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2022.03.30

ソロ花見をしてきたんですよ。

花見の季節。
コロナも収まってきたことだし、今年はぜひ花見をしたい。
しかし花見というのはけっこうハードルが高くて、桜の花の咲くタイミングが会社の休日に重ならないかもしれない。当日雨が降るとどうにもならないし、風が強くても困難になる。場所が人でいっぱいだったりすることもある。用意周到に準備せねばならないのです。
花の咲くタイミングについてはSNSで地元のお花見スポットについて情報収集。公園を散歩している人が、「チラホラ咲きはじめました」といった有益な情報をUPしていることを発見。ちょうど週末辺りが満開っぽいのですが、天気予報を見ると土曜日は降水確率が高く、日曜日は風がやや強い。都会ならではの人出にも警戒しなければなりません。

そこで今年は月曜日に有給休暇をとってしまいました。

天候や開花の状態次第で日曜と月曜のどちらにも対応できるし、日曜日に行って人が多すぎれば、平日の月曜日に出直すことも出来るようにしたのです。

そして日曜日。天気は曇りですが最高気温は23℃の予報で花見としてはバッチリ。我が家から徒歩10分の、善福寺緑地公園へと向かったのです。
Photo_20220330124302 到着してみると予想通り桜は満開。
善福寺川の両岸に沿って延々と桜並木が続いてきます。
午前十時ということもあってか人もそれほど多くありません。花見の場所はどこにしようかと迷いながら、のんびりと桜並木を一周し、適当なスペースを見つけました。
この適当なスペースというのは一人分。

すなわち今回は「ソロ花見」というスタイルなのであります。

コロナ対策でシートを敷いての宴会は禁止になっていたので、シートは敷かずにキャンプ用のミニテーブルと椅子のみを設置。酒宴の準備が整いました。

Photo_20220330124306 そしてまずはビール

いいよなぁ~。
桜の花の下でのビール。
しかも午前中からだ。



Photo_20220330124308 ツマミはまずはデパ地下で買った総菜類と、自家製の燻製(タコ、ウズラの卵、サーモン)で開始。ビールはあっという間に飲み干してしまい、お次は日本酒(冷酒)。
これはカップ酒(志太泉・純米吟醸)を活用し、ゆっくりと飲みながら食事の準備を始めます。
多くの公園と同じく善福寺川緑地公園も火の仕様は禁止。そこで今回は水を入れると化学反応で発熱するツールを利用しました。
専用のビニール袋に薬剤とパックご飯、それから水を投入するとかなりの熱が発生し、シューシューと蒸気が出てきます。15分ほどたつと蒸気の噴出が止み、あったかご飯の完成です。
Photo_20220330124502 これに本マグロの中トロを乗せていただきます。

ん~ん、最高。

やはり関東の魚はマグロが一番だ!



Photo_20220330124303 さてこうなると燗酒も欲しい。
当然燗酒向きの日本酒も用意してあります。
大阪の「秋鹿」と兵庫の「奥播磨」

Photo_20220330124501 燗つけには、普段は缶ビールを冷温で保持するための真空構造の容器「缶クーラー」を使いました。
こいつに徳利を入れて、魔法瓶に用意しておいたお湯を注げば、お湯が冷めにくくなり燗の酒の温度を保つことが出来ます。徳利の外径と缶クーラーの内径が比較的近いこともあり、最小限のお湯で燗を付けられます。まさに逆転の発想「燗クーラー」となるのです。

Photo_20220330124301 屋外ということで徳利とぐい飲みは割れる心配のない錫製を準備。

燗酒と鉄火メシ。
たまんねぇ。

2_20220330124501桜を眺めながら一息入れた後はワインを取り出します。







Photo_20220330124307 ワイングラスはオーストリア、リーデル社のO(オー)シリーズ。

このグラスはステムを無くすことで、破損の恐れのある屋外でも扱いやすく、列車の中など倒れやすい環境でも使いやすいという優れモノなのです(とはいえやはりリーデルのグラスは薄いので、持ち運びには細心の注意を払いました)


Photo_20220330124305 ツマミはチーズ盛り合わせ。これに別途用意したオリーブオイルと塩胡椒を振りかければ立派なツマミへと変身。
チビチビとやりながら周囲に目を向けると、いつの間にか周囲には家族連れや老夫婦などが思い思いに座り花見を楽しんでいます。
発電機の使用やカラオケも禁止されているので、静かな雰囲気で桜を楽しむことが出来ます。
Photo_20220330124304デザートにイチゴ(博多あまおう)を頬張って、ソロ花見は成功裏に終了したのでした。

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