岩手県北上市で一番古い居酒屋
今週はまず月曜日に日帰りで福島県へ出張。
火曜日は午後から岩手県の北上市へ移動です。
北上市、ちょっとしばらくぶりだなぁ~。
だいたい2年くらい前までは年に数回訪問していたけれど、最近はまったく行っていない。
駅を出ると東京よりはいくらか涼しいものの、やはり暑い!
さっそくホテルで荷物を降ろし、お目当てのお店、「岩手川」へと向います。
店先の提灯なんかが以前来たときとまったく変わらないのがウレシイ。
ガラリ・・・(と、引き戸を開け)
私:「こんばんは~、一人です。」
マスター:「ホイッ!どうぞっ!どこでも。今開けたところだから。」
今夜は私が最初の客のようです。
このお店のご主人は、パンチパーマのオジサン(60代)で、見た目もテキパキとした動きも漁師さん風。
普通なら「大将」とか呼ばれていそうだけれど、お客はみな「マスター」と呼んでいるのです。
マ:「あれ?、前に来たことある?」
私:「2年くらい前ですかね、何度かおじゃましました。」
マ:「あ~、そうか、年取るとなんでも忘れちまってね(笑)」
カウンターの前には新鮮な魚が氷漬けにされていて、そこから冷気が漂ってきて気持ちが良い。
たしかマスターの弟さんが三陸で漁師をしていて、それでいつも新鮮な魚介類が満載されているのです。
新鮮なだけでなく、各魚がデカイから、うっかり一度に2~3種類注文しようものなら、
「どっちかにしときな、そんなに食えないから。」
と言われてしまうこともあるのだ。
この夜は”どんこのタタキ”をメインにカウンターでジックリと飲むことにしました。
”タタキ”といっても一尾丸ごとがあたりまえのようにお造りで出てくる。
そしてどんこのネッチリとした食感がたまらなく旨い!
マ:「ウチも北上では一番古い店になっちゃったよ。」
私:「そうですかぁ、何年くらいやっているんですか?」
マ:「もう32年目だよ。まぁあと何年かやったら、かあちゃんといっしょにのんびりと温泉旅行でも行きたいと思ってるよ。」
注文が入るとマスターが、
「オーイ、○○、カウンターさん生中!」
といった感じで、奥さんを下の名前で呼んでいるのもほほえましい。
いつまでもいつまでも続けてもらいたいお店です。
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