鹿児島出張:第二夜
鹿児島出張の二日目。
まずはホテルの近所の居酒屋に入り、新鮮なお刺身で腹ごしらえです。
とろけるような魚の数々。
これでちゃんとした日本酒があればなぁ~。
という予想通りの感想を抱いて、二軒目へと向かいます。
目指したのは昨夜訪れた、「Cocktail処 ゆらぎ」
マスター不在でも十分満足できたので、マスターがいらっしゃれば更に・・・
と期待したのですが、残念ながらこの夜はお店自体がお休み。
そこで今度は事前に調べておいた別のお店へと向かいます。
しばらく歩くうちに、呼び込みの兄ちゃん姉ちゃんの姿も無くなり、徐々に天文館の中心から離れて行く感じです。
人通りも少なくなり、小さな路地をのぞくと、店主が自分の好みでやっているような、良さそうなお店がポツポツ・・・。
あ~、しまった。
この辺が一番渋い飲み屋街だったのか!
お腹のほうはもういっぱいで、実に残念!
そんな路地の一つで行き着いたのは「Bar 魔の巣」というお店。
扉を開いてみると、カウンター席はほぼ埋まっており、そのカウンターの一番端っこに案内されました。
まずは”ジン・トニック”をお願いし、暑さの中を歩いて来たために渇いた喉を潤します。
目の前のカウンターには、お酒に関する本が何冊か置いてあり、小さな照明もあります。
バーテンダーが接客をしづらい場所にある席でも、客がそれなりに楽しめる仕掛けというわけです。
本の中の一冊を手に取り、ゆっくりと読みながらのひととき。
二杯目は”マンハッタン”をオーダー。
手元の照明に映える美しいグラスで供されたマンハッタンからは、何ともいえない甘い香りが。
使われているチェリーが単なるチェリーではなく、洋酒(←たぶん)に漬け込まれたタイプであるために、濃厚な香りが漂ってくるのです。
正直、オイシイ。
三杯目にお願いした”オールド・ファッションド”がこれまた秀逸。
このカクテルはお店によっていろいろなパターンがあるのですが、”魔の巣”ではフルーツがグラスにデコレーションされずに、別のお皿に載っています。
普通はオレンジ、レモン、ライムの三種類なのですが、それ以外にバナナとマンゴーもあり、一瞬フルーツの盛り合わせが出てきたのかと思ってしまいました。
オレンジとレモンはかなりの厚切りで、果汁をたっぷりと絞ることが出来ます。
ちなみにお店の名前は藤子不二雄の漫画に由来するとのこと。
またいつか鹿児島に来たら、”Bar 魔の巣”と、その周辺の路地で飲んでみたい。
そう思わせる、心に残るお店でした。
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コメント
「魔の巣」を「愛の巣」と読み違えてしまったオヤジです。(笑)
もの凄い豪雨のようだが、ふっくんちの方は、大丈夫なのか??
TVに映った川も、ものすごい濁流ジャンっ!
大丈夫なのか????
投稿: 葛飾のオヤジ | 2009.07.26 12:54
>>オヤジさん
金曜日の夜なんか凄かったですよ。
飲み屋街の近くの川があふれそうになって、消防とかが出動していましたもん。
酔っ払っていたので詳しくは憶えていませんが・・・
投稿: FUKAWA | 2009.07.26 17:18
変なセールスマンに捕まらなかったか心配です。
投稿: も | 2009.07.26 18:35
『魔の巣』・・・喪黒福造さんがカウンターで飲んでそうな店名ですね。。。
雨、大丈夫ですか??
投稿: えぬこ | 2009.07.27 10:21
ということは、天文館の、あの賑やかな街につかまらずに、
ちょっとハズレまで行ってしまうと、
さらなる新天地がある、ということでしょうか?!
投稿: まき子 | 2009.07.28 20:41
>>も さん
せーるすまんが居たら友達になってます
>>えぬこさん
んー、北九州は雨は大丈夫です。
>>まき子さん
そう!
ちょっとハズレです。
仙台で言えば国分町より文化横丁みたいなもんです
投稿: FUKAWA | 2009.07.28 21:52