテーブル席へ腰を落ち着けます。

そしてまずは”生ビール

私:「あーウマい。ホテルが変わったおかげで歩いたから余計にウマい。」
N:「スンマセン・・・。」
私:「別にいいよ、オレはカプセル好きだし。」

などと話しつつ、せっかくなので熊本名物を注文します。
”馬刺しの盛り合わせ””辛子レンコン”をお願いします。
すると女将さんが、
「辛子レンコンはこれから揚げるので少し時間が掛かりますがよろしいですか?」
我々:「いいですとも、いいですとも。」

(そうか、辛子レンコンというのは揚げて作るのかと初めて知る)
私:「念のため、エ~ット、すぐ来そうな”ポテサラ”もお願いします。」

早速出てきた”ポテサラ”をいただくと、フワフワした食感にしっかりとした味。
もちろん手作りです。

Photoツヤツヤの”馬刺し盛り合わせ”が来るころには”生ビール”も二杯目が終わろうとしていました。
あらためて店内を見回すと、カウンターには四十代後半とおぼしき男性客と、二十代後半から三十代前半と思われる女性客が、それぞれ一人でカウンターの両端に。
大将は相川翔に似た感じで、一人客の相手をしながら働いています。

ん~、やはりいい店だ。
店もよいが客層も良い。


壁を見ると生ビールは三杯目からジョッキが「大」になると書いてある。
もちろん三杯目をお願いし、まもなく”辛子レンコン”が出てきました。
Nが早速口に運びガブリ。

N:「ウマイ!ウマいっすよコレッ!」
私:「どれどれ・・・、オオッ!確かにウマいッ!」


Photo_2ほのかな温かさに、上品な辛味が味覚中枢を直撃します。
正直なところ辛子レンコンというのは、辛いばかりで特に好物ではなかったのですが、このお店の辛子レンコンは激ウマです。
これを頂いたらもう高速のサービスエリアで売っている辛子レンコンは食べられません。
もちろんビールとの相性もバッチリデす。

私:「あの~、日本酒とかもあるんですか?」
女将さん:「ありますよ、え~と、熊本のお酒ですと”泰斗”というのがあります。」
私:「それ、お願いします。」


つまみは”おにしめ”(里芋や野菜を煮たもの)で、地元のお酒を味わいます。
日本酒は他にも山形の”ばくれん”など数種類を置いてあって、これまた十分に楽しめます。
聞くところによると「ばあば」という店名は「おばあさん」という意味で、以前は大将のお母さんがメインでやっていたのだとか。
現在も”おにしめ”などの家庭風料理はお作りになっているようです。

帰り際に大将に、「明日も来るからね。」
と言い残し、実際に翌日の夜も訪れ、しかも前日とほとんど同じものを注文したのでした。

記憶の中にいつまでも確実に残るお店。
そんなお店を見つけることも、出張の醍醐味なのです。


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2015.10.10

秋の夜長、自ビールに酔いしれる。

気がつけば今年も十月。

秋です。

まずはサンマで開幕し、続いてギンナンやキノコといった山の幸が旬を迎える幸せな季節の到来です。
そんな豊かな季節に合わせたというわけではないのですが、少し前から自宅でビー○を作っていたのです。
1写真のようなWEBで購入可能なキットを入手し、自分で作るビー○、すなわち「自ビール」を作ってみたのです。
ビンや王冠も合わせて購入し、ラベルも自作。
着手してから約四十日間。取扱説明書通りに出来ていれば、いよいよ飲み頃を向かえたはずなのです。



3冷蔵庫でしっかりと冷やした自ビールに栓抜きを当てて抜栓。

プシュッ!

といい音がして一安心。
同じく冷やしたグラスに注ぐと、密度の濃そうな泡が盛り上がります。
グイっと一口運ぶと、ピルスナーらしい飲みやすさの後に心地よい香りが鼻腔をくすぐります。

ウマいぃ~。

2_2この日はいよいよ自ビールの王冠を開けるとあって肴も特別なものを用意。
メインディッシュは松茸(アメリカ産ですが)
これを単純に焼いて、カボスを絞っていただきます。

一人暮らしだとこういった高級食材を独り占めできるのがウレシイ。

松茸ならではの食感に、微かな土の風味が合わさって野性味を感じさせてくれます。

正直なところ、自宅で作るビー○なんてあまり期待していなかったのですが、これはイケる!
コスト的にも普通の瓶ビー○よりも安く出来るのだから、普段買っているものの税金がいかに高いのかということについても身をもって・・・。

第一回目は各所へ配る分も多くて自分で飲む分が少なくなってしまったのですが、翌日から早速次のロットの仕込みに取りかかったのでした。

※今回作ったのはいわゆるビールではありません。自ビールというまったく新しい飲み物です。


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2015.04.20

夕日のベランダカウンター

4マテ貝掘りを終えて自宅へ戻ると、そろそろ夕暮れ時。
陽気も温かくなってきたので、ベランダカウンターで早めの夕食をとることにしました。
思えばこれまでベランダカウンターはランチ専用で、夕食に利用したことはありませんでした。

夕日の沈む時間に合わせてカウンターをセッティング(板を載せるだけですが)し、ワインと料理を並べます。
7まずはボンゴレ・パスタ。
獲れたてのマテ貝を使い、我が家のベランダで採れたクレソンもトッピング。
マテ貝独特のツルッとした舌触りと、噛んだときの歯ごたえがたまりません。
8
もう一品は、モッツァレラチーズ&トマトのサラダ。
こちらにもベランダで採れたハーブ類をたっぷりと使いました。


6沈む夕日を眺めながら、マテ貝のパスタとワイン。
ベランダカウンターでの小さな贅沢です。

今年は日没後も利用できるように改良を加えようかなと思ったりするのでした。

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2015.04.19

マテ貝掘りに行って来たんですよ。

北九州に転勤を命じられてから、かれこれ今年で8年目になります。
転勤して最初に嬉しかったこと、それは”マテ貝が普通に魚屋さんで売っていたこと”なのです。
マテ貝、この奇妙に長細い二枚貝は、私が以前住んでいた関東地方では比較的珍しく、居酒屋でも二度しか見かけたことが無い(一回目は秋葉原の老舗「赤津加」二回目は貝料理をメインとした別のお店)のです。
しかしその数少ない経験において、マテ貝は独特の食感とかすかな苦味によって私の心を既にとりこにしていたのでした。

そんなマテ貝が北九州では魚屋さんで普通に売っている。それどころか”マテ貝掘り”と言って、素人が砂浜で採取できるというのですから驚きです。
アサリを中心とした一般的な潮干狩りとは区別して、わざわざ”マテ貝掘り”という独立した種目になっている点にも心を惹かれます。

毎年春のこの時期、早い時間の居酒屋のカウンターなどで、同伴出勤と思われるスナックのオネーチャンが、
「アタシさぁ、来週マテ貝掘り行くッチャー」
とか話している光景も珍しくないのです。

当然私も”マテ貝掘り”にチャレンジしたかったのですが、いざやろうとするとなかなか情報が無い。
やっと見つけた場所にも、
「近年、貝が減少しているため、向こう三年間潮干狩り、マテ貝掘りは禁止します。○○漁協」
みたいな看板が設置されているなどして難航していたのでした。

そんなある日、取引先のKさんが、

「FUKAWAさん、K地区のN社の工場の隣に、広い砂浜があるの知ってます?あそこでマテ貝がかなり獲れるんですよ!しかも漁協が権利を放棄しているのでタダなんですよ!」

と耳打ちしてくれたのです。
釣り好きでもあるKさんの情報であれば間違いなしということで、大潮の干潮にあわせてマテ貝掘りに挑戦してきました。

現場に到着すると、ものすごい数の車が停まっています。しかし工業団地内の広い道路で駐車禁止の規制もないため心配なし。

車の数は多いものの、砂浜が広大なので人混み感はありません。

これがいいんだよなぁ~、北九州って。

車で少し走ればちゃんとした自然があって、かなりの人気スポットであっても関東みたいに人人人・・・ということはまず無い。
ゆっくりと遊ぶことが出来るのです。

1_2砂浜に降り立ち辺りを見回すとと、予想通り人々は沖の方に集まっています。

沖に向かって歩くこと数分。

途中で何度か砂を掘り返しますが、なかなかマテ貝の穴を見つけることが出来ません。
更に沖へと向かい、地元のベテランらしきオバチャンが掘りはじめている辺りでコチラも彫ってみます。
干潮で露出した砂の表面を鍬でサクッと削ると、直径3mmくらいの小さな穴を発見。
そこに塩を少々ふりかけると、中から少量の海水が出てきました。

生命反応有り!

しばらく待つと、マテ貝がニョキッと登場。

2貝殻まで十分に突き出たところで、根元をグイッとつまみ、砂の中で粘るマテ貝をグググッと引っこ抜きます。

ヨシッ、獲れた!

こんな感じで徐々に沖へと移動しながら、マテ貝を捕獲していきます。
アサリを対象とした潮干狩りでは、とにかくザクザクと掘って獲物を掘り出すわけですが、マテ貝掘りの場合は穴を見つけてからの駆け引きがオモシロイ。
ピュッと出たかと思うと引っ込んでしまい、なかなか出てこないヤツがいるかと思うと、しばらく放置した穴からコンニチワしているヤツもいる。
十分に突出した状態でしっかりと貝殻部分をつままないと身がちぎれてしまいます。

350初めてのマテ貝掘りですが、徐々にコツをつかんで、時には両手で同時につまみあげるエキサイティングな場面もありました。
最終的に3時間弱の時間で50匹ほど獲ることが出来ました。

満足満足。

というワケで、本日わかったマテ貝掘りのコツ。

◆必ず鍬(クワ)を持っていく。

移植ゴテやその他の小さな道具では、一度に削ることのできる砂の面積が小さくて非効率です。
ただし畑を耕すちゃんとした鍬だと重いので、左官屋さんが舟(四角い箱)でセメントを混ぜるのに使う薄いステンレス製の物がお勧めです。

◆地元のベテランを観察する。

マテ貝は砂浜全体に均一に分布しておらず、いるところにはたくさんいるのに、いないところにはほとんどいません。そんなときファミリーではなく、一人または夫婦で来ている地元のオッチャン、オバチャンの動きを観察すると、マテ貝のいる場所のヒントをつかめます。
やたらとザクザク削っている人より、既に穴を見つけてマテ貝が出てくるのをじっと待っている人とか、オリジナルの道具を持っているような人がオススメです。

◆削ったらしばらく待つ。

表面を削ると、すぐにマテ貝の穴が見つかることもあります。しかしそのまましばらく待つと砂の表面に海水が染み出してきて、それまで目視では気が付かなかった小さな穴から気泡が出てきたり、削ったことにより砂で塞がれていた穴が水分で崩れて再び口を開けたりします。
片っ端から塩をふりかければ、マテ貝がニョキニョキと・・・。

さて、この後は獲ってきたマテ貝を調理して、ベランダカウンターでいただくとしましょう。

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