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2006.11.06

山手線シリーズ:新宿駅

Yamanote13長らく休んでいた「山手線シリーズ」ですが、ボチボチと再開します。
「今年中に全ての駅を」と思って始めたのですが、意外に苦戦し、まぁ今年中はムリかなぁ・・・。

で、今回降りたのは新宿駅です。
新宿という駅はとにかくバカデカイのです。
ウッカリ出口を間違えたりすると、目的地までかなり歩くことになるので注意が必要です。
そして新宿という街はなんとなくダラダラしています。
いわゆる若者の街でもあるし、ビジネス街でもある。
チェーン店ばかりかと思うと、ゴールデン街のようなディープな飲み屋街もある。
ただ、大きく分けると西口がビジネス街、東口が若者系といったところでしょうか。

今回向かったのは西口にある”稲穂”というお店です。
「郷土料理と地酒の店」ということで期待が持てます。
エレベーターで狭いビルの二階に上がると、お店の入り口の縄暖簾をくぐります。
店主に

「一人」

と告げてカウンター席に。

メニューはあまり多くありませんが、とりあえず”ビール”と”ナス揚げ”、それから「本日のオススメ」とある”タコ刺し”をオーダー。

グビリ、グビリ、

ビールを飲みながら「お酒のメニュー」を眺めます。

ほぉ~。

広げたメニューには全国のお酒がまんべんなく並んでいます。
”黒龍”や”八海山”などの見慣れたお酒もあれば、四国、山陰、九州のお酒もある。
「燗にしてもウマい」「このキレがなんとも」など、店主の短いコメントも押し付けがましくないし、よく出てくるお酒もメニューに載っているから、比較対象に出来て良い。
妙な「幻の酒」を置いて威張っているお店よりも、純米吟醸あたりまでのお酒をたくさん飲ませてくれるお店の方がありがたいのだ。

「フムフム、これは楽しみだナ。それにしても”タコ刺し”遅いなぁ・・・。」

と思っていたら、半透明な見事な生のタコ刺しが登場。
料理もなかなかだ。

ビールが終わったので、”庭のうぐいす・特別純米
を注文。
この福岡県のお酒は、コロコロと転がるように喉を落ちてゆく。
しばらく口に含んだり、一気に飲み込んだり、背筋を伸ばしたり丸めたり。
いろんな飲み方をして一人で楽しんでしまいます。

Inahoそして次は”栃尾揚げ焼き”と(すぐ来そうな)”自家製塩辛”、お酒は”黒牛”を注文。
出てきた”自家製塩辛”は一風変わった見た目ですが、これが実にウマイ!
ヌルヌルした普通の塩辛とは全く違う食感。
これだけお土産に包んで欲しいくらいです。
初めて飲んだ和歌山の”黒牛・純米吟醸”これがまたウマイ!
やわらかな旨みが舌の上をスルリと通り抜け、今日一日のいろいろなことをサッと流してくれる。
「米から造った!」という濃さもある。
今年飲んだ日本酒(冷)の中では”鯉川”、”酒一筋”、”高砂”、”るみこの酒”と並んで五本指に入るウマさです。

関東以北では中部地方や山陰のお酒は見かける機会が少ないだけに、比較的リーズナブルな価格でいろいろなお酒を楽しめる(燗も有りで)貴重なお店です。
これで店長にもう少し愛想があれば通っちゃうのになぁ・・・。

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コメント

ひさびさの山の手線シリーズですね♪
新宿っ子ですが、こちらのお店は知りませんでした~。
「黒牛」はおいしいですよね。塩辛と一緒になんて…はあ、いいですなあ^^


投稿: aiai | 2006.11.08 00:30

>>aiaiさん
”新宿っ子”だなんてカッコイイなぁ~。
小田急線でエッチラオッチラ東京都に出てゆく私にとって、
新宿こそ”華の都大東京”なのです(^^)

投稿: FUKAWA | 2006.11.09 19:11

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