不毛地帯で新規開拓。
福島県原町市って何度か泊ったけれど、無いんだよなぁ~、コレというお店が。
今回も意を決してホテルを出発。かなり歩き回りましたが、どうも良さそうなお店が見つからない。
そもそもお店の絶対数が少ないのですが、どのお店も店構えに気合が入っていない。
なにかこう客を吸い込むようなオーラがまったく出ていないのですよ。
店の前が散らかっていたり、看板の文字が一部脱落していたり、はたまた見えるところに洗濯物が干してあったり・・・。
そしてようやく一軒、ここはどうかな?というお店「こいずみ」に入ってみました。
他に良さそうなお店が無いということもありましたが、このお店にした理由は以下のとおりです。
1.暖簾がキレイに洗濯してあった。
2.店名に苗字を使っているということは、それなりの自信があるのだろう。
3.「みちのくの味」と書いてある。とりあえず何がメインなのかわかる。
4.様子を見ていたら早足で入店するオヤジ客がいた。
ガラガラ(と、引き戸をあける)
「イラッシャイッ!」と元気の良い女将さん。
私:「一人なんですけど。」
女将さん:「どうぞこちらへ、どこでもどうぞ。」とカウンターへ。
へぇ~なかなか良い感じの店内だ。太い梁をめぐらした田舎屋敷風で、奥に座敷席もある。
2~3人の客にはテーブル席もあり、一人客から団体までオールマイティーに対応できるお店か。
黒板には「今日のオススメ」とある。
フムフム、”アイナメの刺身”、”中トロ”、”烏賊ワタホイル焼き”ときて”ノレソレ”を発見(!)、そしてその後には”カワハギの刺身”とある。
ほほー!”ノレソレ”があるとはなかなかやるじゃないか。
それに今出てきた”お通し”もアツアツのナスに肉そぼろをかけたものでなかなかウマイ!
私:「スイマセ~ン、”生中”と”ノレソレ”、”鳥唐”それから”カワハギのお刺身”下さい。」
ビールを飲み干してちょっと手持ち無沙汰にしていると、女将さんがすかさず
「ハイコレ、今日の。」
とスポーツ新聞を差し出してくれた。
私:「ありがと、生中お代わりお願いします。」
リズムに乗ってきた・・・。
”ノレソレ”というのは白くて小さなアナゴの稚魚のことで、これをツルルンといただくのです。
あまりオシャレな盛り付けで出てこなかったけれど、この店らしくて良いではないか。
鳥唐をつまんでいるとカワハギ登場。
”刺身”とあったのにお造りで出てきた!(しかも700円だ!)
なかなかいいみせじゃぁないか。
お酒は数種類あったけれど、純米と書いてある”奥の松”を注文。
グラスがキリンビールのグラスってのはちょっとアレだけれど、まぁこの際細かいことは気にするまい。
気がつけば奥の座敷ではグループ客が楽しそうに飲んでいる。
囲炉裏を囲むスタイルの席だから、狭苦しくなくて良いのだろう。
テーブル席ではサラリーマン二人組みが話し込んでいる。
ものすごく良い店ではないけれど、安くて旨い店を発見して大満足。
また来るよ~。
2007年酒飲み集計
◆既存店:居酒屋・・16
Bar・・・・・23
その他・・12
※既存店は延べ軒数です。
◆新 規:居酒屋・・11
Bar・・・・・・8(←調子に乗って入ってみたが、ダメダメでした)
その他・・・6
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