すべてが正解だった宮崎県出張:その2
宮崎県出張の二日目は、宮崎市に宿泊。
仕事で来る機会はもうないかな、と思いながら、今回で早くも3回目の宿泊となったのです。
実は宮崎市の飲み屋街に関しては、前回探索したときにヒジョ~に良さそうなお店を発見していたのです。
昨夜と同様、飲み屋街の端っこの、もうほとんど住宅街になりつつある暗い通りにあるそのお店。
小ぶりなお店の外まで「いい店」のオーラが流れ出していたのですが、前回は残念ながら満席。
あまりにも「いい店」を確信していたので、今回は事前に予約しての訪問。
かなりの期待感を持って向かったのは、「串揚げ工房 おぐら」です。
ガラガラ・・・(と引き戸を開ける)
私:「あの、予約しましたFUKAWAですが。」
女将さん:「いらっしゃいませ、どうぞ~。」
と、着物姿でカウンター席を示してくれました。
カウンター5席と、奥に6人程度が座れる座敷がひとつという、こじんまりとした店内。
キリッとした雰囲気はあるものの、カウンターの上に小さく飾られた花がそれを適度に和らげている。
無口な店主と、明るい奥さんという組み合わせもまたよろしい。
まずは”ビール”で乾杯し、串焼きはおまかせコースでお願いすることにしました。
一本できあがると奥さんが
「○○です。ポン酢でどうぞ」
といった感じで出してくれるのですが、供される串焼きはどれも素晴らしく、必ず「ひと手間」「ひと工夫」がされています。
その「ひと手間」「ひと工夫」については、こちらが尋ねないととくにひけらかさず、しかし食べた客としては必ず。
ムムッ!これは何かスゴイぞ。
と感じさせる完成度。
例えば”そら豆”であれば、単純にそら豆を串に刺して揚げ物にしているのではなく、一度潰してから再び丸めているようです。
ああ、やっぱり素晴らしいお店だった~。
たまらなく幸せな気持ちで、日本酒はあるのかな・・・・。
と改めてメニューに目をやると・・・。
そこには九州とは思えない(?)充実した日本酒の品揃え。
”緑川”の純米吟醸をお願いし、改めて店内を見回します。
狭い店内のギリギリのスペースに、様々な道具や器がきちんと整頓されていて、それらもお店の雰囲気を盛り上げるのに一役買っています。
最後に”奥播磨”ぬる燗でお願いしたところ、燗酒も快く引き受けてくれました。
完璧だ。
このお店に来るためにまた宮崎市に来たい。
そう思わせる「串揚げ工房 おぐら」なのでした。
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