健康と酒を両立したい。
最近ど~も飲みすぎなんじゃなかろうか?
このまま飲み過ぎて体でも壊したら大変だ。
そこで、”ウマイ酒を飲みつつ、健康的であるにはどうしたら良いか”を考えたのですが、結果として、
「大山に登ろう」
ということになりました。
”大山(おおやま)”は、我が伊勢原市のシンボルにして最大の観光スポット、「水戸黄門」や「木枯らし紋次郎」といった時代劇なんかにも登場したことがあります。
標高は1,252メートルで、観光客は駅から中腹にある阿夫利神社・下社まで、バスとケーブルカーで行くことが出来るのです。
しかーし!地元市民はあくまで徒歩!自宅から全て徒歩で頂上を目指します。
そして要所要所でウィスキーを飲もうという計画です。
まずはコンビニで昼食のオニギリ、氷、水、三ツ矢サイダー(ソーダ水が売ってなかったので)を購入。
歩き始めて約1時間。
鳥居が見えてきました。
気温は30度に迫り、既にもう汗だくです。
小休止し、水分を補給。
この辺りには親戚も住んでいるので、朝から道端で酒を飲む姿など見られたらヤバイのです。
更に歩くことしばし。
バスの終点近くにある国定公園の入り口です。
山らしくなってきました。
バスの終点からケーブルカーの駅までは、土産物店エリアに入ります。
この辺りは坂も緩やかで、店頭の土産物を見ながら歩くことが出来ます。
でも何も買いません。
だって地元だもん。
更に進むと、ケーブルカーの駅が現れます。
ここから上へ行くには、ケーブルカーの他に登山道が二つあって、急峻な”男坂”と比較的緩やかな”女坂”に分かれます。
もちろん”男坂”を選択。
これが男坂の様子。
こんな坂道とも石段ともつかない登山道が延々と続きます。
ピークを過ぎた30代半ばの肉体は悲鳴を上げ、だんだんと足が動かなくなってきます。
ハァ、ハァ、ゼェ、ゼェ、やっぱ頂上まではムリっぽくない?
パトラッシュ、僕もう疲れたよ・・・。
1時間以上かかって、やっとたどり着いた”阿夫利神社・下社”。
あ~、なんか達成感あるなぁ~、やっぱいいなぁ~山は(←って素人ですが)
境内で一休みしながら、いよいよ酒です。
まずは”メーカーズ・マーク”をソーダ割にします。
ウメェ~、ウメェゼ!
やっぱし男は黙ってバーボンだろ!(サイダー割りですが)
酒を飲んでから運動した場合に、どれくらい酔いが回るか分からないので、ここは軽く一杯にしておきます。
神社の地下に、冷たい地下水が引き込まれているのです。
ここ大山は各所で美味しい湧き水が湧いており、その水で水割りを作ろうという魂胆です。
もちろんそのまま飲んでもヒンヤリとしてウマー。
いよいよ頂上へと向かう登山道の入り口。
急な石段が行く手に立ちはだかります。
頂上までは約90分。
はたして制覇できるのか?
頂上まではまたもや険しい山道が続きます。
しかし不思議と足は軽やかに進みます。
十分に休んだからか?
それとも酒のパワーか?
他の登山者よりもやや速いペースで快調に進みます。
周囲が高い木々で覆われ、日陰が続いたこともあって、思っていたより体力を消耗せずに登ってくることができました。
とは言えやはりキツイ。
日ごろの運動不足が露呈されまくりです。
ひたすら歩く、歩く、歩く、そしていよい鳥居が・・・。
頂上はもうすぐそこです。
ヤッターッ!ついに頂上です。
しかしスゲェな、昔の人は。
こんな山の上までまで石段を作ったり、神社を建てちゃったり。
頂上からの景色。
残念ながら薄曇り(市内は光化学スモッグ注意報発令中)ですが、晴れていると江ノ島まで見渡すことができます。
さてとー、頂上での水割りです。
”メーカーズ・マーク”を、下社で汲んでおいた”大山名水”で割ります。
最高だよ!最高だよこの水割り!
酒と水と氷だけじゃない、頂上まで登った達成感も、この味に含まれています。
少し濃い目にしてお代わり!
休憩中にリュックサックに止まってきたチョウチョ。
癒し癒し。。。
頂上からの下り坂。
下りだから楽かと思ったらそうでもない。
かつて木材で整備された階段の、土だけが流失してしまっていて、木材がハードルのようになって続いている。
こんな道が約1時間続きます。
見晴台というポイントで休憩。
実際は特に見晴らしが良いわけでもない。
昔はもっと見晴らしが良くて、それに広かったような気がするけど、こんなもんだったかなぁ?
ちなみに木枯らし紋次郎が活躍したのはこの辺りです。
最後の休憩ポイントとなる二重滝。
滝つぼに下りることが出来ます。
もちろん冷たい水を汲んで、水割りを作りましょう。
ここで登場したのは”ラフロイグ”森の中にはなんとなくモルトが似合います。
ウィスキーを造ろうと思ったらまず森から作る。
そんな言葉を思い出しながら、お代わり。
そして帰路へとつきます。(おうちに着くまでが遠足だよ。by小学校の先生)
感想
いやー良かったですよ山は。
運動して酒の回りが早くなるかと思ったら、そうでもありませんでした。
水割りを5杯飲んだのに、アルコールの量という意味では飲み足りない感じです。
短時間で一度に飲んだわけでもないし、水もかなり飲んだので酔わなかったのかな?
それに山頂で飲んだお酒の味は忘れられません。
肉体的にも、精神的にも実に健康的な飲酒を楽しむことができました。
秋の紅葉シーズンにでも、もう一度チャレンジしたいです。
追伸。
家に着いたときは足にそうとう疲労が溜まっていましたので、明日は健康ランドで足裏マッサージをしてもらおうと思います。
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コメント
むむう~登山と酒ですか・・・。これが不思議と無理やり組み合わせているような気がせず、自然に感じるのはやはりFUKAWA氏の酒に対する愛情が深いからなのでしょうか?それとも山の水が旨いから余計に水割りが旨く映えて見えるのでしょうか?頂上で飲んだ水割りは、いろんな意味で旨かったでしょうなぁ。それにしても、ごつごつした歩きにくそうな山道ですな。
投稿: ギャバン | 2006.08.05 21:46
私も大山登った事ありますよ!!(しかもデートで)
途中で「やめときゃ良かった。もうイヤだ」と思ったことが鮮明に思い出されました。
でも、登りきった時の爽快感!・・・当時はお酒持って上がらなかったけど、今なら絶対にクーラーボックス持参したいです。
ところで荷物は重たくなかったですか?そんなにビンばっかり持って(笑)
投稿: hirorin♪ | 2006.08.06 11:21
大山は私も一度登ったことがあります。
二度と行きたくありません。(笑)
なんつってもあの階段続きが参った。
そんで頂上が木ばっかりで何も見晴らしが無かった記憶が。
ただ、頂上にビールの自販機があったのが良かった!(笑)
今はないかな?
投稿: TODO | 2006.08.06 11:44
すごい!Fukawaさんの報告を読んでいつも感心させられるのは,都心で一杯飲んだ後できちんと自宅に帰るところですが,今回の大山詣でも,登っただけでもすごいのに,氷,ウィスキーのボトル,グラスを持参で行ってるところです!執念でしょうか。頂上でウィスキーのグラスを傾ける…まるでテレビのCMみたいです!近々どこかのウィスキーメーカーがこれをパクったCMを放映するかも。
投稿: sato | 2006.08.07 08:49
>>ギャバン
君もたまには運動したほうがイイよ(笑)
>>hirorin♪さん
重たかったよぉ~(泣)
ボトルは比較的中身の減っているものを選んだんだけれど、水や氷が以外に重くて参りました。
クーラーなんてムリムリ。
>>TODOさん
頂上には今でも自販機が有りますよ!
今は見晴らしも良いです。
>>satoさん
いやいや、都心で飲むとけっこう家に帰らない夜も・・・。
って言いますか、カプセル確信犯的に飲む夜もあたりして(*^_^*)
投稿: FUKAWA | 2006.08.08 15:38