ほぼ一年ぶりの鹿児島の夜
先週は久々に鹿児島へ行ってきました。
鹿児島と言えば前回最後に良さそうなエリアを発見したので、今回はかなり期待度大なのです。
仕事を終えてホテルに到着。
ホテルはもちろん、鹿児島の飲食街である天文館の中心に位置する所を取りました。
しかし今回は、前回の教訓を元に、飲食街の中心地からは少し離れた場所へと向かいます。
一軒目は特にコレと言ったお店を目指していたわけではないのですが、ある路地へ足を踏み入れたとたん、とんでもなく魅力的な看板が目に飛び込んできました。「湯どうふ ごん兵衛」です。
このブログで何回も何回も言っていますが、私は大の湯豆腐好き。
その湯豆腐をメインにしているお店に出会うなんて!
しかもお店を外から眺めると、かなり歴史のありそうな、それでいて大衆的なお店のようです。
暖簾をくぐると、コの字型のカウンターがあり、先客は二人。
カウンターの奥にはチャキチャキとした小奇麗な女将さんがいて、
「そちらの席にどうぞ」
と案内してくれます。
女将:「なににしましょうか?」
私:「えーっとオススメは・・・。初めて来たんですけれど。」 (やや緊張気味に)
女将:「”ウナギの肝の串”なんかいかがですか?」
私:「あっ、それお願いします。あとネギマもお願いします。」
女将:「ハイ、それじゃやウナギの肝とネギマ、それと湯豆腐鍋でいいわね。」
そう言うと、そそくさと奥の厨房へ注文を伝えに行く女将さん。
戻ってきた女将さんに、まずは北九州から出張できたことを説明(初めてのお店、なかでも女性が一人でやっているお店では自己紹介をすることが大切です)し、店内を見回します。
茶色に変色した地元の名士が書いた(?)俳句などがたくさん張ってあって、このお店の長い歴史を感じさせます。
私:「ずいぶん古くからやっていそうなお店ですね。」
女将:「ここに来てから60年くらい。お店を始めてからだと90年くらいなのよ。」
私:「フェ~、それはスゴイ。」
”ウナギの肝”を食べながら隣の地元のお客さんとも話しこんでいると、”湯どうふ鍋”が登場。
コチラのお店は各席に小形のガスコンロが設置されていて、各々一人鍋というスタイル。
登場した”湯どうふ鍋”はわりと大きくて、豆腐以外の各種具も豊富です。
アツアツのお豆腐にハフハフと言いながら、昆布出汁のスープまで全て美味しく頂きました。
大満足の後、女将さんにいつかの再会を誓って、二軒目へと向かいます。
二軒目は昨年も訪れた、「Bar 魔の巣」です。
マスターのカチッとした接客は相変わらず。
マ:「たしか・・・以前も一度いらっしゃいましたよね?」
私:「ええ、約一年前に北九州から。そのときカウンターに置いてあった「いい酒の、いい飲り方」という本を、その後購入しました」
などと話しつつ、南国の夜は深い闇へと溶けていくのでした。
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コメント
鹿児島は天文館の出張は相変わらず半年に一度あるのですが、
営業に連れていかれるお店は、
相変わらず繁華街の中心です・・・
1人で行動できるように、早く一人前にならねば!
と思いつつ、きっと7月の九州出張も終わるんだろうなぁと(涙)。
投稿: まき子 | 2011.06.28 23:49
>>まき子さん
遠方まで出張したのに、自由行動できないのって残念ですよねぇー!
強引に主導権を握ってしまっては?
投稿: FUKAWA | 2011.07.02 10:14