朝まで飲んだですよ。その3
カプセルで朝を迎えたその日。
とりあえずスーパー銭湯や会社に行って時間を潰します。
というのはこの日の夜は行きつけの某店から、
「店が終わったあと、朝まで飲む会をやるんですけど。」
と誘われていたのです。
酒とツマミは各自持ち込みということなので、私が用意したのは”いづみ橋・とんぼラベル・山廃”と、”エル・コンキスタドール・アネホ”というテキーラ。
あのお店で朝まで飲もうなんて思う客たちは、かなりの飲み手ばかりのはずだから、こちらも気合を入れないと・・・。
いよいよ会が始まると、集まった人達が各自得意分野のお酒やツマミを提供します。
まずはシャンパンで幕を開け、日本酒は憶えているものだけで”東一”、”作”、”いずみ橋・恵”、”神亀・にごり・十年古酒”、他にも宇宙酵母を使った日本酒や、オーク樽で熟成させた日本酒なども登場。赤トンボの兄弟もいたゾ。
ツマミというか肴は”サザエ”や”アジ”、”トビウオ”などの新鮮な魚介類がドッサリ。
客の一人が獲れたてを島根県の実家から送ってもらったということで、鮮度・味・サイズともに文句ナシ。
楊枝を使ってサザエを殻から取り出すとき、一番奥の黒い部分までプルンッ!と取り出して小さくガッツポーズだ。
いろいろなお酒を飲み比べ、おいしい肴を味わいながら夜はふけていく。
「お酒は二十歳になってから、おいしいお酒は四十歳になってから。」
などと名言を唱える人もいる。
私:「あ~、ちょっとミネラルウォーター買ってきます。」
と、店の向いにある自動販売機へ。
しかし・・・。
ここで体力の限界が来た。
どうやらこのまま数時間・自販機にしがみついていたらしい。
空が白くなりかけた頃やっと意識が戻り、お店の中へと戻ると、まだ飲んでいる人や、ギターを弾いている人、座ったまま寝ている人・・・。
行方不明になり、あと少しで謎だらけの死を迎えるかもしれなかった私を放っておいて、皆さん粛々と飲み進めていたようです。
大人はズルイ・・・。
店主:「あ、FUKAWAさん帰ったのかと思ってましたよ。お酒、結局ほとんど全部空になりました。」
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コメント
「カプセルホテルに泊るのをかくごで」
っていうのが羨ましいっす(涙)。
カプセルホテルって女性ダメなところが多いんですもん~~。
徹夜するなら始発まで店をハシゴするっきゃない!!
って、それより二日連続で朝日を見つめるFUKAWAさん、
若すぎです。
投稿: まき子 | 2007.05.28 19:54
>>まき子さん
カプセルは女性はダメ。
確かにそうですねぇ~。
そういう意味では酒飲みの女性はキツイかもしれませんね。
投稿: FUKAWA | 2007.05.29 22:45