山形市にある地酒の店。
今週は福島→山形へと出張。
福島ではいわき健康センターに宿泊し、サウナでたっぷりと汗を流した後、これまたたっぷりと生ビール。
翌日は山形市へと移動し、「地酒の店・茂天門」(シゲモン)へと向かいます。
時間は18:20頃。
ガラガラ・・・(と引き戸を開ける)
私:「一人」
店主:「いらっしゃい(笑顔)」
前々回と前回は三年くらい間があいてしまったけれど、今回は数ヶ月ぶりだからすぐにわかった様子。
まずは”ビール”をお願いし、お通しの”枝豆で作った豆腐”をいただきます。
暑かったこの日、”ビール”をおかわりし、オススメにある”クロソイ刺し”をオーダー。
しばらくして登場した”クロソイ刺し”は、刺身と言うより”お造り”。
35センチくらいのクロソイが器からはみ出しています。
私:「これはずいぶん立派だなぁ~!」
店主:「今日最初のお客さんなんで(笑)」
私:「それはそれは、ありがとうございます。」
”ビール”は二杯目もあっという間に飲み干してしまい、いよいよ日本酒です。
このお店は”磯自慢”や”黒龍”をはじめとして、店主が厳選した日本酒が揃っているのです。
なんでも時には地元の蔵元さんも飲みに来るとか。
”磯自慢・純米吟醸”→”磯自慢・純米吟醸大井川の恵み”→”十四代”→”楯の川”と飲み進むうちに、
「ちょっと変わったのがあるんですよ。」と店主。
あえて蛍光灯がOFFにされている冷蔵庫の奥から出てきたのは・・・。
”醸し人九平次”の古酒。(!!!)
2001年のものだということで、黒い革の袋に入っています。
店主:「ちょっと舐めてみます?」
私:「いいんですか?貴重なものを。」←飲みたいけど。
店主:「ホントに舐めるだけで。」
私:「いただきます。」←ヤッター!
革の袋から出てきた四合瓶のラベルはすごく地味で、九平次がまだ世間で騒がれる前の物であることを表しています。
小さな器にほんの少しいただいた古酒は、九平次特有の立ち昇る香りは薄く、いやむしろ香りの成分を液体の中に封入したような、しっとりとした舌触り。
五感の全てに囁きかけてくるような、上品でいながら力強い、まさに芸術品です。
店主が私の顔を見ながら、
「わかっていただいて良かった(笑顔)」
小さなカウンターでウマイ酒と肴。
この店に来たいが故に山形市に来てしまいそうな。
そんなお店です。
2007年酒飲み集計
◆既存店:居酒屋・・26
Bar・・・・・36
その他・・15
※既存店は延べ軒数です。
◆新 規:居酒屋・・16
Bar・・・・・・9
その他・・・7
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コメント
はじめまして、kudoh@山形と申します。
1年位前の記事に今更コメント、申し訳ありません。
茂天門は、以前から気になっていたのですが、なかなかいく機会がありませんでした。
ちなみにこのくらい飲むと、飲み代はいかほどでしょうか?
なんか雰囲気がすごく良さそうなので、ぜひのぞいてみたいと思います。
投稿: kudoh | 2008.05.27 21:58
>>kudohさん
はじめまして~♪
お値段は良く覚えていませんが、だいたい¥5,000くらいだったと思います。
グレードの高いお酒は、ほんの一口の量で出してくれますので、満足度は高いと思います。
投稿: FUKAWA | 2008.05.28 21:55