秋葉原:「季節料理 赤津加」で至福のひととき。
一日の仕事も終わり、さあお楽しみの時間。
しかしながらこの日は一日雨。
雨の日の電気街は普段より人が少ない。
今の秋葉原は家電の街ではなくホビーやゲーム、アニメが中心。購入した物のパッケージが雨にぬれて傷むのを避けたり、あるいはゲーム用のパワフルなパソコンなどは傘を片手に持ち帰るのはキツイものがあるからかもしれません。
小雨の降るなか向かったのは、「季節料理 赤津加」です。
カウンター席を目指していそいそと、電気街を通り抜けてお店の前へ到着。
アルコールスプレーで両手を消毒して、ガラリと引き戸を開きます。
カウンター内に立つバイト君と目が合い、
「一人」と合図します。
促されてカウンター席へ。
席へ着くなり赤星(サッポロ・クラシックラガー)を注文し、定番メニューを眺めます。
このお店もコロナ禍で一時はガラガラでしたが、最近はある程度お客さんも戻ってきています。
みんな静かに、酒場の雰囲気に溶け込むように酒と料理を楽しんでいます。 この夜、最初に選んだのは”マグロ叩き豆腐”です。
冷奴の上にマグロのたたきが乗っかったもので、これを木でできたスプーンで端から少しずつ切り分けていきます。
ドサッとのったマグロが重いので、豆腐が倒れないように食べ進めるのが意外に難しく、慎重に食べ進めます。
べつに豆腐が倒れても何の問題もないのですが、一人飲みにはこうしたつまらない動作が楽しくもあるのです。 お次は週変わりののオススメメニュー へと目を移し、秋らしい一品を発見。
”土瓶蒸し”です。
今夜はマツタケと書いていないから、別のキノコかな?
”熱燗”とともに注文して、ぼんやりと過ごします。
しばらくして供された土瓶蒸し。
深い味わいのあるダシと具を交互にいただき、時おり熱燗をクイッと。
秋の夜に土瓶蒸しと熱燗。
あぁ・・。日本人でよかった。 最後はこのお店の名物ともいえる”もつ煮込み”
グツグツと煮えながら登場した小鍋から、プルンとしたモツをいただきます。
ネギや豆腐もさりげなく”盛り付け”がされており、立派なお料理になっています。
そしてまた熱燗を一口。
身体中が温まります。
こういう昭和な酒場が残っている。そしてそこへ毎週通うことが出来る。
幸せだなぁ。
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