長崎はいい街です。
少々古い話しですが、先月は長崎へ出張してきました。
仕事を終えた後は、早速飲み屋街へと出かけます。
歴史のある長崎市には、「思案橋」という交差点を中心に飲み屋街が広がっています。
「広がっている」といっても、狭い通りや小さな路地が入り組んだ、迷路のような飲み屋街になってます。
通りの行く先が見通せない飲み屋街というのは、独特の雰囲気があってワクワクさせてくれます。
そんな長崎の飲み屋街でまず入ったのは、「大衆割烹 安楽子」というお店。
ガラリ・・・
と引き戸を開けると、右側にカウンター、左側に小上がりという造り。
ネタケースにはいかにも新鮮そうな魚介類が並んでいます。
”お刺身盛り合わせ”をお願いしてから店内を見回すと、壁に貼られたメニュー札などが、時代を感じさえるセピア色に色づいています。
いいなぁ~、この雰囲気。
最初は客もまばらだった店内ですが、しばらく飲んでいると地元の旦那さんたちですぐに満席になってしまいました。
それもそのはず。
お刺身の鮮度は抜群で、その他の料理も実に美味しく、お値段もリーズナブル。
長く地元で愛されて当然の素晴らしいお店でした。
腹ごしらえすした後は、再び夜の飲み屋街を散策。
こんな味のある飲み屋街であれば、きっと良いバーがあるに違いありません。
いわゆる飲み屋ビルを数軒覗き込んでいるうちに見つけたのが、「Bar Strand」
お店の前に「今月のカクテル」といった紹介がしてあり、Welcomeな雰囲気が漂っています。
ギッ
とドアを開けて足を踏み入れると、クラッシックなカウンターとバックバー。
小さな店内では、若いマスターと自然に打ち解けることが出来ます。
美人の女性バーテンダーも美味しいカクテルを飲ませてくれました。
最後に同じビルの最上階に発見したのが「BAR NAKANO」
扉を開けると、美しいブルーの照明に照らし出された店内。
テキーラ・トニックをお願いして一息つきます。
「出張か何かで?」
と問いかけてきたマスターは、どこか余裕のある上品なものごし。
ビルの最上階に構えたお店もなかなかリッチな造りだし、
もしかしてビルのオーナー?
とか思ってしまいましたが、そうではなく、ホテルのバーで修業した後に独立したのだそうです。
大きな道路があるかと思えば、その脇に暗い路地やネオン輝く横丁が這っている。
どこか仙台の飲み屋街に似た雰囲気もある長崎の夜の街。
もう一度、いや何度も来たくなる素晴らしい街なのでした。
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