大阪で夜の探検
月に一度の大阪出張。
だいたいいつも社内のメンバーとの飲み会になるのですが、やはり時には一人で飲みに行きたい。
というわけでこの日はササッと本社ビルを抜け、目的のお店へと向かいます。
駅から出ると天気はあいにくの雨、そのうえ新しい革靴がどうも足にしっくり来ず、更に道に迷ったりと、なかなか険しい道のり。
そうとうな遠回りをした結果見つけたお店は、事前調査でかなりの期待度だったのですが・・・。
んー、確かに料理は美味しいし、日本酒もスバラシイんだけど・・・。
「有名になりすぎて変わった」
ってやつかな・・・。
クタクタになったうえに満足度いまひとつ。
ますます重い足取りで、二軒目へと向かいます。
二軒目に目指したお店は、コチラのブログに度々登場している「BAR AUGUSTA」というお店です。
ショテマエさんとはその昔、仙台のBARでご一緒してから、どうやらお店の好みが近いと感じていたので、今度こそ期待度大です。
広い通りの狭い歩道をしばらく歩き、暗い路地に足を踏み入れると、「BAR AUGUSTA」はありました。
いい感じだ・・・。
暗い通りの中で見逃してしまいそうな控えめな店構え。
木の扉の横の小窓からは、店内の温かな雰囲気が漏れています。
さっそく扉を開けると、長いカウンターに先客は3人、若いバーテンダー二人が働いています。
席に着いてから改めて見回すと、ほの暗い明かりの中に、キラキラと光る数々のボトル。
まずは”ジン・トニック”をお願いし、一息ついて今夜の体の疲れを癒します。
このお店の”ジン・トニック”は、金属のカップで供されました。
変わっているけれど、シャープで美味しい”ジン・トニック”
前半の失敗がスッと抜けてゆきます。
お次は”バンブー”をお願いしました。
このカクテル、スタンダードのはずなのに、時々作り方を知らないバーテンダーや、材料を置いていないお店があるのですが、もちろんこのお店ではしっかりと、丁寧に作っていただきました。
奥の方の先客の話し声が少々大きいのを、さりげなく制御しようとしているバーテンダー氏。
「気にしてないから」というそぶりを見せつつ美味しいお酒を楽しんでいると、その間に数人の一人客。
常連風も入れば、他のお店で紹介されてやってきたという人もいる。
そんなお店でカウンターの上に置かれたフルーツを眺めていると、ちょっと見慣れない紫色の果実を発見。
私:「ん?コレは何ですか?ザクロにしては小さいし・・・」
バ:「パッションフルーツです。この状態(丸いまま)ではあまり見かけないですよね。」
私:「そーですよね。名前は聞いたことがありますけれど。」
バ:「パッションフルーツを使った、当店のオリジナルのカクテルがあるんですが。」
私:「それ、お願いします。」
しばらくして供されたカクテルはその名も”オーガスタ・セブン”
独特のグラスに注がれたオレンジ色のお酒に、パッションフルーツのタネがアクセントになっています。
種も食べられるとのことで、これまた食感としてもアクセントになっています。
このころになるとマスターも登場し、奥のお客を見事に制御していました。
んー、大阪にも良いお店を発見。
しかも定宿にしているカプセルホテルからも近いときている!
しかし来月から、大阪への定期出張は月曜日になっちゃうんだよなぁ・・・。
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