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2019.03.16

大阪出張 不毛の地で最高の一軒を見つけた夜。

時々ある大阪への出張。
本社での会議がメインであり、当然飲み会も予定されるワケです。
最果ての九州に勤務する身としては、本社での飲み会は貴重な情報交換の場であり大切にしたいもの。しかし年に何度もとなると、社内にネットワークを張り巡らすのも疲れてきたし、大勢での飲み会にも飽きてきた。

それに本社の近辺にはどうも良い居酒屋が無い。会社の連中はすぐ「王将」に行きたがるので自分で他の店を探してみたけれど、なにしろチェーン店ばかりである。駅の東側は過去にかなり歩いてみたけれど不毛地帯。犬死にでした。


今夜は独りで呑みたい。

そこでこの夜は西側を探索してみることにしました。

とりあえず何の当てもなくブラブラと、駅から遠ざかる方向へと歩きます。
しばらく歩くと下層が飲食店、上層がオフィスになっているやや古い感じのビルに、気になる看板を発見しました。

1_2おばんざいとお酒 うきわ」とあります。”おばんざい”は手作り料理がメインであることを、”お酒”と明確に書いてあるからにはある程度日本酒が揃っていることを連想させます。

看板の感じはフンワカとした感じで、この手のジャンルのお店にありがちな”酒 肴 順二”みたいなイカメシイ感じはありません。ビルも新しすぎず、かといって雑居ビルのような猥雑感もありません。階段を上り三階の店舗の様子をうかがってみることにしました。 

Photo_2 入り口の雰囲気は明るく、女性店主であることが予想されます。
地上階と違って新規飛込みの客は少ないであろうことを意識して、遠慮がちに扉を開きます。

私:「エッと、一人なんですけど、いいですか?」

女性店員さん:「どうぞ、どちらでも。」と明るい応対。

店内はカウンターが五席とテーブル席が二つ。通りに面した側の大きなガラス張りの前にもミニカウンター席があるようです。

カウンターの一番隅に座ると、”ハートランド・生”の文字が!

「この世界に絶対確実に100%のことなど存在しない」と哲学者は言いますが、私の経験上「キリンのハートランドを置いているお店は100%良い店だ」と言い切れるのです。しかもこのお店はを置いている!

迷うことなく”ハートランド・生”をオーダー。

ほどなく運ばれてきたハートランドは専用のジョッキで登場!
やがて訪れる幸せを予感させます。

グビ、グビ、グビ、プハァ~。


冷たいビールなのに体が温まります。

「お料理はおばんざいを三品または五品選んでいただいて、足りなければ他に追加も出来るんですよ。」と店員さん。

私:「ん~、では三品で、」

”イカと菜の花のペペロンチーノ”、”油揚げの鰯とチーズのはさみ焼き”他にミズナの和え物を選択してしばし店内を観察。
先客は会社帰りの二人組のみです。お店は女性二人で切り盛りしているようで清潔感のある内装。メニューを見ると季節の食材を使ったおばんざいの他に、蕎麦もあるようです。

Photo そうこうしているうちに”おばんざいの三種盛り”が登場。どれも手が込んでいて美味しそうです。味の方もメリハリが効いた酒好きにはたまらない美味しさ。

さてと、日本酒は・・・とメニューを見ると。”大七”、”大那”、”義侠”、”開運”、”雨後の月”とそうそうたる品揃え。
先ずははやる心を落ち着かせるために飲みなれた”開運 純米無濾過生酒”をお願いしました。
他のお客さんもチラホラとやってきた店内。おばんざい中心のメニューなので待たせることなくスムーズに回っています。

お次は”福祝 無濾過瓶燗一火”という初めて見た千葉のお酒をオーダー。
常連客からであろう電話に軽やかに対応する店主と思しき女性。
決して大きな顔をせずに飲んでいる客たち。
求めていた、活気がありつつも静かな酒場がここにはあります。

雰囲気、料理、ビール、日本酒。ここまで100点満点の展開に満足しつつ最後のオーダーをすることにしました。

私:「あの、お蕎麦を。それといいお酒揃ってますね。このラインナップだとお燗もOKですか?」

店員さん「もちろんです(笑顔)」

私「ではゼヒとも”大七”をぬる燗くらいで」

Photo_3 ほどなくして供された”大七 生酛純米”はなんとチロリで登場。

お蕎麦の方もよく締まった感じの十分満足のいく味わい。

あ~、地元だったら明日も来るのに。

独り呑みに最高の一軒を発見し、これからの大阪出張が楽しみになる一夜なのでした。

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