関西出張その3:神戸のBARに行く。
明石焼きで満腹になった後は、神戸市のBARへと足を向けてみます。
港町神戸と言えば、BARがたくさんあることでも知られています。
まずは飲み屋街をウロウロしてみますが、三宮の駅の周辺は、どちらかと言えば”若者の町”という感じで、チェーン店居酒屋やレストランが続きます。
少し奥まった通りに入ってみますが、オヤジ連中が集まるような小さな路地はなかなか見つかりません。
事前に調べておいたお店を目指しますが、どうやらそのお店は既に閉めてしまって、現在は別のお店が入っている様子。
どうもいまひとつの出だし。
まぁいいか、雨も降っているし・・・。
と思い、そのお店に入ってみましたが、普段着のマスターと奥さんがやっているお店でイマイチ。
さっさと出て、東京でnukuiさんに教えていただいたお店へと向います。
東急ハンズの近くのビルの3Fにあるお店。
「WESTAN HALL」です。
うむ、イイ感じだぞ。
さっそく扉を開けてみます。
カウンター席につくとまずは”ジン・トニック”をお願いして、店内を観察します。
わりと新しいお店のようですが、カウンターの奥のバックバーには、バーボンのボトルがズラリ。
ほとんど全てのスペースをバーボンが占めています。
見たことの無い銘柄・ラベルもたくさんあります。
うぅぅ、これはたまらん(^^)
一杯目のジン・トニックはさっさと飲み干して、バーボンの銘柄をジックリと眺めます。
「何にしましょう」とスキンヘッドのバーテンダー氏が話しかけてきます。
「クレメンタインの横にある、黒いラベルのって何ですか?」と私。
バ:「これは”ディステラリーズ・プライド”と言いまして、今は作っていないタイプです。」
私:「ふぅ~ん、それ、お願いします。」
バ:「飲み方はどのようにしましょう。」
私:「ストレートで。」
バ:「ストレート。グラスはショットとテイスティンググラスがありますが。」
私:「テイスティングの方でお願いします。」
んー、いい店だ。
バーボンをストレートで飲むときに、テイスティングラスを勧めてくれる店って少ないんだよなぁ。
聞けばこのお店は開店してまだ一年ちょっと。
オーナーがバーボンのコレクターということで、オールドボトルも多数置いてある。
逆にごく普通のボトルが置いていなかったりすることもあるそうだが、それもまた面白い。
こんなお店に来たら、飲んだことの無い銘柄をどんどん楽しみたくなるというものです。
私:「あの上のほうの棚の・・・。」
バ:「コレですか?」
私:「完全にラベル選びなんだけど、どんな感じのお酒ですか?」
バ:「そうですねー、ちょっと度数が高いですから、二杯目にはちょうど良いかと。」
私:「じゃ、ストレートで。」
バ:「ハイ。」
選んだのは”クラウン・ダービー”という銘柄
度数は50を超えているから、少しピリッとしていますが、のどを流れ落ちる感じがスマートで、なかなか飲みやすい。
私:「それにしてもバーボンって、”プライド”とか”ダービー”とか・・・」
バ:「”デラックス”なんてものあって、まったく自分達で勝手なことばかり言ってますよ。」
私&バ「ハハハハハ」
最後に”ダニエル・スチュアート”のオールドタイプをお願いして、昔このバーボンを勧めてくれたあるお店のバーテンダーを思い出していたら、だんだん酔いが回ってきました。
新しいわりには雰囲気も良いし、値段も安かった。
何よりバーボン専門のお店というのがありがたい。
いつかまたぜひ訪れたい。
そんなお店でした。
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