夜の新規開拓で失敗・・・。
イマイチと書いた仙台で入ったお店の話です。
比較的早い時間ということもあり、まだ客は一人もいません。
メニューを見ると”のれそれ”(アナゴの稚魚)が有るではありませんか。
早速”のれそれ”と”生ビール”、”牡蠣の天ぷら”をお願いし、しばし店内を観察します。
間もなく出てきたお通しは市販の惣菜に手を加えたものです。
庶民的なお店が集まるエリアですから、アレンジしてあれば十分合格点。
そしてお酒のメニューが書かれた黒板には、秋田・岩手の有名どころの日本酒とともに、聞いたことも無い宮城県の日本酒が並びます。
すぐに日本酒(しかも地元の)に力を入れている店だとわかりました。
しかし入店時に「いらっしゃいませ。」の声が無かった(少なくとも私には聞こえなかった)のと、高級店の店構えでもないのに、メニューに値段が書いていないのが気になります。
そんなことを考えながら”のれそれ”を食べ終わった直後、30代後半と思われる店主が声を掛けてきました。
「ビールとのれそれって、微妙じゃありません?」
大きなお世話だっての。
アンチャンこそ”のれそれ”をオーダーする客がどういう客かワカランのかよ。
”のれそれ”には日本酒が最高であることくらい知ってるよ。
だけどオレは一杯目のビールのために、午後は水一滴も飲まないでいたんだよ。
そしてたまたま入ったこの店で、大好きな”のれそれ”を発見したから、一刻も早く両方いっぺんに口に入れたかったんだよ。
店として組み合わせに納得が行かないなら、客が口にする前に言えっての。
「”のれそれ”でしたらコチラのお酒のほうがオススメですよ、サービスしますからゼヒ。」
とか言って小さな猪口でも出せば、
「旨いね、おかわり。」
くらい応じるのに。
頭に来たから”牡蠣の天ぷら”が出てきた瞬間に、
「ビールもう一杯。何でもいいからさっきと違う銘柄で。」
と応じてやりました。
(*´∀`)=3ま、たまには失敗があるのも飲み歩きの楽しみです。
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コメント
分かります。
失敗の店もあるからこそ、良い店が引き立ちますよね。
私は、最初の瞬間で分かるのが良い店と良い映画の共通点だと思っています。
「いらっしゃいませ」は挨拶の基本だろうがゴルア。(笑)
投稿: TODO | 2006.02.19 21:51
>>TODOさん
そうそう、最初の瞬間って重要ですよね~。
まぁ仙台は他に良い店がたくさんあって飲み直しができるので良かったです。
何も無い地域だとイヤな思い出だけが残って今しますからね・・・。
投稿: FUKAWA | 2006.02.25 10:57