小倉の夜、「小料理 なみ」
小倉に転勤してきてからというものの、夜の街もだいぶ探索しました。
で、その中でもいま一番のお気に入りが、「小料理 なみ」です。
「小料理」というと、小奇麗な女将さんが一人でやっているお店というイメージがありますが、このお店は男性二人。(もとは女将さんがいたらしいのですが、引退して今の大将が引き継いだのだそうです)
残業を終えて飲み屋街をブラブラ歩き、その端っこ近くまでくると長い暖簾が目に入ります。
ガラリ・・・(と、引き戸を開けて)
「一人」
と、人差し指を立てると、ニコッと大将の笑顔。
料亭で修行したという大将と、元はこのお店の客だったという店員のYさん。
大将はどこかのどかな雰囲気を漂わせ、大柄で手足の長いYさんはテキパキと働いています。
カウンター席に空きを見つけると、何度かお見かけした常連さんにも軽く会釈しつつ席に着きます。
Yさんに、「暑っついねぇ~、ビール、中で。」
と最初の注文。
北九州市というところは美味しい魚介類が安くいただけるということでも有名なのですが、なかでも「小料理 なみ」は絶品。
単に魚を出しているだけではなく、選りすぐりのネタが美しく盛り付けられています。
お刺身はたいてい二種類のネタが一つのお皿に盛り付けられていて、”タコ・イサキ”とか”スズキ・ヒラス”といった感じです。
魚というのは地方によって呼び方が変わるので、ときどき何の魚かわからないこともあり、その正体を突き止めるのも楽しみの一つです。
お刺身を一品頼んだら、ビールで喉を潤しつつ、ホワイトボートに書かれたメニューを物色。
お刺身の他には、焼き物、煮物、揚げ物、それから洋食まで一通り揃っています。
でも、あまりコロコロ変わらないのがいい。
ビールを飲み干したら、いよいよ本番。
「えっと、”バクライ”と、お酒、”南”を下さい。」
九州というとどうしても焼酎のイメージがありますが、ここ「なみ」では、日本酒もそこそこ揃っています。(そして銘柄がコロコロ変わらないのがいい)
”南”の次は、”開運”や、”磯自慢”に進むのが私のいつものパターンです。
そして最後に、”ハンバーグ”で〆ます。
最後にハンバーグというのはちょっと妙な順番ですけれど、このハンバーグがジューシーで最高にウマイ。
隣で飲んでいる人が、
「俺もコレ下さい。」
と注文することもあるくらい。
そんなこんなでほろ酔い気分になったら、近くにある姉妹店へと足を向けるのでした。
| 固定リンク
「グルメ・クッキング」カテゴリの記事
- 阿佐ヶ谷:酒場 さん七(2021.03.01)
- うなぎをツマミに一杯:阿佐ヶ谷 阿づ満や(2020.08.30)
- 阿佐ヶ谷:中華料理 三番で昼酒(2020.08.02)
- ベランダカウンターに石焼を導入したんですよ。(2017.04.02)
「お酒」カテゴリの記事
- 47都道府県酒飲み計画 金沢へ。(2022.11.28)
- ソロ花見をしてきたんですよ。(2022.03.30)
- 阿佐ヶ谷:「酒場 さん七」で燗酒三昧。(2022.02.21)
- 吉祥寺「中清」にて昼酒アワー。(2021.11.29)
- 外飲み解禁日:神田 眠庵(2021.10.05)
「北九州」カテゴリの記事
- 小倉の皆さん、さようなら。(2020.04.04)
- ベランダカウンターに石焼を導入したんですよ。(2017.04.02)
- bar nidoでラム酒の世界に浸る。(2018.04.28)
- 夕日のベランダカウンター(2015.04.20)
- マテ貝掘りに行って来たんですよ。(2015.04.19)
コメント
なんと!デザートハンバーグ!?
それもありなのね~~、お勉強になります。
小倉の地で、磯自慢や開運を飲んでいるっていうのが不思議~~
すっかり小倉に馴染んでますね。
帰省の時には静岡で磯自慢と開運のんでね~
投稿: hirorin | 2008.07.19 23:13
店の名前は「なみ」でも味は「特上」なんですな!ハンバーグの写真見たかったな・・・。
投稿: ギャバン | 2008.07.20 22:04
↑↑
「山田く~ん、座布団2枚!!」
で、「姉妹店」も気になる・・・!!
投稿: 葛飾のオヤジ | 2008.07.21 05:49
>>hirorinさん
なにしろ超~ウマイですから
>>ギャバン君
その通り!
味は特上だ!
>>オヤジさん
「姉妹店」もそのうちUPしますよ
投稿: FUKAWA | 2008.07.21 11:47