2016.05.01

唐津へ行ってきたんですよ。

今年のゴールデンウィーク、実家には帰らずに九州で過ごすことにしました。

この時期の九州といえば、一番大きなイベントは「有田陶器市」なのです。
陶磁器の産地として全国的に有名な有田・伊万里地域で大規模な陶器市が開かれ、連休中はものすごい数の人で賑わうのです。
しかし私はどうもこの「有田陶器市」には触手が動かないのです。一番の理由は、”人混みが嫌い”ということ、二つ目は”酒器が少ないと思われる”ことです。
以前仕事で有田を通りかかったときに、いくつかお店を覗いてみたり、あるいは別の陶器祭りなどで見た限り、有田焼はお皿やお椀の割合が多く、盃や徳利が少ない印象を持っているのです。

01ところでこの時期、有田以外の陶磁器の産地でもイベントが多数開かれているのです。
それらについて調べていたところ、「唐津焼きもん祭り」なるイベントを発見しました。
このイベントのパンフレット、なんと表紙に私の大好きな片口が写っているではありませんかっ!

盃や徳利よりも、更にマイナーな酒器である片口です!

内容を見ると、「古唐津のぐい呑み展」なる展覧会も行われるとのこと。

ここまで酒器にフォーカスしているとなると、これは行ってみる価値がありそうです。

特急列車を使わないと片道3時間くらいかかるのですが、車窓から玄界灘の美しい海を眺めながらの旅は楽しめます。
02唐津駅に到着すると、懸念していた人混みは全くナシ。
むしろ駅前は閑散としています。
最初に「古唐津のぐい呑み展」を見学した後、ショップや窯元が展示・即売を行っている商店街へと向かいます。
各コーナーを除いてみると、盃やぐい飲みは言うまでも無く、ほぼ全てのコーナーに片口があるではありませんか!

オオーッ!唐津焼とはなんてすばらしいんだ!

(もちろんお皿やお椀、花器や茶器もたくさんあります)

好みの酒器を物色しつつ商店街をブラブラと歩きます。
街並みは古い城下町の趣を残しており、静かで落ち着いた雰囲気の素敵な町です。

03晴天のポカポカ陽気で、心地よい風が吹いています。
立派な構えの唐津神社を見つけるとお参りし、旧唐津銀行の建物での展示「食と器の縁結び展」へと向かいます。

展示を見終わり建物から出てくると、近くに渋~い木造の建物を見つけました。

04建物の前にはうっすらとした煙と芳しいウナギの蒲焼の香りが・・・。
竹屋」というこのウナギ屋さんは木造で三階建て、文化財に指定されていることを表すプレートが設置されています。
かなり古い建物であることは間違いないのに、木材の表面はキレイに手入れがされていて実に好感が持てます。

もちろんランチはこのお店でいただくことにしました。

05店内に入ると古い建物らしく上の階の人が歩くたびにギシギシという音がしています。しかし建物は隅々まで実にきれいに磨き上げられており、この景色と音を堪能しつつし時を過ごします。

しばしの後に鰻丼という幸せが訪れました。
ウナギは表面に独特の弾力がありすばらしい食感。
お供は肝吸いとキリン クラシックラガーの大瓶です。

食後もかなりの予算オーバーを覚悟しつつ酒器ばかりを物色しながら駅へと戻ったのでした。

06そしてこれがこの日の収穫。

盃はお酒の色がよくわかりそうな色のもの、お酒を注いだときに内側の景色が変わりそうな物を中心に選びました。



07徳利と片口も一つずつ購入。

特に片口は、
「こういうの前から欲しかったんだよなぁ~」
と言いたくなる(言ってしまった)ドンピシャリの物を入手できて大満足でした。

08多分一生にそう何度も出会うことの無いであろう一番のお気に入りとなった片口でいただく日本酒は、小旅行の疲れを癒し、心地よい眠りへと誘ってくたのでした。

最後に、唐津市は「唐津焼と地酒で乾杯する条例」という条例が施行されている、実に民度の高い都市であることを付け加えておきます。

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2016.01.24

昼酒の幸せ 「そば切り からに」

先週は金曜日に大阪への出張。
寒い寒い朝5時に起床し、夕方まで3つの会議、夜は夜で会社飲み会と、体力的になかなか厳しい一日なのでした。
その夜は日付が変わってから梅田のカプセルホテル「大東洋」に潜り込みました。
「カプセルホテル大東洋」は、チェックアウトが12時と遅いのがありがたい。翌朝は遅めの起床です。

向かったのは梅田から一駅、福島という駅を降りた静かな商店街。
福島聖天通商店街は、一直線に長く続く商店街なのですが、商店意外にも居酒屋、BAR、洋食屋さんなど食事系のお店も多く、しかもどのお店もなかなかの雰囲気。
特に居酒屋関係は、日本酒に力を入れていることが開店前の時間帯でもわかるほどです。

1その静かな商店街の一番奥に、「そば切り からに」はヒッソリと佇んでいます。

引き戸を開けて入ると、まだ先客は無し。
イカツイ感じのご主人と、明るく美人の奥さんが迎えてくれます。

奥さんに、「どちらでもどうぞ~~。」
と促されて、真ん中の大きなテーブル席のひとつに腰掛けます。
まずは”ハートランド”をお願いして一息。
2ごく薄いグラスでいただく午前中からのビール。

至福の瞬間です。

静かな店内には古民家の廃材などを美しく蘇えらせたテーブルや椅子、棚などが据えられ、それらの微妙な木目や古い傷などが目を楽しませてくれます。
ハートランドを飲み干したら、”子持ちコンニャク”と日本酒をお願いします。
お酒はお店にお任せで順番に出てくるシステムとなっていて、この日の一杯目は石川県の”手取川”です。
プルルンとした子持ちコンニャクにスッキリとした手取川。
ゆっくりと味わっていると、徐々に他のお客さんもやって来ました。
ほとんどの客はまずお酒を注文するという本格派で、皆節度を持って飲んでおられます。

3お次は”豆腐のもろみ漬け”をお願いしました。
濃厚なお味で少し冷たくしてある”豆腐のもろみ漬け”は、いうまでも無く日本酒を友とせねばなりません。
お酒は”陸奥八仙”が登場しました。
お酒が片口で供されるのもこのお店の素敵なところ。
どこかの古道具屋で仕入れているらしい酒器たちも魅力的です。

あぁこのすばらしい雰囲気のお店にもっと浸かっていたい。

そんな気持ちになりもう一品。”にぎり天”とお酒は”国権

4最後にお蕎麦は”かも汁せいろ”の細切り。
蕎麦から漂う香りもすばらしいが、細切りの角のシャープさがこれまた素晴らしい。

寒い冬空の下を歩いて帰るのに備え、最後はかも汁を熱~い蕎麦湯で割っていただきました。

いつか大阪に住むなら、絶対にこの町に住みたい。
そんな思いを胸に帰りの新幹線へと向かったのでした。

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2015.11.01

熊本の夜。大満足で二夜連続

先週は久々に熊本へ出張してきました。
夕方に新幹線で移動して先乗りしていた若手社員Nと合流。Nが予約していたはずのビジネスホテルへ向かいますが、Nの手違いで予約はされておらず、しかもホテルは満室。
そこで急遽カプセルホテルへと向かいます。

「スイマセン・・・」とうなだれるNですが、カプセルホテル好きの私としてはなんら問題ありません。そそくさとチェックインを済ませて繁華街へと向かいます。(ほとんどのカプセルは繁華街の直近にあるものなのです)

某口コミサイトで本日のお店を決めようとするNを、
「ダメダメ、そんなのまったく当てにならないから。」
と制し、自らのアンテナを働かせながら歩いていきます。

建ち並ぶ飲食店ビル。
大きなお店が入っている建物はスルーして、小さなお店が集まっていそうなビルを一つ一つチェックしていきます。
ビル内の路地ともいえるような通路を覗き込むと、居酒屋、寿司屋、スナック、パブ、カフェなど様々な種類のお店が集まっていて、歴史のある観光都市ならではの味わいが感じられます。

そんなビルのひとつ。
Photo_3奥の方を覗き込むと一番奥に良さそうな感じの扉が・・・。
あらためて入り口付近を見ると、「郷土料理のお店です」と手作り風のボードと、手書きの「今日のオススメメニュー」。
この手の手作り看板のデキというのはお店を判断する重要な要素であって、完全シロート手作り風のチャチなのを貼っているお店はダメ。逆に業者お仕着せの味気ないものもダメ。
このお店は”デザインの心得がある友達にお願いした”感じ(あくまで想像ですが)であり、手書きの文字も丁寧で好感がもてます。
ビルの壁に取り付けられた正式な看板には”馳走庵 ばあば”とあります。
「馳走」という単語からは、美味しい食べ物のあるお店であろうことが、
「庵」という文字からは、それほど広くないお店であることが想像されます。

私:「ここだ、ここにしよう。」

奥の扉を開けると、5席くらいのカウンターと、テーブル席が3つほどの店内。
先客はなし。
白い割烹着の女将さんが、「どこでもどうぞ~」と促してくれるので、私とNは奥のテーブル席へ腰を落ち着けます。

そしてまずは”生ビール

私:「あーウマい。ホテルが変わったおかげで歩いたから余計にウマい。」
N:「スンマセン・・・。」
私:「別にいいよ、オレはカプセル好きだし。」

などと話しつつ、せっかくなので熊本名物を注文します。
”馬刺しの盛り合わせ””辛子レンコン”をお願いします。
すると女将さんが、
「辛子レンコンはこれから揚げるので少し時間が掛かりますがよろしいですか?」
我々:「いいですとも、いいですとも。」

(そうか、辛子レンコンというのは揚げて作るのかと初めて知る)
私:「念のため、エ~ット、すぐ来そうな”ポテサラ”もお願いします。」

早速出てきた”ポテサラ”をいただくと、フワフワした食感にしっかりとした味。
もちろん手作りです。

Photoツヤツヤの”馬刺し盛り合わせ”が来るころには”生ビール”も二杯目が終わろうとしていました。
あらためて店内を見回すと、カウンターには四十代後半とおぼしき男性客と、二十代後半から三十代前半と思われる女性客が、それぞれ一人でカウンターの両端に。
大将は相川翔に似た感じで、一人客の相手をしながら働いています。

ん~、やはりいい店だ。
店もよいが客層も良い。


壁を見ると生ビールは三杯目からジョッキが「大」になると書いてある。
もちろん三杯目をお願いし、まもなく”辛子レンコン”が出てきました。
Nが早速口に運びガブリ。

N:「ウマイ!ウマいっすよコレッ!」
私:「どれどれ・・・、オオッ!確かにウマいッ!」


Photo_2ほのかな温かさに、上品な辛味が味覚中枢を直撃します。
正直なところ辛子レンコンというのは、辛いばかりで特に好物ではなかったのですが、このお店の辛子レンコンは激ウマです。
これを頂いたらもう高速のサービスエリアで売っている辛子レンコンは食べられません。
もちろんビールとの相性もバッチリデす。

私:「あの~、日本酒とかもあるんですか?」
女将さん:「ありますよ、え~と、熊本のお酒ですと”泰斗”というのがあります。」
私:「それ、お願いします。」


つまみは”おにしめ”(里芋や野菜を煮たもの)で、地元のお酒を味わいます。
日本酒は他にも山形の”ばくれん”など数種類を置いてあって、これまた十分に楽しめます。
聞くところによると「ばあば」という店名は「おばあさん」という意味で、以前は大将のお母さんがメインでやっていたのだとか。
現在も”おにしめ”などの家庭風料理はお作りになっているようです。

帰り際に大将に、「明日も来るからね。」
と言い残し、実際に翌日の夜も訪れ、しかも前日とほとんど同じものを注文したのでした。

記憶の中にいつまでも確実に残るお店。
そんなお店を見つけることも、出張の醍醐味なのです。

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2015.10.10

秋の夜長、自ビールに酔いしれる。

気がつけば今年も十月。

秋です。

まずはサンマで開幕し、続いてギンナンやキノコといった山の幸が旬を迎える幸せな季節の到来です。
そんな豊かな季節に合わせたというわけではないのですが、少し前から自宅でビー○を作っていたのです。
1写真のようなWEBで購入可能なキットを入手し、自分で作るビー○、すなわち「自ビール」を作ってみたのです。
ビンや王冠も合わせて購入し、ラベルも自作。
着手してから約四十日間。取扱説明書通りに出来ていれば、いよいよ飲み頃を向かえたはずなのです。



3冷蔵庫でしっかりと冷やした自ビールに栓抜きを当てて抜栓。

プシュッ!

といい音がして一安心。
同じく冷やしたグラスに注ぐと、密度の濃そうな泡が盛り上がります。
グイっと一口運ぶと、ピルスナーらしい飲みやすさの後に心地よい香りが鼻腔をくすぐります。

ウマいぃ~。

2_2この日はいよいよ自ビールの王冠を開けるとあって肴も特別なものを用意。
メインディッシュは松茸(アメリカ産ですが)
これを単純に焼いて、カボスを絞っていただきます。

一人暮らしだとこういった高級食材を独り占めできるのがウレシイ。

松茸ならではの食感に、微かな土の風味が合わさって野性味を感じさせてくれます。

正直なところ、自宅で作るビー○なんてあまり期待していなかったのですが、これはイケる!
コスト的にも普通の瓶ビー○よりも安く出来るのだから、普段買っているものの税金がいかに高いのかということについても身をもって・・・。

第一回目は各所へ配る分も多くて自分で飲む分が少なくなってしまったのですが、翌日から早速次のロットの仕込みに取りかかったのでした。

※今回作ったのはいわゆるビールではありません。自ビールというまったく新しい飲み物です。

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2015.04.20

夕日のベランダカウンター

4マテ貝掘りを終えて自宅へ戻ると、そろそろ夕暮れ時。
陽気も温かくなってきたので、ベランダカウンターで早めの夕食をとることにしました。
思えばこれまでベランダカウンターはランチ専用で、夕食に利用したことはありませんでした。

夕日の沈む時間に合わせてカウンターをセッティング(板を載せるだけですが)し、ワインと料理を並べます。
7まずはボンゴレ・パスタ。
獲れたてのマテ貝を使い、我が家のベランダで採れたクレソンもトッピング。
マテ貝独特のツルッとした舌触りと、噛んだときの歯ごたえがたまりません。
8
もう一品は、モッツァレラチーズ&トマトのサラダ。
こちらにもベランダで採れたハーブ類をたっぷりと使いました。


6沈む夕日を眺めながら、マテ貝のパスタとワイン。
ベランダカウンターでの小さな贅沢です。

今年は日没後も利用できるように改良を加えようかなと思ったりするのでした。

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2015.04.19

マテ貝掘りに行って来たんですよ。

北九州に転勤を命じられてから、かれこれ今年で8年目になります。
転勤して最初に嬉しかったこと、それは”マテ貝が普通に魚屋さんで売っていたこと”なのです。
マテ貝、この奇妙に長細い二枚貝は、私が以前住んでいた関東地方では比較的珍しく、居酒屋でも二度しか見かけたことが無い(一回目は秋葉原の老舗「赤津加」二回目は貝料理をメインとした別のお店)のです。
しかしその数少ない経験において、マテ貝は独特の食感とかすかな苦味によって私の心を既にとりこにしていたのでした。

そんなマテ貝が北九州では魚屋さんで普通に売っている。それどころか”マテ貝掘り”と言って、素人が砂浜で採取できるというのですから驚きです。
アサリを中心とした一般的な潮干狩りとは区別して、わざわざ”マテ貝掘り”という独立した種目になっている点にも心を惹かれます。

毎年春のこの時期、早い時間の居酒屋のカウンターなどで、同伴出勤と思われるスナックのオネーチャンが、
「アタシさぁ、来週マテ貝掘り行くッチャー」
とか話している光景も珍しくないのです。

当然私も”マテ貝掘り”にチャレンジしたかったのですが、いざやろうとするとなかなか情報が無い。
やっと見つけた場所にも、
「近年、貝が減少しているため、向こう三年間潮干狩り、マテ貝掘りは禁止します。○○漁協」
みたいな看板が設置されているなどして難航していたのでした。

そんなある日、取引先のKさんが、

「FUKAWAさん、K地区のN社の工場の隣に、広い砂浜があるの知ってます?あそこでマテ貝がかなり獲れるんですよ!しかも漁協が権利を放棄しているのでタダなんですよ!」

と耳打ちしてくれたのです。
釣り好きでもあるKさんの情報であれば間違いなしということで、大潮の干潮にあわせてマテ貝掘りに挑戦してきました。

現場に到着すると、ものすごい数の車が停まっています。しかし工業団地内の広い道路で駐車禁止の規制もないため心配なし。

車の数は多いものの、砂浜が広大なので人混み感はありません。

これがいいんだよなぁ~、北九州って。

車で少し走ればちゃんとした自然があって、かなりの人気スポットであっても関東みたいに人人人・・・ということはまず無い。
ゆっくりと遊ぶことが出来るのです。

1_2砂浜に降り立ち辺りを見回すとと、予想通り人々は沖の方に集まっています。

沖に向かって歩くこと数分。

途中で何度か砂を掘り返しますが、なかなかマテ貝の穴を見つけることが出来ません。
更に沖へと向かい、地元のベテランらしきオバチャンが掘りはじめている辺りでコチラも彫ってみます。
干潮で露出した砂の表面を鍬でサクッと削ると、直径3mmくらいの小さな穴を発見。
そこに塩を少々ふりかけると、中から少量の海水が出てきました。

生命反応有り!

しばらく待つと、マテ貝がニョキッと登場。

2貝殻まで十分に突き出たところで、根元をグイッとつまみ、砂の中で粘るマテ貝をグググッと引っこ抜きます。

ヨシッ、獲れた!

こんな感じで徐々に沖へと移動しながら、マテ貝を捕獲していきます。
アサリを対象とした潮干狩りでは、とにかくザクザクと掘って獲物を掘り出すわけですが、マテ貝掘りの場合は穴を見つけてからの駆け引きがオモシロイ。
ピュッと出たかと思うと引っ込んでしまい、なかなか出てこないヤツがいるかと思うと、しばらく放置した穴からコンニチワしているヤツもいる。
十分に突出した状態でしっかりと貝殻部分をつままないと身がちぎれてしまいます。

350初めてのマテ貝掘りですが、徐々にコツをつかんで、時には両手で同時につまみあげるエキサイティングな場面もありました。
最終的に3時間弱の時間で50匹ほど獲ることが出来ました。

満足満足。

というワケで、本日わかったマテ貝掘りのコツ。

◆必ず鍬(クワ)を持っていく。

移植ゴテやその他の小さな道具では、一度に削ることのできる砂の面積が小さくて非効率です。
ただし畑を耕すちゃんとした鍬だと重いので、左官屋さんが舟(四角い箱)でセメントを混ぜるのに使う薄いステンレス製の物がお勧めです。

◆地元のベテランを観察する。

マテ貝は砂浜全体に均一に分布しておらず、いるところにはたくさんいるのに、いないところにはほとんどいません。そんなときファミリーではなく、一人または夫婦で来ている地元のオッチャン、オバチャンの動きを観察すると、マテ貝のいる場所のヒントをつかめます。
やたらとザクザク削っている人より、既に穴を見つけてマテ貝が出てくるのをじっと待っている人とか、オリジナルの道具を持っているような人がオススメです。

◆削ったらしばらく待つ。

表面を削ると、すぐにマテ貝の穴が見つかることもあります。しかしそのまましばらく待つと砂の表面に海水が染み出してきて、それまで目視では気が付かなかった小さな穴から気泡が出てきたり、削ったことにより砂で塞がれていた穴が水分で崩れて再び口を開けたりします。
片っ端から塩をふりかければ、マテ貝がニョキニョキと・・・。

さて、この後は獲ってきたマテ貝を調理して、ベランダカウンターでいただくとしましょう。

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2015.01.02

2015年 元旦のお酒。

小雪の舞う寒さで向かえた2015年の元旦。
最近の年末年始はテレビから大型時代劇が姿を消してしまい、従って家にいてもすることが無い。
そこで午前中はボルダリング。ジムへ行ってみると元旦からそれなりに人が入っていました。
一汗流してから家に帰ると早速お酒の準備。

新年最初のお酒は大切です

0_2この日はなにしろ寒いので、ツマミは湯豆腐にすることにしました。
湯豆腐セットと食材を準備。

1_2昨年読んだ池波正太郎の本に、「湯豆腐を作るときは、薄く切った大根を入れると豆腐がふっくらとする」と書いてあったのを思い出し、早速マネをしてみることにしました。


3_2湯豆腐が出来上がるまでの間、まずはプレミアムモルツで準備運動です。最近手に入れた専用グラス(缶の6本パックを買うと付いてくる←こういうのに弱い)の性能はボチボチといったところか・・・。

5そうこうしているうちに茹ってきた豆腐。これを専用の道具(この道具が、この湯豆腐セット購入を決心させました)ですくいます。



6_2オッ!確かにいつもよりプルルンとしている感じがする。




7お酒はまずは伯楽星の純米吟醸・雄町を冷酒で・・・。

んー、イイ。アツアツの豆腐に絡めたポン酢の酸味を、冷たい日本酒がスルッと流してくれます。

9続いては先ほどの伯楽星をぬる燗に。
正月らしく富士山の柄が描かれた盃でいただきます。
日本酒をいろいろな温度で楽しむことは、そのお酒の持つ隠された魅力をひも解いていくようで実に楽しいのです。
ぬる燗になった伯楽星は雄町の力強さを優しく引き出していて、何杯でも呑めそうなツルリとした呑み心地です。

好きなお酒をお気に入りの酒器でいただく。

あぁ~幸せ。

10しばらく至福の時間を過ごし、豆腐が終わりかけたところで登場するのはアワビ
正月ならではの豪華食材です。コイツを熱した鉄鍋の上に置き、軽く火が通った頃取り出してパクリ。
味付けは単純に醤油のみですが、熱が入って超レアになったアワビ。十分に美味しい。
13お酒は羽前白梅・山廃・純米吟醸をこれまたぬる燗で。

うわぁ~、なんだこのお酒。
いい味出しまくりで、糸を引くように香っている。


このお酒が燗でも冷酒でもウマイのは知っていたけれど、いつも以上にウマさを感じるのは、アワビのお陰か、寒させいか、あるいは平成22年BYであるからか・・・。

そんなどうでも良いことに考察をめぐらせつつ、アワビの肝の軽い苦味を燗酒でグイッと流し込む。

最高に幸せな正月なのでした。
アワビ、もう一つ買っておけばよかった・・・

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2014.08.15

お盆の長旅その2 仙台

今回の帰省ではたまたま日程が仕事と重なったため、小倉~新大阪間の交通費は会社の経費でまかなわれています。
その浮いた交通費を東京~仙台間へと投入したのです。

ホテルに到着し荷物を降ろすと、懐かしの仙台の街へと歩き出します。
久々に訪れた仙台。ウワサには聞いていましたが、震災の復興関連で人が集まっているためかなりの賑わいです。
九州へ転勤する前はほぼ毎月訪れていましたが、その前後から小さな横丁の再開発なども始まっていただけに、いまはどうなっているのか少し心配です。

2あったあった、文化横丁
照明の明るいアーケードから一歩入ると、薄暗い横丁には昔と同じで味わい深い感じのお店が連なっています。「月のうさぎ」「高山酒場」そして「源氏」。記憶の中に閉じ込められていたお店たちは、大部分が昔と変わらず看板を掲げています。なつかしいなぁ~。

一安心したら一番の繁華街である国分町方面へと向かいます。
夜の街も相当な人出ですが、ネオン街の看板を見ている間に昔の土地勘も戻ってきました。
Photoひとまず虎屋横丁と稲荷小路の交差点へと到着。
国分町のランドマークといえば、この交差点か凱旋門ビルでしょう。
交差点からすぐ近くに、今回お目当てのお店である「BAR THE ROTHKO」があります。
以前は文化横丁の地下にあって、いわゆる隠れ家的な要素のあるお店だったのですが、ビルの三階に移転したということはおそらく雰囲気も少し変わっているかもしれません。

エレベーターを降りるとガラスの扉。
その扉を開けると、早速マスターのMさんが出迎えてくれました。

マ:「オーッ、FUKAWAさん待ってましたよ。」

私:「久しぶりですね、六年ぶりかなぁ。」

Photo_2まずは”ジン・トニック”をお願いして店内を見渡します。
スタイリッシュなカウンターと照明。早い時間帯であるためか、他のお客さんはいません。

私:「ビルの三階のお店らしい雰囲気ですね。」

マ:「まぁネ、最初はいろいろ言うお客さんもいましたけれど。」

東北最大の歓楽街である国分町のど真ん中で、Mさんは理想のお店を具現化したのだろう。出世したMさんとお店に、胸の中で拍手です。

続いて”ホワイトレディー”をお願いすると、シェイカーを耳に近づけて音を聞き分けながらのシェイク。そのスタイルは昔と同じで変わっていない。
会話の中でも、「まぁ大人がお酒を飲みに来る所ですからね。その辺はお互いわかってもらわないと。」とか「自分、組織とか苦手なんッスよ」と、考え方も昔とちっとも変わっていない。

2_2ひとしきりおしゃべりした後、”雪国”をお願いすると、見たことがあるようなグラスが・・・

私:「銀座のモーリバーみたいなグラスですね。」

マ:「そうです、毛利さんところのオリジナル。自分は通販で買いましたけど(笑)」

私:(笑)

Photo_3久々に訪れた仙台の街。
最後はこれまたあのころと同じく、「姫らーめん」で〆たのでした。(そして今回もまた、なぜ”姫”なのかを聞くのを忘れてしまったのでした)



Photo_4追伸
翌日は仙台のボルダリングジムでひと汗流して、ようやく実家へと向かったのでした。

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2014.08.14

お盆の長旅その1 東京

今回の帰省は、まず仕事がらみの出張があり、そのまま実家に戻るという交通費節約コースです。

1日目:小倉→徳山→倉敷
2日目:倉敷→大阪(ココまで仕事)→東京
3日目:東京→仙台
4日目:仙台→実家(神奈川)

という行程で、JRは西日本・東海・東日本が混合し、途中でレンタカーも借りるという本格的な出張&帰省。
昔はこの程度の出張の段取りはホイホイと組んでいたのですが、久々ということもありキップやホテルの予約を何度も確認。
少々ドキドキしながらの出発となりました。

一夜目、初の宿泊で期待していた倉敷は運悪くガッカリ。
一軒目に飛び込みで入った居酒屋は、この夜たまたまだと思うのですが異様に声の大きい団体客が入っており落ち着かず、二軒目に目指したバーも、接客面がどうもいまひとつ。期待はもろくも崩れ去ったのでした。

Photoいろいろワケありな感じなネーミングの、古い商店街を発見したのが唯一の救いです。





気を取り直して翌日は倉敷から大阪、そして東京へ移動し、馴染みのバーを二軒定期訪問。
十分に満足してカプセルホテルへと転がり込んだのでした。

Photo_2翌朝目覚めると、生暖かい風の中向かったのは「眠庵
カウンター席へうながされると、まずは”ハートランド”と”牛肉と大根のバーボン煮”を注文。
小さめのコップでグイッと飲むと、ハートランドの切れがのどを潤してくれます。
準備運動が済んだら”自家製お豆腐”を注文。
自家製のお豆腐は出来立てホヤホヤの温かいのも良いですが、この日のように冷えて少し締まったのもヨロシイ。お酒はこのお店の主軸である”喜久酔 普通酒”で、気分は東京勤務時代へとタイムスリップです。

お豆腐をチビチビやりながら、お酒は二杯目の”小夜衣 純米吟醸”へと移行。
スッキリしてのど越しのよいお酒が、山奥の小さな滝のようにスルスルと胃袋へ流れ落ちます。
Photo_3お次は”イカ(小)”をお願いし、合わせるのは”杉錦 純米吟醸無濾過生原酒”この日のイカにはいつも以上にワタが入っていて、切れ目からジュクジュクと溢れ出てくるほどです。それを日本酒でキュッと流す。

たまんねぇ~。

濃厚なイカのワタは、口の中に軽い痺れをもたらしますが、舌の痺れを癒すように日本酒がしみ込んできます。
Photo_4最後に盛り蕎麦の”二種盛り”をお願いし、産地の違う御蕎麦の香りをクンクンと嗅ぎ、

「眠庵だなぁ~」

と極めて当たり前な感慨に浸ります。
時刻は二時半。
お店も少し暇になってきたところで、店主のYさんと話でもしようかと思いましたが、今回はここで終了。
本格的に酔っ払わないうちに仙台へと向かったのでした。

※お酒の細かいグレードは一部忘れてしまったので不正確です。

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2014.06.22

ジュースミキサーを修理したんですよ。

Photo我が家のジュースミキサー。
ミキサー内を真空にしてから撹拌し、保存容器内も真空にすることで、素材の鮮度を保つことが出来る優れものです。
お酒ばかり飲んでいてはいけないと思い購入したこの真空ジュースミキサー。
これで作るフレッシュジュースはさすがに美味しく、高満足度で使い続けていました。
しかし購入から3ヵ月後、エラーメッセージが出るようになり、肝心の「真空」の機能が使えなくなってしまいました。
撹拌する機能だけであれば使えるし、真空ポンプが動いている”ブーーーン”という音も聞こえてくる。
しかし容器をセットして「真空保存」のボタンを押しても、容器内部が負圧にならないのです。
ということで故障の原因は以下の3つが考えられます。

1.真空引きするラインに漏れがある。
2.真空引きするラインが詰まっている。
3.プログラムや電子回路に問題が起きている。

「1」はチューブが外れているとかパッキンが痛んでいるなどが想定され、自分で修理できそうです。
「2」はチューブ内の詰まりであれば修理できそうですが、詰まりの箇所がポンプ内部だと厳しそうです。
「3」であればお手上げ、自分では修理できないでしょう。

ということで早速分解開始。
Photo_2まずは容器と本体を接続するクビの部分を分解してみます。

すると早速異常を発見。

チューブ内が汚れているではありませんか。
この真空ジュースミキサーは、真空引きの際に材料が吸い込まれないように、容器のフタ側にキャップを取り付けて使うのですが、何度かキャップを付け忘れて動かしたことがあります。
この付着物はそのときに吸い込まれた液体の一部に違いありません。
この部分ではチューブが詰まるほどの付着はありませんが、故障原因のヒントは得られました。
次はいよい本体の分解です。
Photo_3本体底部のビスを外すと、底部がガバッと外れました。
内部には電子基盤と、駆動系の部品。
まずはベルトを外さないと、先程のチューブの続きへはアクセスできないのですが、このベルトがなかなか頑丈で、伸びないようにゴムの中に糸が入っているようです。
結局プーリーを取り外さなければベルトは外れず、回転軸からプーリーを外すのはやや難航しました(分解に夢中で写真を撮り忘れました)

駆動系の部品をゴッソリと引っ張り出すと、首の部分から真空ポンプまで、先程のビニールチューブがつながっています。
よく観察するとチューブが真空ポンプに接続される部分には、チューブ内にフィルターらしきものが入っており、真空ポンプ内への異物混入を防いでいるようです。
チューブ内は思ったほど汚れていませんが、よくよく見るとチューブの一部が折れ曲がっており、その部分が閉塞しているように見えます。
Photo_4チューブの長さは余裕があり、本来はらせん状に収納されているようですが、その一部が折れ曲がり、空気の流れが悪くなったところに吸い込まれた液体の一部が付着、結果として完全に閉塞してしまったようです。 

チューブを完全に取り出すには、本体上部を分解する必要がありますが、この部分は分解が難しい(分解・修理することを前提とした構造になっていない)ので、ここまでの状態でこの閉塞を解消しなければなりません。

そこでまず、チューブを数センチ切って短くすることにしました。
チューブの長さに余裕があるのは、その方が組み立てやすいからだと思いますが、長すぎると折れ曲がることになります(極端に言えば余裕がまったく無ければ折れ曲がることはできない)。
切ったチューブの内部と、ポンプ入り口のフィルターは消毒用アルコールで洗浄します。
更にチューブをポンプに接続する際に、曲がってクセのついた方向とは逆方向へねじった状態で接続しました。

Photo_5電気的なショートを起こさないように、アルコールが完全に乾くのを待って再度全体を組み立てます。
そしてまずは容器に水を入れて試運転。

ブーーーーーンという真空ポンプの動作音。
そして撹拌。

動作終了後に容器を取り外すと、

プシューーーッ

と空気が吸い込まれる音。
内部が真空になっていた証拠。
これでまた美味しいフレッシュジュースを飲むことができます。happy01

※電気製品の分解・修理はあくまでも自己責任で行ってください。

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