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2013.08.18

九州へ戻る前に、浦和の庵浮雨にて昼酒

2今回の帰省における最後のお店は、浦和にあるお蕎麦屋さん「庵 浮雨」です。

上野の定宿からモゾモゾと起きだし、京浜東北線に乗ること約30分。
日差しの強い昼の浦和駅前へと到着しました。
味わいのある小さな商店街の中にある「庵 浮雨」
そのカウンターには常連らしき先客が一人。

まずは”ハートランド”をお願いし、グビッとひと飲み。
お通しとして供されたミョウガの酢浸しをかじりながら、メニューに目を走らせます。
このお店の特徴は、日本酒の品揃えが良いこと。そして蕎麦屋さんなのに洋風のメニューがあることです。

ハートランドを早々に飲み干すと、まずは山口県のお酒”長陽福娘”をお願いし、ツマミは”自家製お豆腐
この自家製お豆腐は、塩やオリーブオイルをかけていただくのですが、豆腐そのものの味が濃厚なので、何もかけなくても十分に美味しい。
しかし塩をかけるとやはり日本酒に合うのです。

お客はもう一人増えて、その人は”喜久酔”を飲みながら黙々と文庫本を読んでいます。
他にも地元の常連さんらしき人が何人か入ってきて忙しそうになったので、しばらくはお酒もツマミもチビチビとやることにしました。

Photo_2そのうちにお店も落ち着いてきたので、”明太子の燻製”と、お酒は”而今・特別純米”をお願いしました。
明太子のプチプチ感と、スモークの香りが絶品です。

そしてそして、ツマミとして”地どりササミの洋風とりわさ”を追加し、お酒は”川鶴・備前雄町 純米無濾過生原酒”をお願いします。
今日このお店に来て、メニューを開いて目が合ってしまったのが、”川鶴”です。
香川県のこのお酒は、めったにお目にかかれない旨いお酒なのです。
以前から”仙禽”が置いてあるのもすごいけれど、川鶴があるとは!

私:「川鶴置いたんだ、すごいね。」

店主:「新しい酒屋さんと取引を始めまして、オススメで入ってきたんですよ」

そんなひと言ふた言の会話の後、川鶴をクッと・・・

う、ウマい。

うすにごりを思わせるほど濃厚でありながら、サラッとした喉越し。
そして厚味のある味わい。

私:「ウマいね、コレは旨い。」

店主:「而今も負けちゃうくらい旨いですね。」

それを聞いていたのかいないのか、わずかな時をおいて文庫本のお客さんも川鶴を注文(ヨシヨシ、この人にも幸せが訪れることだろう)

Photo_3シメはお蕎麦で”肝せいろ
濃厚なつけ汁が蕎麦に絡んで、味覚中枢を直撃してきます。
そして意外なことに、食後に供されるトロトロの蕎麦湯をこの漬け汁にあわせると、少しサラッとした何ともいえないスープに変貌するのです。

それではまた、年末にでも。

そう言い残して、帰りの浦和駅へと向かったのでした。

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2013.08.17

久々に上野の夜 「Bar Cask」

Photoお盆の帰省。
今年は休みが短く、かなりバタバタした日程となってしまいました。
そんななか、この夜二軒目で入ったのは、「Bar Cask」です。
上野駅前の大きな歩道橋から下り、車坂に入ると人影はまばら。
お盆シーズンだからでしょうか、周囲のお店の看板の灯もいつもより少ないように思えます。

少し歩くと、見覚えのある小さな看板。
二階へと続く狭い階段を上り、ドアを押してみます。

ギッ・・・(と、扉を開ける)

誰もいないカウンターに目をやると、奥からマスターが姿を現しました。

マ:いらしゃいま・・・、あっ!FUKAWAさん。

私:お久しぶりです。

まずは”ジン・トニック”をお願いし、ゴクリゴクリと喉を潤します。

かつて通いなれたお店とはいえ、いま、小倉のお店で飲んでいるときとは何か違う少し改まった雰囲気を感じて、それがまた心地よくもあります。
それはすなわち、今の自分にとってはホームグランドが小倉に移った証拠でもあり、嬉しいような、正しいような、懐かしいような、不思議な気持ちになります。

一杯目はあっという間に飲み干してしまい、二杯目にお願いしたのは”バーボンのソーダ割り”(あえてハイボールとは呼ばない)
バーボンはマスターにお任せしたところ、”Sam Clay”という銘柄を選定してくれました。
比較的スッキリした味わいのSam Clay。
その仄かな香りが、ソーダの炭酸と共に鼻腔へ吸い込まれてきます。

最近のお店の様子などをお聞きしつつ、三杯目はオススメのバーボンをストレートで。
登場したのは”Kentucky Tavern”という銘柄。
このお店お得意のオールドタイプのお酒です。

グラスに注がれる間からも漂う香り。
それを鼻へ近づけると、更にグッと強くなります。
わずかに口に含んだ液体を舌の上で伸ばして味を確認。コクリと喉に落とせば、体温で温められた後香が一瞬遅れて鼻腔を通り抜けます。

はぁ~、幸せだ・・・。

この後もう一杯、貴重なシングルモルト・ウィスキーをいただき、もう誰も歩いていない車坂を宿へと向かったのでした。

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