山手線シリーズ:神田駅:その1
山手線シリーズ10駅目。今回は神田駅です。
神田駅といえば秋葉原の隣の駅、しかも飲み屋街としても栄えています。
ところが私はどうもこの神田駅が苦手で、足が遠のいていました。
何が苦手かといいますと、JRと通りが斜めに交差していて、道に迷いやすいのです。
客もお店も多いので当然いろいろなところで話題になっているお店も多く、一度ならず足を運んだのですが、いつも道に迷ってしまい、結局お店にたどり着けなかったり、たどり着いても満席だったりと、どうも良い思い出がないのです。
(単なる方向オンチじゃん!)
そこでたまには事前情報なしてブラブラとお店を探してみようと思い、駅周辺を探索してみました。
しばらく歩いていると見覚えのある看板を発見しました。
十年近く前、私が日本酒に二回目に目覚めたお店、秋葉原の某店と同じ看板です。
その某店は和食と日本酒のお店で、お値段はちょっと高めでもそれなりの素材とお酒が供される。若手が先輩に連れて行ってもらうにはちょうど良いお店でした。
最初は社長と妹さんで切り盛りしていましたが、その後支店を三軒も出し、最盛期には社長が、
「今度ビルを建てようと思ってる。」
と元気が良かった。
一時はほとんど毎日会社の誰かが行っていたのに、その後の不景気もあってか、だんだんと足が遠のいていったのでした。
そのお店と同じ看板を発見したものの、居酒屋としては比較的ありがちな店名に、「はたしてあのお店の支店だろうか?」と若干不安げに入店。
早い時間帯ということもあり、カウンターには誰も座っていません。
で、いきなり結論。
お店においてあるパンフで、このお店が秋葉原の某店の支店であることがわかったものの、同時に全盛期の支店は全てなくなっていることがわかりました。
比較的最近オープンしたらしい神田のこのお店も、素材や包丁は確かなものがあったが、いかんせん接客がダメ。
ガラガラのカウンターで、老店員は最初の客を入り口に一番近い席に案内する。
そしてお通しも出ないうちからオーダーを取りに来る。
若手店員は客から見えるところでイチャイチャ。
中堅店員も客の目が届くところで無駄話。
先ほどの老店員は、(良かれと思ってだろうけど)店の外で大声で呼び込みを始める。
オレがもう少し一丁前の飲み手だったら、神田支店を出たその足で秋葉原の本店に行って、T社長に状況を説明してやりたかった。
本店が思い出のお店だけに悲しかった。
満足できないので次の店につづく。
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コメント
接客の悪い店は、味以前ですよね。
逆に接客の気分の良い店は、それだけだまた行ってみたくなります。
ところで、神田は確かに線路と道路が斜めになっているので迷いやすいってのは分かる気がします。
私の近くでは横浜の中華街です。
あそこの一角だけ周囲の道路に対して区画が斜めになっているの、方向が分からなくなりがちで苦手です。
投稿: TODO | 2006.05.27 23:48
一丁前の飲み手でなくても、それは言ってやりたいですよ~
客商売は接客が命!どんなに美味しいものでもリピーターがつかないですよね。
知らない道だと、私はお日様の向きで方向を確認しながら進むため、曇りや雨の日だとすぐに方向を見失い遭難します。静岡市内住宅街もナナメの道が多いんですよ~
投稿: hirorin♪ | 2006.05.28 11:59
>>TODO
接客が悪いのは教育すれば直ると思うし、その教育はタダで出来るのだからやらないのが残念です。
>>hirorinさん
お日様の方向で確認!
野生ですな(笑)
投稿: FUKAWA | 2006.05.28 19:56