宮崎県:延岡市の夜
大分市の夜を満喫した翌日、大分空港まで飛行機で来た上司をお出迎え。
空港からはホーバークラフトでやってくるのですが、このホーバークラフト、格好はいいものの乗り心地は最悪のようで、地元でも悪口ばかりが聞こえてきました。
その後宮崎県延岡市へと移動。
延岡市は二回目ですが、前回は良いお店が見つからず不完全燃焼でした。
ところがそのあと宮崎市のBARで聞いたところ、実は延岡市にも良いBARが存在するとのこと。
そこで今回は事前調査をしっかりとして行ったのでした。
この夜も一軒目は適当に腹ごしらえをして、BARへと向かいます。
向かったお店は「Bar Meister」です。
扉を開くと、まっすぐな長いカウンターにスポットライト。
うん、いい感じ。
長身で少し外人風の風貌のマスターもカッコイイ。
前回延岡に来たときの話や、その後宮崎市で情報を仕入れた話しなどをしながら楽しいひと時。
しばらくするとマスターが、
「ところで、この延岡にはすごく古いBARが一軒あるんですよ。」
とのこと。
ぜひ行ってみたいと申し出ると、
「気に入らない客は追い出したりするんですけど、よろしければお連れします。」
とのこと。
延岡の地理に詳しくない我々。
マスターは若いバーテンダー氏に、そのお店まで我々を案内するように指示してくれました。
お店の前に到着すると、壁面に蔦が絡まるいい感じ。
お店の名は、「すたんどばぁ GREEN」
若いバーテンダー氏が足早に立ち去ったことに一抹の不安を覚えつつも、忍び足で扉へと近寄ります。
意外なことに扉はガラスで出来ていて、店内の様子が見て取れます。
いかにも歴史を感じさせる薄暗い店内。
先客はいないようで、マスターらしき人がカウンターにトランプの札を並べています。
恐る恐るドアを開けると、
マ:「いらっしゃい(見慣れない顔だな)」
私:「二人なんですけど。」
マ:「お好きな席へどうぞ。」
店内を見回すと、相当な歴史を感じさせる雰囲気。
見えやすいところには良く見かけるお酒のボトルが並び、棚の上の方やお店の隅っこの目立たないスペースには、年代モノと思われる箱入りのお酒がビッシリと詰め込まれています。
まずは”ジントニック”をお願いして一息つきます。
私:「マスター、このお店は何年くらいやっているんですか?」
マ:「50年になりますよ。」
私:「ヘェ~、それはすごいですね。」
マ:「延岡の街もね、だいぶ変わりましたよ。」
徐々に雰囲気も打ち解けてきたけれど、程よい緊張感がまたいい。
まるで酒場の番人のようなマスター。
仲良くなれば秘蔵のお酒を格安で出してくれるのかもしれません。
しかしここではまだまだよそ者の我々。
あまり変わったお酒を頼んでも軽くいなされそうだし、かといってツマラン酒も頼めない。
二杯目は”レア・パーフェクション”をストレートでお願いし、この夜最後の一杯をゆっくりと味わいます。
良いBARが二軒も見つかると、その街自体を好きになってしまいます。
次回訪問が楽しみになった延岡市。
この次はぜひすばらしい居酒屋を発見したいものです。
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