山手線シリーズ:上野駅で二軒目
二軒目は同じく焼き鳥屋の「鳥清」
こちらは看板に「鳥、鳥、鳥の店」と書かれており、焼き鳥ムードが濃そうな雰囲気です。
一軒目の「鳥心」がオレンジ色の提灯で店の前を賑やかにしていたのに比べ、「鳥清」の構えは、店内の蛍光灯の光が漏れ、オススメメニューを書いたホワイトボードが掲げられているだけという、ややそっけない感じです。
赤の「鳥心」
白の「鳥清」
といった感じでしょうか。
ガラガラ・・・。
「いらっしゃいませ。」
女将さんが艶のある声で迎えてくれました。
引き戸を開けると、左側にカウンター、右側は小上がりになっています。
カウンター席について驚いたのが、白木のカウンターの美しさ。
表面に何も塗っていない、木材の地肌が丸出しのカウンターというのは時々見かけますが、ここまで美しくふき上げられたカウンターは初めてです。
一瞬最近リニューアルでもしたのかと思ってしまいましたが、良く見ると柱のカウンターに接する部分が少し磨り減っていて、このカウンターが長い年月にわたって丁寧に拭き続けられたことを物語っています。
店内は無駄なものが一切なく、先ほどのお店より落ち着いた、スッキリとした空気が流れています。
私:「ビールとネギマ、砂肝、それと・・・モツ煮込みをお願いします。」
女将さん:「焼き鳥は二本ですがよろしいですか?」
私:「ハイ。」
カウンターでは50代の常連風が、三人で楽しそうに飲んでいます。
子上がりでは40代のサラリーマン二人組みが、何やら寂しそうに飲んでいます。
さすがにメニューのほとんどは”鳥”を使った料理です。
焼き鳥、鍋など、昔ながらの料理オンリーで、創作系などはもちろんありません。
まもなく料理が出てきました。
ネギマも砂肝も、”整列!”という感じで、串にキレイに刺さっています。
ネギマを上から見ると、ギチッと密着した材料が、きちんとした長方形に収まっています。
このあたりがチェーン店の焼き鳥とは違うところでしょう。
モチロン味は文句なし。
明るく清潔な、そして凛とした独特の雰囲気の店内。
私:「キレイなカウンターですね。」
女将さん:「手触りが柔らかくていいでしょ(ニコニコ)」
くそぉ~、もう少し食べながら熱燗飲みたかったなぁ・・・。
しかし二軒ともネタが大ぶりなので、この時点でお腹が一杯。
後ろ髪を引かれる思いで、クールダウンのために近くのバーへと向かうのでした。
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コメント
鳥の夜でしたね!
おつかれさまでした(^^)
清々しいカウンターってよいですよね~。
それだけで入った瞬間に「おっ、よさそうな店だ♪」と思いますよ。
投稿: aiai | 2006.02.26 01:39
鳥鳥鳥って並んでいるのを見て思い出した!
昔社内旅行でマージャンやったときに、イソッコ(鳥)が暗子になっていると「サントリー」っていうので1役ついていることに衝撃を受けました。
あ、マージャンやらない人にはわからないか・・FUKAWAさんはどうかな??
投稿: hirorin | 2006.02.28 14:13
>>aiaiさん
カウンターはある意味お店の看板ですからねぇ~。
カウンターに力が入っているお店はこちらも気合が入ります。
>>hirorinさん
マージャンは昔覚えようとしたんですが・・・。
雀荘のあの雰囲気にどうも馴染めませんでした_| ̄|○
投稿: FUKAWA | 2006.03.02 23:07