2014.06.22

ジュースミキサーを修理したんですよ。

Photo我が家のジュースミキサー。
ミキサー内を真空にしてから撹拌し、保存容器内も真空にすることで、素材の鮮度を保つことが出来る優れものです。
お酒ばかり飲んでいてはいけないと思い購入したこの真空ジュースミキサー。
これで作るフレッシュジュースはさすがに美味しく、高満足度で使い続けていました。
しかし購入から3ヵ月後、エラーメッセージが出るようになり、肝心の「真空」の機能が使えなくなってしまいました。
撹拌する機能だけであれば使えるし、真空ポンプが動いている”ブーーーン”という音も聞こえてくる。
しかし容器をセットして「真空保存」のボタンを押しても、容器内部が負圧にならないのです。
ということで故障の原因は以下の3つが考えられます。

1.真空引きするラインに漏れがある。
2.真空引きするラインが詰まっている。
3.プログラムや電子回路に問題が起きている。

「1」はチューブが外れているとかパッキンが痛んでいるなどが想定され、自分で修理できそうです。
「2」はチューブ内の詰まりであれば修理できそうですが、詰まりの箇所がポンプ内部だと厳しそうです。
「3」であればお手上げ、自分では修理できないでしょう。

ということで早速分解開始。
Photo_2まずは容器と本体を接続するクビの部分を分解してみます。

すると早速異常を発見。

チューブ内が汚れているではありませんか。
この真空ジュースミキサーは、真空引きの際に材料が吸い込まれないように、容器のフタ側にキャップを取り付けて使うのですが、何度かキャップを付け忘れて動かしたことがあります。
この付着物はそのときに吸い込まれた液体の一部に違いありません。
この部分ではチューブが詰まるほどの付着はありませんが、故障原因のヒントは得られました。
次はいよい本体の分解です。
Photo_3本体底部のビスを外すと、底部がガバッと外れました。
内部には電子基盤と、駆動系の部品。
まずはベルトを外さないと、先程のチューブの続きへはアクセスできないのですが、このベルトがなかなか頑丈で、伸びないようにゴムの中に糸が入っているようです。
結局プーリーを取り外さなければベルトは外れず、回転軸からプーリーを外すのはやや難航しました(分解に夢中で写真を撮り忘れました)

駆動系の部品をゴッソリと引っ張り出すと、首の部分から真空ポンプまで、先程のビニールチューブがつながっています。
よく観察するとチューブが真空ポンプに接続される部分には、チューブ内にフィルターらしきものが入っており、真空ポンプ内への異物混入を防いでいるようです。
チューブ内は思ったほど汚れていませんが、よくよく見るとチューブの一部が折れ曲がっており、その部分が閉塞しているように見えます。
Photo_4チューブの長さは余裕があり、本来はらせん状に収納されているようですが、その一部が折れ曲がり、空気の流れが悪くなったところに吸い込まれた液体の一部が付着、結果として完全に閉塞してしまったようです。 

チューブを完全に取り出すには、本体上部を分解する必要がありますが、この部分は分解が難しい(分解・修理することを前提とした構造になっていない)ので、ここまでの状態でこの閉塞を解消しなければなりません。

そこでまず、チューブを数センチ切って短くすることにしました。
チューブの長さに余裕があるのは、その方が組み立てやすいからだと思いますが、長すぎると折れ曲がることになります(極端に言えば余裕がまったく無ければ折れ曲がることはできない)。
切ったチューブの内部と、ポンプ入り口のフィルターは消毒用アルコールで洗浄します。
更にチューブをポンプに接続する際に、曲がってクセのついた方向とは逆方向へねじった状態で接続しました。

Photo_5電気的なショートを起こさないように、アルコールが完全に乾くのを待って再度全体を組み立てます。
そしてまずは容器に水を入れて試運転。

ブーーーーーンという真空ポンプの動作音。
そして撹拌。

動作終了後に容器を取り外すと、

プシューーーッ

と空気が吸い込まれる音。
内部が真空になっていた証拠。
これでまた美味しいフレッシュジュースを飲むことができます。happy01

※電気製品の分解・修理はあくまでも自己責任で行ってください。

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2014.05.18

晴れのちビール 鰻屋でゆっくりと

今日は後輩のNをさそってボルダリング。
二時間以上汗をかいて、疲労で指や腕が使いものにならなくなったところで、どちらからともなく、

「行くかっ!」

という流れとなり、昼の街へと繰り出しました。
とは言え時刻はまだ昼の3時。そのうえ日曜日ということでほとんどのお店が休みか開店前です。

んー、こういうときは・・・。

ということで鳥町食堂街の鰻屋さん「川淀」へと向かいます。

ガラガラ・・・

と引き戸を開けようかと思ったら、この時期ならではの外の空気を取り入れるために既に半分ほど開いている引き戸。
覗き込むと地元の常連さんらしき人が、独りカウンターで飲んでいます。

いいねぇ~、この感じ。

私:「二人です。」

ご主人:「どうぞ、お二階へ。」

狭い階段を上ると、小さな白木のテーブルが数台並んだ静かな空間。

「鰻というのは注文を受けてからさばくんだよ。それで出てくるまで時間が掛かるから、最初にお酒とツマミになる一品モノを頼んでおくのさ。」

と、後輩Nに講釈をたれ、

まずは、「”ヱビスのビンビール”に”板ワサ”それから”うざく”と”う巻き”、最後に”鰻丼(上)”をお願いします。」と注文。
まもなく到着したビールで喉を潤します。

クゥ~、旨いっ!

それにしても昼間から飲むビール、特に天気が晴れの日のビールはなぜここまで旨いのか・・・。

Photoほぼ同時に到着した”うざく”をツマミながら、幸せなひとときをジックリと味わいます。

店内を見回せば、狭いながらも落ち着いた空間。
固く絞られた布巾で毎日拭かれてきたであろう、角の丸くなった白木のテーブルが、六十年というこのお店の歴史を感じさせます。

到着した”板ワサ”を見て、

「カマボコのことだったんスか?」

と聞いてきた後輩Nに、

「カマボコは板にくっ付いているだろ、その板だよ。」

と、不確かなウンチクを披露しつつ、ビールをお変わり。

Photo_2メインの鰻丼は、流石に専門店の味わい。
鰻の表面の軽いパリッと感に、納得の満足感が込み上げてきます。

こういう休日、正しいよなぁ・・・。

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2014.01.03

正月早々、カセットコンロの修理です。

約半年前に購入したカセットコンロ。
炎の出方がトルネード状になるように工夫されていて、通常のタイプより燃費が良いといううたい文句に惹かれて購入しました。
実際に使ってみると、それまで使っていたタイプと比較して明らかにお湯の沸くのが早い。

「これは良いものを買ったぞ。」

と思っていた矢先、着火・消火・火力調整のためのツマミが割れてしまいました。

それまで使っていたものは5年も使っていて壊れなかったのに、なんだかなぁ・・・。

確かに今度のタイプは着火時にツマミを回す際に、以前のものより強い力が必要だったのですが、よく見ると部品としてのツマミは全部樹脂で出来ており、そのため一番応力のかかる軸が挿入されていた部分が強度不足で割れてしまったのです。

1 しばらくはツマミの軸をペンチでつかんで回していましたが、微妙な火力調整はできないし、そもそもかなりやりづらい。
代わりになる部品をWEBで探してみましたが、サイズの小さいものばかりで良いものが見つかりませんでした。
ガスが来ていないマンションでの一人暮らしには重要なアイテムであるカセットコンロ。
これの故障をいつまでも放置しておくわけにはいきません。

そこで年末年始に帰省する機会を利用して、使えそうな部品を調達することにしました。

向かったのは秋葉原の電気街にあるパーツ専門店。
さすがに秋葉原だけあって、あらゆる電気製品・オーディオ機器・計測器用のツマミ類がたくさん売られており、形状・大きさ・材質も様々。こういうツマミ類だけでも数十種類見つけることが可能でした。

当初、材質はアルミニウム製を予定していましたが、探した限りではアルミ製のものは外周部分に滑り止めの細い溝が入った、オーディオ機器用と思われるものがほとんど。つまり強い力で回すには不向きな形状です。
次に探したのは、昔のテレビのチャンネルみたいに、ツマミの断面形状が凸状になっているもの。しかしこれも現代では意外に少なく、そのうえ直径の大きなものはあまりありませんでした。
2 そして行き着いたのが写真のタイプ。直径は約40mmで、外周部は凸凹に加工されており、大きさも形状も強い力で回すのに適していそうです。
全体はフェノールと思われる樹脂でできていますが、中心の軸を挿す部分は金属製です。挿入した後軸を固定するためのねじも90度角で2本付いてお3 り、しっかりと固定できそうです。

で、北九州に帰ってきて早速装着。

サイズ的にはバッチリとフィット。予想通り使用感も良い。
フェイス部分だけ凸形状だと出っ張り部分を親指と人差し指でつまんで回すことになりますが、外周部がこの形状だと親指、人差し指、中指で全体を握り込むようなかたちで回せるので力が入りやすいのです。
4直径が大きい分、弱い力での微妙な火力調整も楽にできます。そして装着してから気が付いたのですが。黒とシルバーのカラーリングもコンロ本体の色とマッチしています。

さて、無事に修理も終えたことだし、今夜は牡蠣鍋でもつくりますか・・・

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2013.11.17

健康診断

Photo酒飲みブログにありがちな健康診断の結果報告です。

なんと今回は「要精密検査」
さすがの私もちょこっとだけショックを受けたのです。
早速、受診した医療機関へ電話してみました。

私:あの~、実は先日の健康診断の結果として、「要精密検査」になってしまいまして・・・。

医:FUKAWAさんですよね。え~っと。フムフム。

医:FUKAWAさんの場合、肝臓とコレステロールですね。

私:ええ、そうです。γ-GTが120です。

医:このような場合ですねぇ、何度検査してもだいたい同じですよ。結果が。

私:はぁ・・・。しかし一応会社の方から再検査の場合必ず受けろと・・・。

医:どうしてもとおっしゃるのであれば、内科を紹介したり、当方の先生と面談してもらうとかありますけれど・・・。同じですよ、結果は。

私:確かにまぁ同じなんでしょうけれど・・・。

医療機関担当者の方の、あまりにもメンドクサそうな、理路整然とした対応に閉口しつつも、これ以上論争しても勝ち目が無さそうなので、気を取り直して来年度の健康診断に向かって対策を練ることにしたのでした。

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2013.11.11

マイシューズ購入

Photoボルダリングを始めてほぼ1ヶ月、ついにマイシューズを購入してしまいました。
この間週2回のペースで(それ以上は指の筋肉を傷めるのでムリ)ジムに通い、極簡単なレベルから始め、その後5級、4級レベルを順次制覇。
現在は3級に挑戦しています。

しかしこの3級がキツイし難しい。
思えば6級から5級への段階もかなりハードルが高かった。
なぜならば6級までは手で掴むホールド(プラスチックで出来た模擬の岩)のみが決められており、足はどのホールドに載せても良いのです。
従って足の力で、フンガーッ!っと体を持ち上げて、上にあるホールドを手で掴む方式である程度クリアできるのです。
ところが5級になると一転、足を載せるホールドも規定されるので自由度がガクンと下がります。
都合の良いホールドに足を載せられないだけでなく、決められたホールドに載せるために手でぶらさがっている時間が増えるのです。
しかしそれも、重心を移動させるコツを掴んでどうにかクリア。
その上の4級に関しても、ムーブという技術のある程度の上達と、上に見えるホールドをガッチリ掴む技術を鍛えることでクリアできるようになってきました。

3しかし3級挑戦に至って見事に跳ね返されています。
ルートのキモになると思われる所で、次のホールドが遠すぎるっ!
手が届かなければ足を・・・と思いますが、足が掛からなかったり、掛かっても又裂き状態でそこから何も出来なかったり・・・。

そして結局はウレタンマットの上に落下。

購入したマイシューズでいくらか解決できるかと思いましたが、何点かヒントを得ただけでなかなか前進できません。

ジムの店長から、

「FUKAWAさん、いいシューズ買ったじゃないですか!」

と話しかけられ、どう応えてよいか戸惑う今日この頃なのです。

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2013.10.31

風邪をひいて、健康になった気分。

んー体の節々が痛い。
そんな気分で仕事を終えたある日。たまには(健康診断の前を除いては年に一回くらい)家にまっすぐ帰ることにしてみました。
そして翌朝、節々はますます痛いし熱っぽい、そして喉も痛い。

だめだこりゃ。shock

ということで会社に電話。風邪で休むことにしたのです。

「風邪なんていうものは病院なんぞへ行かなくても、薬を飲んで家で寝ていれば治るのだ。」

という家訓を思い出し、早速薬を探したのですが見つかりません。

そう言えば少し前にいくつか薬のビンを見つけたものの、

「ビンに書いてある文字が小さくて読めん!これじゃあ飲むのが食前なのか食後なのかワカランッ!どうせ風邪なんか滅多にひかないから、全部捨ててしまえ。」

と、男らしく捨ててしまったのを思い出し、激しく後悔しました。(泣)

布団にくるまってウーウー唸りつつ近所の薬屋さんがオープンする時間を待ち、その後フラフラの状態で何とか風邪薬を入手。
そしてまた布団にくるまって寝ることに。途中汗ぐっしょりで二回ほど着替え、一晩たって体重を量ったら約2キロも痩せていました。

酒は飲まないし体重は減るし、オマケに会社は休めるし、たまには風邪をひくのもいいカモ。

などと意味不明なポジティブ思考で翌日は出社し、業務終了後に向かったのは。「小料理 なみ」です。
大将に故障者リスト入りしたことを告げつつ、いつもの席へと陣取ります。
まずは”生ビール”
しかし体調不良のため、いつもの爽快感はありません。
スタミナ源を補給するため、”馬ユッケ”をお願いし、お酒は日本酒”南 純米吟醸”をいただきます。
やはり日本酒は体に優しい。
少しだけ調子に乗って、お次は”開運 純米ひやおろし
しかしやはり今夜はまだ本調子ではない。
Photo滋養強壮の期待をこめて”地鶏鍋”をお願いし、お酒は”新政 No.6”をぬる燗で。
豆腐が多めに入っていたのは、大将の心遣いでしょうか、スープまでしっかりと頂き体を芯まで温めることができました。
最後はお水を一杯頂き、風邪薬を飲むのでした。

Photo_2後悔することがあってもいい。しかし同じことで二度後悔してはいけないのだ。
(だから今夜、蓋にマジックで書いておいた)

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2013.10.20

ボルダリングにハマる。

Photoこのブログでは珍しく、スポーツの話題です。
実は最近、「ボルダリング」というものにハマっているのです。
ボルダリングというのは、壁に固定された模擬の岩(ホールドと呼びます)をつかんで登っていくスポーツ(上級者は屋外で自然の岩も登る)で、非常にとっつきやすい競技なのです。

そのボルダリング・ジムが、毎晩飲みにいっている飲み屋街の近くに出来たものですから、ちょっと覗いてみたのです。

必要な道具は専用のシューズと、滑り止めのチョークのみで、ジムで貸してくれます。
壁は何でもかんでも登れば良いというわけではなくて、難易度に応じたルートが決まっており、同じ色や形の印の貼られたホールドのみを使って登っていきます。
一応級や段があり、例えば6級なら黄色の印が貼られたホールドのみを掴んで登っていくといった感じです。
そして最後に、ゴールに指定されたホールドに両手でつかまれば終了です。
6級までは手で掴むホールドのみが決まっており、足を乗せるのはどのホールドでもOK。
なので腕力やテクニックがあまりなくても、足の力でグイッと体を上げれば、だいたい登ることが出来ます。

5級以上は足を乗せるホールドも指定されており、ここからはグンと難しくなります。
指定されていると言っても、いったいどうやったら手や足が届くのかわからないような所にホールドがあったり、つかむというよりは「つまむ」「ひっかける」といったことしかできない小さなホールドや、丸くて手足がかかりにくいホールドもあり、まずは地上で考える段階で相当悩んだりします。
壁自体がオーバーハングしていたりすると、腕力や握力も相当使います。
だいたい二時間もやると、もう腕がパンパンになり、握力はペットボトルの蓋も開けられないほどに低下してしまうのです。
そして取り組んだルートを登り切ると、何ともいえない達成感を味わえるのです。

汗もけっこうかくので、会社帰りにボルダリング・ジムに寄り、その後いつもの店で生ビール。
実に健康的な流れなのです。

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2013.09.22

大分の夜 ひとりフラフラ新規開拓

久々の大分出張。
しかも宿泊ありでの訪問です。
しかしながら到着が遅くなることがわかり、晩飯は途中のレストランで済ませました。
夜10時過ぎ、ホテルに到着し荷物を降ろすと、早速大分の繁華街へと向かいます。

「この時間だと、行けても2件か・・・。」

失敗はしたくないとの思いから、まずは過去に何度か訪問したことのあるお店へと向かいます。
その後、新たなお店を開拓しようと繁華街の中心を歩いてみたのですが、どうもコレというお店が視界に入ってきません。
そもそも大分の飲み屋街は客引きも多く、ブラブラと歩きにくいのです。

こんなときは飲み屋街の中心地から離れてみるのに限ります。

前回来たときは飲み屋街からオフィス街へと向かう方向で良いお店を発見したのですが、今回は駅の方向へと向かってみることにしました。

駅へと向かう道は商店街のアーケードへと通じており、どちらかというと飲食店よりも洋服や雑貨を売るお店が多い感じです。
したがってこの時間は明かりを落としたお店が多く、ヒッソリとしています。

そんなアーケードへと入り込む直前。小さなビルの2階に灯る明かりが目に入りました。

窓から見える棚にはお酒が並んでいるように見えますが、どこにも看板が出ていません。
吸い寄せられるように近づいてみると、ビル自体はわりと古いようで、3階建ての小さな建物です。
建物の中央に幅が広めの階段があり、飲食店よりは会社の事務所が入居するタイプの建物のようです。

小さな看板でも出ていないかと周囲を確認しますが、やはり看板は無し。

そもそもBARなんだろうか?

ビルの階段を2階へと上ってみると右側は何かの事務所で、3階は「居住スペースにつき立ち入り禁止」とあります。
その2階の左側に目をやると、意外なことに透明なガラス主体の扉が・・・。
そしてその奥には、しっかりとBARの風情が見て取れます。

迷わず扉を開きます。

ギッ・・・。

温かい照明に照らし出された店内には、女性のバーテンダーが一人。

バ:「いらっしゃいませ」

私:「どこでも・・・(と席を見渡し)いいですか?」

バ:「ええ、どうぞお好きなところへ。」

直線のカウンターには、黒い服を着た比較的若い先客が一人のみ。
奥には小さなテーブル席があり、しばらく盛り上がっていましたが、まもなくお開きとなったようで、あとは静かな時間が流れます。

バ:「ご出張か何かで?」

私:「ええ、小倉からです。一件目はCASKさんへ行ってきました。」

初めてのお店では簡単な自己紹介をした方が良いものです。
それをしないとお互いに探り合いみたいになってしまって、どうもぎこちなくなってしまうことがあるのです。
特に女性一人でやっているお店ではなおさらで、知らない男性客は警戒されてしまうのです。

自己紹介を終えたところで、まずは”ジン・トニック”をお願いしてみます。
供された”ジン・トニック”は、ライムの爽やかな香りと果汁の味がしっかりと感じられる、「これぞBARでいただくジン・トニック」と言える美味しさです。

女性バーテンダーにお話を聞くと、若いころ小倉でお酒を覚えて以来、徐々にBARの世界にはまって行き、いろいろなお店での修業を経て2年前にこのお店を開業したそうです。

お次は”ラム・トニック”をいただきながら、大分の様々なお店について教えていただきました。

バ:昔は朝まで飲んでいたこともあるんですよ。

とのことで、さすがに情報量は豊富です。
壁に貼られたメニューには、気の利いたオツマミもあり、その中から”牡蠣のオイル漬け”をお願いし、お酒は”ラフロイグ”をストレートで。
牡蠣とアイラモルト。黄金タッグを味わいつつ、すばらしいお店を発見した満足感にひたります。

知らない街で、新しいお店を開拓する。
それも出張の醍醐味のひとつなのです。

※看板が出ていなかったので、店名は伏せました。

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2013.08.18

九州へ戻る前に、浦和の庵浮雨にて昼酒

2今回の帰省における最後のお店は、浦和にあるお蕎麦屋さん「庵 浮雨」です。

上野の定宿からモゾモゾと起きだし、京浜東北線に乗ること約30分。
日差しの強い昼の浦和駅前へと到着しました。
味わいのある小さな商店街の中にある「庵 浮雨」
そのカウンターには常連らしき先客が一人。

まずは”ハートランド”をお願いし、グビッとひと飲み。
お通しとして供されたミョウガの酢浸しをかじりながら、メニューに目を走らせます。
このお店の特徴は、日本酒の品揃えが良いこと。そして蕎麦屋さんなのに洋風のメニューがあることです。

ハートランドを早々に飲み干すと、まずは山口県のお酒”長陽福娘”をお願いし、ツマミは”自家製お豆腐
この自家製お豆腐は、塩やオリーブオイルをかけていただくのですが、豆腐そのものの味が濃厚なので、何もかけなくても十分に美味しい。
しかし塩をかけるとやはり日本酒に合うのです。

お客はもう一人増えて、その人は”喜久酔”を飲みながら黙々と文庫本を読んでいます。
他にも地元の常連さんらしき人が何人か入ってきて忙しそうになったので、しばらくはお酒もツマミもチビチビとやることにしました。

Photo_2そのうちにお店も落ち着いてきたので、”明太子の燻製”と、お酒は”而今・特別純米”をお願いしました。
明太子のプチプチ感と、スモークの香りが絶品です。

そしてそして、ツマミとして”地どりササミの洋風とりわさ”を追加し、お酒は”川鶴・備前雄町 純米無濾過生原酒”をお願いします。
今日このお店に来て、メニューを開いて目が合ってしまったのが、”川鶴”です。
香川県のこのお酒は、めったにお目にかかれない旨いお酒なのです。
以前から”仙禽”が置いてあるのもすごいけれど、川鶴があるとは!

私:「川鶴置いたんだ、すごいね。」

店主:「新しい酒屋さんと取引を始めまして、オススメで入ってきたんですよ」

そんなひと言ふた言の会話の後、川鶴をクッと・・・

う、ウマい。

うすにごりを思わせるほど濃厚でありながら、サラッとした喉越し。
そして厚味のある味わい。

私:「ウマいね、コレは旨い。」

店主:「而今も負けちゃうくらい旨いですね。」

それを聞いていたのかいないのか、わずかな時をおいて文庫本のお客さんも川鶴を注文(ヨシヨシ、この人にも幸せが訪れることだろう)

Photo_3シメはお蕎麦で”肝せいろ
濃厚なつけ汁が蕎麦に絡んで、味覚中枢を直撃してきます。
そして意外なことに、食後に供されるトロトロの蕎麦湯をこの漬け汁にあわせると、少しサラッとした何ともいえないスープに変貌するのです。

それではまた、年末にでも。

そう言い残して、帰りの浦和駅へと向かったのでした。

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2013.08.17

久々に上野の夜 「Bar Cask」

Photoお盆の帰省。
今年は休みが短く、かなりバタバタした日程となってしまいました。
そんななか、この夜二軒目で入ったのは、「Bar Cask」です。
上野駅前の大きな歩道橋から下り、車坂に入ると人影はまばら。
お盆シーズンだからでしょうか、周囲のお店の看板の灯もいつもより少ないように思えます。

少し歩くと、見覚えのある小さな看板。
二階へと続く狭い階段を上り、ドアを押してみます。

ギッ・・・(と、扉を開ける)

誰もいないカウンターに目をやると、奥からマスターが姿を現しました。

マ:いらしゃいま・・・、あっ!FUKAWAさん。

私:お久しぶりです。

まずは”ジン・トニック”をお願いし、ゴクリゴクリと喉を潤します。

かつて通いなれたお店とはいえ、いま、小倉のお店で飲んでいるときとは何か違う少し改まった雰囲気を感じて、それがまた心地よくもあります。
それはすなわち、今の自分にとってはホームグランドが小倉に移った証拠でもあり、嬉しいような、正しいような、懐かしいような、不思議な気持ちになります。

一杯目はあっという間に飲み干してしまい、二杯目にお願いしたのは”バーボンのソーダ割り”(あえてハイボールとは呼ばない)
バーボンはマスターにお任せしたところ、”Sam Clay”という銘柄を選定してくれました。
比較的スッキリした味わいのSam Clay。
その仄かな香りが、ソーダの炭酸と共に鼻腔へ吸い込まれてきます。

最近のお店の様子などをお聞きしつつ、三杯目はオススメのバーボンをストレートで。
登場したのは”Kentucky Tavern”という銘柄。
このお店お得意のオールドタイプのお酒です。

グラスに注がれる間からも漂う香り。
それを鼻へ近づけると、更にグッと強くなります。
わずかに口に含んだ液体を舌の上で伸ばして味を確認。コクリと喉に落とせば、体温で温められた後香が一瞬遅れて鼻腔を通り抜けます。

はぁ~、幸せだ・・・。

この後もう一杯、貴重なシングルモルト・ウィスキーをいただき、もう誰も歩いていない車坂を宿へと向かったのでした。

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