木の酒器もなかなか良い。
お酒というのは銘柄やグレードも重要だけれど、おいしく飲むために欠かせない要素のひとつが”酒器”です。
日本酒の場合にはガラスや陶器・磁器が一般的で、ガラスは冷酒から常温。陶器や磁器は常温から燗酒に合っているようです。
他には錫とか、変わったところではイカなんかもあるよです。
私も予算の許す範囲でいろいろな酒器を集めているのですが、先日手に入れたのが、木でできた酒器です。
ぐい呑みは栗、片口はトチの木で出来ています。
そもそも木の酒器との出会いは、大阪で「そば切り 蔦屋」に立ち寄った際、漆塗りの片口でお酒を供されたこと。
片口で出すスタイルも好きだけれど、木材ならではの口当たりの良さが気に入っていたのです。
その後いろいろ探して購入したのがこのぐい呑みと片口。
他の素材の酒器との違いは、なんと言っても重量の軽さと口当たりの良さ。
軽いとは言っても、ぐい呑みは底に向かうほど肉厚が増してバランスを保っています。
淵の部分も薄く削られて私好み。全体に黒っぽい漆で仕上げられており、空の状態では見えない削り加工の跡が、お酒を入れると見えるようになる。(このような景色の変化を”見込み”と言うそうです)
片口から常温の”春鶯囀 純米”をぐい呑みに注いで、木材ならではのぬくもりのある口当たりと、片口を使ってならではの空気に触れてまろやかに変化するお酒の変化を味わう・・・。
充実した家呑みを楽しむ休日なのでした。
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コメント
私も昨日、お蕎麦屋さんで昼酒したときに
木のとっくりとお猪口でいただきました!
見た目よりも軽いのと、やっぱり口あたりに特徴があって、欲しいなーと思いました。
投稿: hirorin | 2010.02.08 09:55
木だと割れたりするのが怖いですよね。水分の問題だと思いますが。
投稿: も | 2010.02.09 02:43
こりゃ中々いいじゃないですか!
木の風合いは、心が和むよねぇ・・・
投稿: nanaken | 2010.02.09 02:54
>>hirorinnさん
いいなぁ~、気持ちよく昼酒できる蕎麦屋さんがあって。
>>も さん
流しにほったらかしで出張に出ないように気をつけます。
>>nanakenさん
実家であれば、自作にチャレンジするところですが・・・。
投稿: FUKAWA | 2010.02.11 14:17
「酒木」は、いまだ使った事がありません。。
少~し、木の香りが漂うのでしょうか??
色んな木で試してみたいなァ!
投稿: 葛飾のオヤジ | 2010.02.15 22:38
>>オヤジさん
樽酒なんかも木の香りがプゥ~ンとすることがありますよね
投稿: FUKAWA | 2010.02.17 22:02