福島県いわき市の夜:その1
福島県いわき市。ここも無いんだよなぁ~、コレっていうお店が。
ビジネスホテルもたくさんあるし、人出はそこそこあると思うんだけどなぁ・・・。
この夜はわざわざいつもと違うホテルを予約して、探索エリアを変更してみました。
しかしてくてくと歩いては見たものの、「割烹」とか「うなぎ」のお店が数件あるだけ。で、結局駅前まで来てしまいました。
いわき駅前は、駅を背にして左側と右側に繁華街が広がっています。
左側はわりと一般向けの飲食店が多く、右側はどちらかというとディープな飲み屋小路が連なっています。
まずは左側から探索。潰れた店舗の入口にガラクタが放り込まれていたりして、以前にも増して寂れたような感じです。
一軒新しく出来た日本酒バーみたいなお店を発見しましたが、「完全予約制」とのこと。(ずいぶん強気だな)
他にもちろん居酒屋や焼き鳥屋などはあるのですが、特徴の無いお店ばかり。
あきらめて右側のディープゾーンへと向かいます。
飲み屋小路に入ると、狭い空間にスナックがひしめいています。
二本の通りが並行に続いているのですが、その通り沿いはもちろん、通りから左右に延びる小さな路地、抜け道に至るまでギッシリと看板が並びます。
更に通りを抜けると、「十八番街」なる薄暗い飲み屋小路へと続きます。
そんな通りの中で、一応「居酒屋」と看板を掲げているお店を数件発見。
いろいろ考えた末、一軒のお店の引き戸を開けてみました。
ガラリ・・・。
「いらっしゃい。」
という声と共に、ママさんが「見慣れない客だわね。」という目でコチラを見ています。
カウンターのみの狭い店に先客は無し。
カウンターの上には大皿料理が何点も置いてあります。
「あちゃーっ!やっちまったよ。」(と心の中で叫ぶ)
ママさん:「どれでも好きなもの取って食べて下さいな。」と、お皿とお椀を手渡す。
私:「ハァ・・・。」
ママさん:「全部”お通し”だから値段は同じ。」
私:「そうですか、そんじゃぁ・・・。」と、適当に料理を取りながら、ビールを注文。
こういうお店はアレなんだよなぁ、スナックを引退したママさんとかが半分趣味でやっているようなお店で、客も大部分は酒や料理ではなく、ママさんと世間話をするのが目的でくるんだよなぁ。
つまり、今度の選挙がどうだとか、農協の組合長はどんな男だとか、地元ネタが無いと話が続かないワケだ。
しかしまぁ料理はなかなかイケる味だったし、けっこう食べたり飲んだりした割には値段も安かったからヨシとしよう。
そんな感じで他の客が来て出づらくなる前に退散することにしたのでした。
2007年酒飲み集計
◆既存店:居酒屋・・16
Bar・・・・・23
その他・・12
※既存店は延べ軒数です。
◆新 規:居酒屋・・12
Bar・・・・・・8
その他・・・6
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この記事へのコメントは終了しました。
コメント
入った瞬間の「やっちゃった・・」。
これ、辛いですよね。瞬間的に出るための言い訳も考えるのだけど、良いことが思いつく前に「どうぞ」って言われて出られなくなっちゃう。
つくづく自分が小心者だと思う時でもあります。
投稿: hirorin♪ | 2007.04.14 14:29
そうなんですよねぇ・・・。
基本は顔から入って、ウッと思ったら、
「あ、まちがえましたぁ」
ってフェードアウトすることなんですけれど、
散々歩き回った後だととにかく一杯飲みたいから、
つい勢いよく足から入っちゃうんですよ。
で、出られなくなっちゃう(;´Д`)
投稿: FUKAWA | 2007.04.15 00:18