2016.07.18

ボルダリングで使うブラシを作ったんですよ。

1ボルダリングジムで登る壁についている模擬の岩のことを「ホールド」と呼びます。
ボルダリングはこのホールドを手でつかんだり、足を載せたりしながら登って行くのですが、その際手には滑り止めの粉(チョーク)を付けます。
滑り止めを目的としている粉なのですが、コレがホールドにたくさん付きすぎると、元々ザラザラ仕上げになっていたホールドの表面の凹凸を埋めてしまい、かえって滑りやすくなることがあります。

そういうときに活躍するのがブラシ

ホームセンターで売っているブラシや歯ブラシなどで表面を清掃すると摩擦が一気に回復するのです。
どこのジムでもブラシが置いてありますし、自分で”マイブラシ”を持ってくる人もたくさんいます。
しかしこのブラシ。市販されているほとんどの物が、柄がまっすぐか、あるいは反り返っているのです。
そもそもの用途が塗装の下処理や清掃なので、ブラシで擦る対象物の位置が足元か目の高さになり、その場合柄が反り返っている方が使いやすいわけです。

ところがボルダリングの場合は下から手を伸ばしてブラッシングする格好になることが多いので、柄の角度が逆、つまり下に向かって曲がっている方が使いやすいと思うのです。

そこで今回、市販のブラシを改造してみました。

まずはホームセンターでブラシを物色。
柄の材質は木材やプラスチックなどいろいろありますが、今回は竹を選択。
もともと反り返っている物はそのように加工してあるので、これを逆方向に曲げ直すのは困難であると考え、柄がまっすぐなタイプを購入しました。

竹を曲げるのは案外簡単で、ガスレンジやロウソクの炎で曲げたい部分をあぶります。
数分後に頃合いを見て両手でギュッと曲げると曲げることが出来ます。
曲げたらそのまま力を抜かずに、あらかじめ用意しておいた氷水に浸けます。
氷水で冷やされると、竹は曲がったままの形状に固定されるのです。(氷水に浸けないと元に戻ってしまいます)

曲げた後は長すぎる柄の部分をカットし、吊り下げる金具を通す穴をあけます。
ボルダリング中はチョークの入ったボトルとブラシを常に持ち歩くので、この二つを連結しておけば便利なのです。

4 ここで今回使用したのが魚釣りの道具を吊り下げて持ち歩くときに使うマグネット。

このマグネットは魚釣りの道具としては以前から知っていたのですが、大事な道具をマグネットで吊り下げて歩くというのは、どうも不安(気が付いたらどこかに落としていたとか)で使っていなかったのです。
しかしジム内で行うボルダリングの場合は万が一落としてもいいだろう(ブラシは100円だし)ということで使ってみました。


結果としてこのマグネットが大成功。
何しろマグネットの磁力が強いので、ブラシを使い終わったら床に転がしてあるボトルのあたりにブラシを落とせば勝手にバチィ~ンくっついてくれます。
使うときは引っ張れば磁石が離れてくれます。
カラビナなどで連結・脱着する方式だと、いちいちボトルを取り上げての操作になるので、それに比べればかなりラクチンなのです。

3ブラシの使い勝手も予想通りにイイ具合。

写真ではちょっと分かりづらいかもしれませんが、真っ直ぐな柄のタイプよりも低い位置からブラッシングできるし、特に肘の位置がかなり下がるので腕の角度的にも作業が楽なのです。

さーて新兵器も導入したことだし、今年は1級目指して頑張ります!

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2013.10.20

ボルダリングにハマる。

Photoこのブログでは珍しく、スポーツの話題です。
実は最近、「ボルダリング」というものにハマっているのです。
ボルダリングというのは、壁に固定された模擬の岩(ホールドと呼びます)をつかんで登っていくスポーツ(上級者は屋外で自然の岩も登る)で、非常にとっつきやすい競技なのです。

そのボルダリング・ジムが、毎晩飲みにいっている飲み屋街の近くに出来たものですから、ちょっと覗いてみたのです。

必要な道具は専用のシューズと、滑り止めのチョークのみで、ジムで貸してくれます。
壁は何でもかんでも登れば良いというわけではなくて、難易度に応じたルートが決まっており、同じ色や形の印の貼られたホールドのみを使って登っていきます。
一応級や段があり、例えば6級なら黄色の印が貼られたホールドのみを掴んで登っていくといった感じです。
そして最後に、ゴールに指定されたホールドに両手でつかまれば終了です。
6級までは手で掴むホールドのみが決まっており、足を乗せるのはどのホールドでもOK。
なので腕力やテクニックがあまりなくても、足の力でグイッと体を上げれば、だいたい登ることが出来ます。

5級以上は足を乗せるホールドも指定されており、ここからはグンと難しくなります。
指定されていると言っても、いったいどうやったら手や足が届くのかわからないような所にホールドがあったり、つかむというよりは「つまむ」「ひっかける」といったことしかできない小さなホールドや、丸くて手足がかかりにくいホールドもあり、まずは地上で考える段階で相当悩んだりします。
壁自体がオーバーハングしていたりすると、腕力や握力も相当使います。
だいたい二時間もやると、もう腕がパンパンになり、握力はペットボトルの蓋も開けられないほどに低下してしまうのです。
そして取り組んだルートを登り切ると、何ともいえない達成感を味わえるのです。

汗もけっこうかくので、会社帰りにボルダリング・ジムに寄り、その後いつもの店で生ビール。
実に健康的な流れなのです。

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2006.06.18

ワールドカップで思い出す。

Saudi_arabia_n_150サッカーのワールドカップをテレビ観戦していて、ちょっと思い出したことがあります。

その昔、まだファミレスなどない時代。
家族が外食をする場所としては、駅前の大手スーパーの最上階にある「レストラン街」が一番の人気スポットでした。
そして子供に人気のメニューといえば”お子様ランチ”です。
この”お子様ランチ”の象徴といえるのが、”旗”です。
普通は日本の日の丸とか、イギリスのユニオンジャック、アメリカの星条旗などが立てられてくるのですが、小学校低学年の私は、

「サウジアラビアの旗が欲しい。」

と言い出したのです。
私としてはあの独特のデザインの旗に、妙な価値観を見出していたのです。
母親が店員さんに、

「ウチの子が妙なことを言っているんですが・・・」

と相談したところ、店員さんはしばし悩んだ後、

「おじさんもサウジアラビアの旗がどんな旗かわからないんだよ。」

と、小旗を箱ごと持ってきて選ばせてくれたのです。
いろいろな小旗の中からお目当てのサウジの旗を見つけた私は大喜びでした。

そのレストラン街も今ではすっかり寂れてしまいましたが、「レストラン街営業時間延長」といった垂れ幕が下がっていることもあり、どうやら寂れたスーパーの集客の核になっている様子です。
子供に旗を選ばせるような接客が残っていれば、これからもきっと生き残っていけるでしょう。

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