徳利と盃を購入。
日本酒を飲むのに際して、重要な要素となるのが酒器です。
特に燗酒となると、酒器の性能はもちろん、できれば風情のある酒器で飲みたいものです。
出張先の古道具屋などでいろいろと探してみたのですが、陶器や磁器の世界は全くの門外漢ということもあり、なかなか良いものが見つかりませんでした。
で、けっきょく行き着いたのが、太田和彦氏オリジナルの『江戸徳利盃揃え』です。
太田氏といえば居酒屋評論家で、燗酒も大好きな方、著書に紹介されているお店には私も何件も行っています。(つまりファンなのだ)
早速WEBで発注しました。
届いた『江戸徳利盃揃え』は徳利の微妙な曲線もさることながら、なんといっても盃付というのがウレシイのです。
冷酒はともかく、燗酒はやはり盃で飲むのが一番ウマイ。
盃は上部が薄く、大きく広がっているので、口に当てたときにお酒が舌のちょうど良いところに流れ込むのです。
それに上が広い分、香りも広がりやすい(と思う)のです。
燗酒の何ともいえない香ばしいような上品な香りが、鼻孔に自然に入ってくる。
そしてぬる燗のお酒がトロリと流れ込む・・・。
それが良いお酒だと、のどに流した後もベタつかず、胃に向かってツーッと流れ落ちる・・・。
この感覚がたまらず、思わず背筋を伸ばして飲んでしまうのです。(背筋を伸ばすと、よりまっすぐ、気持ち良く流れ落ちるような気がしません?)
日本酒の場合、ただせさえ燗酒を出すお店が少ないうえ、盃で飲ませてくれるお店は更に少ないので、せめて自宅では盃でおいしく飲みたいものです。
さてと、次は燗付器を購入しなくては・・・。
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コメント
やっぱりぬる燗かなと思ってしまいます。
投稿: も | 2006.07.27 01:52
本当に、家で飲む時にも雰囲気大事にしたいですよね!!私もいつも、「どれで飲もう・・」と悩みます。もうちょっと選べるといいんだけどなぁ。酒器の充実って贅沢な趣味です。
投稿: hirorin | 2006.07.27 08:58
お酒は飲む器によって,本当に味が変わりますよねぇ.さらに雰囲気が加わり,ますますお酒が進みそう.最近なかなか時期のすらっとしたものを見かけることがないだけに,この酒器はとっても気になります.
投稿: ryuma75 | 2006.07.29 00:06
>>もさん
ホホ~ゥ、そちら方面にも目覚めましたか(^。^)
>>hirorinさん
hirorinさんはほぼ毎日家で飲んでいるようですから、酒器なんかは充実しているのかなぁ~?
でも家飲みって安いからついつい量が・・・
>>ryuma75
やっぱり生活で使う道具は飽きの来ないデザインが一番ですね!
投稿: FUKAWA | 2006.07.29 14:52