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2015.04.19

マテ貝掘りに行って来たんですよ。

北九州に転勤を命じられてから、かれこれ今年で8年目になります。
転勤して最初に嬉しかったこと、それは”マテ貝が普通に魚屋さんで売っていたこと”なのです。
マテ貝、この奇妙に長細い二枚貝は、私が以前住んでいた関東地方では比較的珍しく、居酒屋でも二度しか見かけたことが無い(一回目は秋葉原の老舗「赤津加」二回目は貝料理をメインとした別のお店)のです。
しかしその数少ない経験において、マテ貝は独特の食感とかすかな苦味によって私の心を既にとりこにしていたのでした。

そんなマテ貝が北九州では魚屋さんで普通に売っている。それどころか”マテ貝掘り”と言って、素人が砂浜で採取できるというのですから驚きです。
アサリを中心とした一般的な潮干狩りとは区別して、わざわざ”マテ貝掘り”という独立した種目になっている点にも心を惹かれます。

毎年春のこの時期、早い時間の居酒屋のカウンターなどで、同伴出勤と思われるスナックのオネーチャンが、
「アタシさぁ、来週マテ貝掘り行くッチャー」
とか話している光景も珍しくないのです。

当然私も”マテ貝掘り”にチャレンジしたかったのですが、いざやろうとするとなかなか情報が無い。
やっと見つけた場所にも、
「近年、貝が減少しているため、向こう三年間潮干狩り、マテ貝掘りは禁止します。○○漁協」
みたいな看板が設置されているなどして難航していたのでした。

そんなある日、取引先のKさんが、

「FUKAWAさん、K地区のN社の工場の隣に、広い砂浜があるの知ってます?あそこでマテ貝がかなり獲れるんですよ!しかも漁協が権利を放棄しているのでタダなんですよ!」

と耳打ちしてくれたのです。
釣り好きでもあるKさんの情報であれば間違いなしということで、大潮の干潮にあわせてマテ貝掘りに挑戦してきました。

現場に到着すると、ものすごい数の車が停まっています。しかし工業団地内の広い道路で駐車禁止の規制もないため心配なし。

車の数は多いものの、砂浜が広大なので人混み感はありません。

これがいいんだよなぁ~、北九州って。

車で少し走ればちゃんとした自然があって、かなりの人気スポットであっても関東みたいに人人人・・・ということはまず無い。
ゆっくりと遊ぶことが出来るのです。

1_2砂浜に降り立ち辺りを見回すとと、予想通り人々は沖の方に集まっています。

沖に向かって歩くこと数分。

途中で何度か砂を掘り返しますが、なかなかマテ貝の穴を見つけることが出来ません。
更に沖へと向かい、地元のベテランらしきオバチャンが掘りはじめている辺りでコチラも彫ってみます。
干潮で露出した砂の表面を鍬でサクッと削ると、直径3mmくらいの小さな穴を発見。
そこに塩を少々ふりかけると、中から少量の海水が出てきました。

生命反応有り!

しばらく待つと、マテ貝がニョキッと登場。

2貝殻まで十分に突き出たところで、根元をグイッとつまみ、砂の中で粘るマテ貝をグググッと引っこ抜きます。

ヨシッ、獲れた!

こんな感じで徐々に沖へと移動しながら、マテ貝を捕獲していきます。
アサリを対象とした潮干狩りでは、とにかくザクザクと掘って獲物を掘り出すわけですが、マテ貝掘りの場合は穴を見つけてからの駆け引きがオモシロイ。
ピュッと出たかと思うと引っ込んでしまい、なかなか出てこないヤツがいるかと思うと、しばらく放置した穴からコンニチワしているヤツもいる。
十分に突出した状態でしっかりと貝殻部分をつままないと身がちぎれてしまいます。

350初めてのマテ貝掘りですが、徐々にコツをつかんで、時には両手で同時につまみあげるエキサイティングな場面もありました。
最終的に3時間弱の時間で50匹ほど獲ることが出来ました。

満足満足。

というワケで、本日わかったマテ貝掘りのコツ。

◆必ず鍬(クワ)を持っていく。

移植ゴテやその他の小さな道具では、一度に削ることのできる砂の面積が小さくて非効率です。
ただし畑を耕すちゃんとした鍬だと重いので、左官屋さんが舟(四角い箱)でセメントを混ぜるのに使う薄いステンレス製の物がお勧めです。

◆地元のベテランを観察する。

マテ貝は砂浜全体に均一に分布しておらず、いるところにはたくさんいるのに、いないところにはほとんどいません。そんなときファミリーではなく、一人または夫婦で来ている地元のオッチャン、オバチャンの動きを観察すると、マテ貝のいる場所のヒントをつかめます。
やたらとザクザク削っている人より、既に穴を見つけてマテ貝が出てくるのをじっと待っている人とか、オリジナルの道具を持っているような人がオススメです。

◆削ったらしばらく待つ。

表面を削ると、すぐにマテ貝の穴が見つかることもあります。しかしそのまましばらく待つと砂の表面に海水が染み出してきて、それまで目視では気が付かなかった小さな穴から気泡が出てきたり、削ったことにより砂で塞がれていた穴が水分で崩れて再び口を開けたりします。
片っ端から塩をふりかければ、マテ貝がニョキニョキと・・・。

さて、この後は獲ってきたマテ貝を調理して、ベランダカウンターでいただくとしましょう。

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コメント

小倉から大分方面にむかうソニックから、途中に水が引いた感じの沼か海みたいな広いとこで点々と人が立っているのが不思議だったんですけど、もしかして貝だったのかな。ハゼかスッポンかと思ってました!

投稿: hirorin | 2015.04.19 13:56

>>hirorinさん
多分貝か、あるいは海草だと思いますよ。
スッポンは淡水ですし・・・

投稿: FUKAWA | 2015.04.19 23:02

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