日本酒三兄弟と馬
昨日はちょっと仕事がバタバタして、結局昼食が食べられませんでした。
夕方になるといつも以上に
「腹へったなぁ~。」
となるワケです。
それじゃぁということで、秋葉原にある海賊バー「sara&鯛介」へ肉を食いに行ってきました。
オープン早々のカウンター席に座ると、まずはビール。
このお店のビールは、注ぎ方やグラスの乾かし方にまでこだわっていていつもウマイのですが、昨夜はまた格別にウマイ!
泡が黒ビールのように細かくてクリーミーです。
店員のka2君によると、連休中にサーバーの中の部品に至るまでメンテナンスしたとのこと。
料理はまずは「オーナーの田舎から送ってきた。」という”ふき味噌”、お酒は”鯉川”をオーダー。
いいねぇ~、味噌と日本酒。
ある意味黄金タッグチームだよなぁ~。
続いてこれまた「オーナーのお袋さんが送ってきた。」
という”山菜の天ぷら”をいただき、お酒は”米鶴”
”米鶴”は初めて飲んだけれど、どっしりと座っていていい感じ。
独特の香りもほどよく開花しています。
そしていよいよ”肉”です。
このお店はオーナーが地元つながりのルートで仕入れた会津馬の肉、特に”フタエゴ”という部位が名物なのですが、この夜は”ハツ”が入荷したということなので、そちらをお刺身でいただきました。
馬や牛の刺身というと正直ちょっと心配になる(鮮度という意味で)こともありますが、ここの食材はさすが!
プリプリして、そして少し歯応えがある、なんとも安心できる、もちろん激ウマの”ハツ刺し”です。
お酒は”鯉川”をおかわり。
オーナーに、
「これ”燗”にしてもウマイと思うけどなぁ・・・。確かお店のコンセプトとの関係で(←一応バーなので)”燗”はしないんだよね?」
と聞くと。
オ:「いやぁ、”燗”もするよ、ぬる間なら。知らなかったっけ?」
FU:「えー、そうだったの?早く頼めばよかった。」
オ:「だいたい俺は、”燗”して飲んだこともないのに、強制的に冷酒しか飲ませない店は嫌いなんだよ。」
FU:「そうそう、まぁ店にとっては”燗”すること自体がメンドクサイんでしょうね。本来ならこの前飲んだ”磯自慢”とか、あと”神亀”っていう酒が・・・。」
オ:「”神亀”あるよ。」
FU:「なにぃ~、知らなかったよ。」
オ:「この酒は常温で保存しても大丈夫だからココに・・・」
とカウンターから死角になっている棚から一升瓶を取り出すオーナー。
もちろん最後は”神亀”をぬる燗でしんみりと飲んで、楽しいお店を後にしたのでした。
| 固定リンク
« 酒は学校。 | トップページ | 出張:岩手県一関市 »
「お酒」カテゴリの記事
- 47都道府県酒飲み計画 金沢へ。(2022.11.28)
- ソロ花見をしてきたんですよ。(2022.03.30)
- 阿佐ヶ谷:「酒場 さん七」で燗酒三昧。(2022.02.21)
- 吉祥寺「中清」にて昼酒アワー。(2021.11.29)
- 外飲み解禁日:神田 眠庵(2021.10.05)
コメント
美味そうですねぇ。ホントに。
読んでいてよだれが出そうな文章です。ステキです。
投稿: とっしー | 2006.05.11 10:08
私の飲みたいお酒三兄弟とも言える。
鯉川、東京では結構出ているみたいだけど、静岡ではあんまり・・というか、私の行きそうな店には置いていないので、この冬ずーっと飲みたい、飲んでみたい!と思っているお酒です。ぬる燗よさそうですよね~
もうシーズンは夏に向けて冷酒だと思うけど、冷房効き過ぎのofficeに1日いたら、きっとぬる燗は身体にやさしくホッできそう。
投稿: hirorin | 2006.05.11 16:03
>>とっしーさん
どうもです。
とっしーさんは日本酒の方は飲まないんでしょうか???
>>hirorinさん
鯉川は旨いですよ~。
何と言うか小さな蔵がシッカリシッカリ造っている感じが伝わってくる、ホントに良質なお酒です。
投稿: FUKAWA | 2006.05.14 08:34
衝撃的においしくなかった。
厳選した素材を使っているとうんちくばかりで、実際食べてみたら
何のことはないなんだかぼやけた味ばかりであった。
雑炊の後にカルパッチョを出しますといわれたときには
あきれて退出しました・・
投稿: Mio | 2007.02.05 16:38