今年最後の大阪出張「そば切り からに」
今年最後の大阪出張。
寒風吹きすさぶ中向かったのは、「そば切り からに」です。
JR福島駅で降りると、かつて見覚えのある商店街。
狭い通りの両側には、金物屋、クリーニング店、本屋など、地域に密着した商店に混じりながら、こじんまりとして良さそ~な居酒屋が何軒も軒を連ねています。
一度、夜にも来てみたいなぁ・・・。
などと思いつつ歩いていくと、長い商店街の一番奥の方に現れたのが、「そば切り からに」です。
こんにちは~
と、引き戸を開けて入ると、一枚板の大き目のテーブルには、先客が二人。
地元のベテランらしき初老の紳士と、30代前半と思われる男性が、それぞれ静かに飲んでいます。
二人とも、いい感じだ。
まずは”ビール”
薄いグラスで供されたハートランド
最初にお願いした”子持ちコンニャク”の独特の食感と、腹ごしらえのために頼んだ”にぎり天”の紅生姜の風味を実感しつつ、久しぶりの店内を見回します。
バケツに足をつけた独特の椅子や、天井に掲げられた前衛的な絵画を眺めたり、ガラスの向こうを行き来する近所の人たちを見たり・・・
先程の初老の紳士が、最小限の動作で合図するのを見逃さない女将さん。
いかにも蕎麦屋らしい、ストイックな感じのご主人。
そんな風景に満足しながらお酒をお願いしたところ、愛媛の”川亀”というお酒が出てきました。
盃は選ばせていただけるので、私の好きな、内側にも模様の描かれた盃をチョイス。
お店の正面のガラスから差し込む陽の光が、昼酒をさりげなく演出してくれます。
最後にお蕎麦”荒挽き”を大盛りでお願いすると、香りたっぷりのお蕎麦が登場。
荒挽きらしく、御蕎麦の一本一本にポツポツと”星”が際立っています。
心地よい店内で、心地よいお酒と肴、そしてお蕎麦、味わいのある商店街。
まさに至福の時間を過ごし、今年最後の大阪の街を堪能したのでした。
| 固定リンク
「お酒」カテゴリの記事
- 47都道府県酒飲み計画 金沢へ。(2022.11.28)
- ソロ花見をしてきたんですよ。(2022.03.30)
- 阿佐ヶ谷:「酒場 さん七」で燗酒三昧。(2022.02.21)
- 吉祥寺「中清」にて昼酒アワー。(2021.11.29)
- 外飲み解禁日:神田 眠庵(2021.10.05)
「出張」カテゴリの記事
- やはり個人店だよな。(2022.04.21)
- 久々の秋葉原、昔懐かしの居酒屋へ・・・。(2020.02.01)
- 山口県宇部市。やはり市役所の近くに良い店あり。(2018.01.10)
- 都城市の夜に、いぶし銀の星が二つ。 後編(2017.10.15)
- 都城市の夜に、いぶし銀の星が二つ。 前編(2017.10.08)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント