関西出張その4:大阪の古い居酒屋へ行く。
神戸のBARで飲んだあとは、自腹にてカプセルに宿泊。
翌朝はゆっくりと起きだして、大阪市内の居酒屋へと向います。
向ったのは阿倍野にある「明治屋」というお店。
創業昭和十三年という古い大衆居酒屋で、昼の13:00からやっているとのこと。
13:00からといってもランチ営業ではなく、そのまま夜までずっと開いているらしい。
真昼間の駅前通りを歩いていくと、あったあった。
古そうな建物に大きな暖簾。
しかし大衆的なお店にしては、思ったより静かな佇まいです。
さすがに真昼間だと、お客も少ないのかな?
そう思いつつ入店してみます。
ガラガラ・・・(と引き戸を開ける)
ウワワ・・・、13:30だというのに、カウンターにはもう10人ばかりの男達がへばりついている。
しかも一番隅に陣取った人は、文庫本を読んでるよ!
こりゃ~噂に違わぬイイ店に違いない。
カウンターの隅で文庫本を読んでいる客がいるなんて、滅多に無いよ。(今までで三軒目)
ご主人に「一人」と告げると、残り少ないカウンター席へと案内してくれます。
まずは”ビール”と”きずし(関東で言うシメサバ)”で一息。
男達の小さな話し声と、時おり注文を伝える声のみしか音の無いヒンヤリとした落ち着いた空間。
正面には花が飾られ、その右には大きな牛の置物、左にはなにやら古い木箱。
初めてとしてはちょっと緊張する雰囲気ですが、お酒を飲むうちに緊張もほぐれてきます。
”燗酒”と”イカだんご”をお願いし、更に店内を観察。
お酒は”菊姫”、”神亀”などの純米酒も置いてある。
そして出された”イカだんご”が実にウマイ。
”きずし”もそうだけれど、このお店は料理の見た目は簡単なのに、味は絶品だ。
こうなると次々たのみたくなるけれど、関東では見かけない料理もけっこうある。
”皮くじら”や”タニシの煮付け”など、比較的わかりやすいものを注文。
”どて焼き”や”八幡巻”は最後までなんだかわからなかった。
お酒は燗付け器で作られた燗酒意外に、最後に”にうめん”とともに”秋鹿”をお願いしました。
ほとんどのツマミが350円~500円とお値段も安い。
いいなぁ~、こんな居酒屋が近所にある人は。
2007年酒飲み集計
◆既存店:居酒屋・・32
Bar・・・・・45
その他・・20
※既存店は延べ軒数です。
◆新 規:居酒屋・・22
Bar・・・・・12
その他・・10
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コメント
阿倍野に昼に飲みに行った時に、ここを通りすがって
入ってみたい~!って思いましたよ~。
大阪の友人も「すごい古くからあるけど、区画整理でもうすぐなくなっちゃうかもしれない」って言ってました。
両端や周囲に白い工事現場にあるつい立が並び始めてますもんね。
でもこういうお店は無くなってほしくないですね・・・。
投稿: まき子 | 2007.06.27 13:11
>>まき子さん
そうそう、周りは全部区画整理されていましたけれど、
このお店だけはガンとしてどかないという雰囲気でしたよ。
客たちもみんな、「この店を守るぜ!」と言いたげな
後姿でした。
投稿: FUKAWA | 2007.06.27 21:52