山手線シリーズ:恵比寿駅
山手線シリーズの14駅目。今回は恵比寿駅です。
恵比寿といえば有名な居酒屋が何軒かあるようですが、あえてそういったお店は避けたいと思い、実は以前一度下見を行なっていたのです。
しかし駅から駒沢通りを登っていく方向にはコレといったお店は発見できませんでした。
そこで昨夜は駅前に発見したBarに入って、そこで情報を引き出そうという作戦です。
駅前という立地や、店の前に出ているあまり立派ではない(失礼!)A看板から想像して、
「たいしたお店ではないかな~、すぐ出るならかえって都合が良いけど・・・」
と思いつつ地下一階へ。
そのお店はBar「オーディン」
ギッ(と扉を開けると・・・)
オオッ!これは良い雰囲気。
高い天井からは薄暗い照明。重厚なカウンターの上はスッキリと片付けられ、落ち着き払った若いバーテンダーが迎えてくれました。
席に着くとカウンターの奥行きもかなりあり、全体としてゆったりとしたスペースです。
当たりだ。
6時を過ぎたばかりだというのに、すでに常連風が二人静かに飲んでいます。
私:「ジン・トニックをお願いします。」
バックバーには巨大なスピーカーや、古ぼけたボトルが鎮座しています。
しばらくして供されたジン・トニックからは、実に爽やかなライムの香りが立ち昇ります。
そういえば通りに出ていたA看板に、フレッシュフルーツにこだわっているようなことが書いてあったな・・・。
二杯目は”ホワイト・レディ”これもキリリと締まった中からライムの果汁の味が流れ出してオイシイ。
そのうちに奥に座っていた常連風が、バーテンダーに「あとでもう一度来るかも。」というようなことを告げて出て行きました。
私:「この辺りにはこういう感じのお店は何軒かあるんですか?」
バ:「そうですね、ウチと同じような感じのお店ですと、すぐ近くにもう一軒あります。あとはもう少しカジュアルな感じのお店とか、お食事もできるお店が多いですね。」
三杯目は”マンハッタン”をオーダー。
空きっ腹にいきなりカクテルだからさすがにちょっといい気分になってきました。
再訪間違いなしと確信し、バーテンダー氏にもう一軒のお店の場所を教えてもらいます。
そして二軒目は「BAR Epilogue」
控えめな看板と半地下という立地から、ちょっと見つけにくいお店です。
扉を開けて入ってみると、こちらもしっかりとしたBARの雰囲気。
立派なカウンターの向こうでは、若い男女のバーテンダーが働いています。
まずは”ジン・トニック”。
こちらはライムがグラスの底に位置するタイプで出てきました。
半地下の空間に、強くなった雨の音が少しだけ届きます。
二杯目は”マルガリータ”少し刺激の強い塩が、グラスの縁の半周だけに付けてあります。
BARというのは狭い方が、いわゆる隠れ家的な雰囲気が出て楽しいのですが、このお店のような広いお店も意外にくつろぐことが出来ます。
まだまだこの静かな雰囲気に浸りたいところですが、酔いが回ってきた。
三杯目にお願いした”グラスホッパー”を飲み干して、恵比寿の街を後にしたのでした。
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コメント
オーディンって・・・いきなりドンピシャな立派なお店ではないですか!!
オーナーの菊池さんという方が、モルト系でスゴイ方らしいです。
カウンターの中にズラーーーーっと並んだあのモルトの種類は確かにスゴイものが・・・。
投稿: まき子 | 2007.03.07 13:26
>>まき子さん
おおっと、まき子さんは洋酒もイケるのですか!
さすがと言いますかやっぱりと言いますか・・・。
「オーディン」はぜひとも遅い時間帯にも行ってみたい名店ですね。
近くにカプセルもあるし・・・。
投稿: FUKAWA | 2007.03.08 22:23