「小料理 なみ」で誕生日会
先日、ふとしたことから「小料理 なみ」の大将の誕生日を知りました。
これは何かお祝いをしなければならないということで、2006年から自宅で保存していたお酒を持っていくことにしたのです。
「なみ」の常連であるOさんにも連絡したところ、Oさんも特別な奥播磨を持ってきてくれるとのこと。早々に仕事を切り上げて暖簾をくぐると、カウンター席には既にOさんの姿が、
そしてその正面には奥播磨 純米 零番斗瓶の一升瓶。
私も席に着くと、黄ばんだ新聞紙で包まれた四合瓶を取り出します。
Oさん:「ん?なに?コレ???」
私:「義侠のニセモノじゃないですよ(笑)」バサバサと新聞紙を剥がすと、出てきたのは日置桜 強力 純米吟醸です。
まずはOさん持参のフレッシュな奥播磨を・・・。
Oさん曰く、このお酒は発砲しているので開栓には細心の注意が必要とのことでしたが、緊張したわりには特に問題も無く開栓に成功。
グイッっと一口。
いいねぇ~、さすがに奥播磨。
ジュワッ、ジュワッ、と味わいが込み上げてきます。
お刺身などをつまみつつ、お次は私が持ってきた日置桜 強力。
自宅で約7年間常温で保存しておいたお酒はどんな味になっているだろうか・・・ガラスの器に注いでみると、美しい琥珀色に変化していました。
スッと鼻を近づけると、淡いシングルモルトのような香りがゆるやかに漂います。
まずは常温でしっかりと味わい、その後ぬる燗にしていただきます。
ぬる燗での味わいは絶品で、こたえられない味の厚みと、全身を包んでくれるようなやわらかさ。
これぞまさしく燗上がりといえるシロモノです。
Oさんが、
「絶対に合いますよ。」
と、ツマミで頼んだラム肉との相性も確かにバッチリだ。
ふと剥がした新聞に目をやると、2006年のラテ欄です。
古酒を仕込むときは、包んだときのことを思い出すような記事が載っている面を使うべきだなぁ。
と反省しつつ。
補充として次に仕込むお酒は何にしようかと、楽しく思案するのでした。
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コメント
>包んだときのことを思い出すような記事が載っている面を使うべきだなぁ。
明るいニュースか、テレビ欄、広告欄が面白いなぁ。。
投稿: 葛飾のオヤジ | 2013.03.19 23:43
>>オヤジさん
週刊誌の広告がいいかも
投稿: FUKAWA | 2013.03.20 19:13