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2008.03.09

みちのく一人旅、郡山から仙台へと移動。

郡山市のホテルで目覚めた土曜日。
今日はこれから仙台へと移動です。
月曜日は下北半島を回るので、一度東京に帰っても疲れるだけだし、土日を使って鈍行で八戸まで移動すれば、交通宿泊費もたいして変わらない。
それなら東北の旅を楽しもうというワケです。

まずは郡山から福島まで、東北本線の下り列車で向かいます。
お昼前に福島駅に到着。
Photo駅から歩いて数分のところにあるお蕎麦屋さん。「三立十割 蕎麦人」へ向かいます。
日差しは暖かいものの、強い風が吹き荒れています。
人通りの少ない通りを抜けると、きれいな白い暖簾が見えてきました。

ガラリ・・・(と引き戸を開けて)

「一人なんですけど。」と言いながらカウンターへ。

グラスビール”と”酒肴三点盛り”をお願いし、他のメニューやらお酒やらを検討します。

プハァ~。いいね。昼酒は。

”酒肴三点盛り”はゼンマイ、クリームチーズに酒盗を合わせたもの、蕎麦味噌焼きの三点。
グラスビールは早速飲み干してしまったので、お酒へと移行します。

「すみませ~ん。お酒をなにか・・・」

と声をかけると、奥さんらしき人が、

「日本酒ですか?でしたらここに・・・」

おお、お酒のメニューは扇子に書いてある。
扇子を広げながらお酒を選ぶというのも少し優雅な感じで楽しい。
地元福島県のお酒がいくつかある中で、最初は”南郷”を冷酒でいただくことにしました。
スッキリとした味わいは、”酒肴三点盛り”のゼンマイに合います(よかった、最後にとっておいて)

もう一杯いっとくか。

私:「すいませ~ん。お酒を、”花泉”をお願いします。これ燗もつけていただけます?」
奥さん:「ハイお燗ですね。」と気持ちよく応じてくれた。
私:「ぬる目でお願いします。あと「鴨」もお願いします。」

鴨肉をつまみつつ、”花泉”のぬる燗をじっくりと味わう。

あ~幸せ。

最後に天ぷらそばを頂いていると、いつのまにか店内はほぼ満席に。

このお蕎麦屋さんの「三立」の意味は、挽き立て、打ちたて、茹で立て、という意味で、産地や材料にこだわったお蕎麦を提供しているのだそうです。
お蕎麦もおいしかったけれど、そばつゆもかなり美味しかったです。
蕎麦を平らげると再び強い風の中を歩き、福島駅へと向かったのでした。

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コメント

今日の記事はなんだか、「川端康成」を読んでいるような高尚な感じがした!
「三立」だったからか?

投稿: 葛飾のオヤジ | 2008.03.09 21:16

おいしそう…。
福島に行ったら、行ってみよう。
今頃、下北半島に向かっているのでしょうか??
東北の美味しいもの、一杯食べて飲んで楽しんでくださ~い

投稿: えぬこ | 2008.03.10 09:13

南郷では花泉の蔵元さんにも行ったことがあり、しかも美味しい南郷トマトをたくさん頂いて来たりして馴染みがあるので、なんだか贔屓目に見てしまう蔵元さんです。
地元に愛されつつ頑張っているなぁと。
あ!そいえば川崎の魚昌さん云々でご存知でしたね♪
地元でも愛されている銘柄のようで、なんだか嬉しいです。

投稿: まき子 | 2008.03.10 12:06

風がいつも強い感じですよね。福島なら是非行って頂きたいバーがあったのですが・・・。

投稿: も | 2008.03.11 14:50

>>オヤジさん
て、照れるなぁ・・・。

>>えぬこさん
下北半島も良かったですよ!

>>まき子さん
そうっ”花泉”を見た瞬間に思い出しましたよ!
川崎ももっと開拓したかったなぁ・・・

>>も さん
そういえば良い店があるって言ってたね。
惜しいことした。

投稿: FUKAWA | 2008.03.12 23:40

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