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2007.02.09

シーズンオフの気仙沼、予想外の展開に・・・。

昨夜は宮城県気仙沼市に宿泊。
気仙沼といえばサンマやカツオが有名ですが、今は全くのシーズンオフ。とは言え実はこの気仙沼については、事前調査でヒジョ~に期待できそうなお店に目をつけていたのです。
あまりにも期待できそうだったので、昼食も少なめにして夜を迎えました。
19:30というやや遅めの時間に駅前のホテルにチェックイン。そこからお店までは徒歩だと20分くらいかかりそうです。
タクシーを利用しようかとも思いましたが、歴史のある港町を散策してみれば、他にも良さそうなお店を発見できるかも・・・などと期待しつつ歩き出したのでした。
しかし港の方へと向う通りは全くといって良いほど人通りが無く、飲食店の明かりもほとんどありません。

「大丈夫か???」

心配になってきたころ、目指していたお店の前へ到着。

しかし・・・

ガーン!

「店内改装のため臨時休業いたします」との張り紙が・・・。

うわ~失敗した、ここに来るまでに他に店らしい店も無かったし、タクシーだったら運チャンに聞けば他にオススメのお店なり飲み屋がありそうなところに連れて行ってもらえたのにぃ・・・。
しかたが無いのでとりあえず観光施設のある方向へと歩き出してみましたが、それでも店らしい店に出くわしません。
かなり歩き回って、やっと飲食店がある程度集中しているエリアにたどり着きましたが、ここにも良さそうなお店がありません。
なんと言いますか、どのお店も店構えに力が入っていないのです。なるだけ低予算で作った、取って付けたような作りの店構えのお店が多いのです。前はスナックだった建物に新しく居酒屋が出来たけれど、またすぐ無くなりそうな、そんな感じです。

「あー、ダメだこりゃ、何年かぶりでホテルの部屋でコンビニ弁当になりそうだ・・・」

そんなことを考えながら、ガックリと肩を落としながらホテルまでの長い道のりを戻ります。
Kesenするとその途中、ふと路地の奥を覗き込んでみると、大き目の赤提灯がポツリ。

ン?

足音を殺して路地へと入り、店の様子を伺います。

静かだ・・・。

見たところ年季の入った建物に縄暖簾、店の前もキレイに片付いている。それにこんなに人通りの無い場所で営業しているなんて・・・。
きっとカウンターだけの静かな飲み屋に違いない。店主は50代半ば以上、いや待てよ、オヤジさんが亡くなった後、奥さんが後を続けているシブイお店かもしれない。うんうん、間違いなく良い店だ。

と、勝手に想像し、迷わず引き戸を開けました。

ガラリ・・・。

カウンターだけのお店には50代と思われる女将さんが一人。

ヤッパリ!

と思って席についたのもつかのま、店内を見回すとカウンターの隅にはマイクが・・・。
場違いな花が活けてあったり、ミッキーマウスのグッズが置いてあったり・・・。
そしてどこからともなくもう一人、これまた50代と思われるオネェサンが現れて私の横の席に座り、
「私も一杯飲みたい(あなたのお金で)」
という視線を振りまきながら世間話が始まりました。
二人ともシブイ居酒屋には似合わない派手目のお化粧です。

なるほどね、シブイ店は何年か前に終わって、その後にこのお二人が入ったというワケか・・・。
別にボッタクリバーではない(むしろ安かった)けれど、近所のオジサン達の憩いの場となっているお店なワケだ。
とりあえず早く帰りたいモード全開でオシャベリにつき合った結果、店の前がキレイなのは単に近所にヤカマシイお宅があるから。それからやはり気仙沼はサンマやカツオの水揚げのシーズンでないと、どうにもならないのだということがわかったのでした。

2007年飲み屋集計(延べ件数です)
既存店:居酒屋・・・8
     Bar・・・・・・9
     その他・・・5
新  規:居酒屋・・・5
     Bar・・・・・・2
     その他・・・1

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