2022.04.21

やはり個人店だよな。

ある日の昼食。3人で行った出張先で入った店は、いわゆる古民家リノベーション風。
二階の畳の部屋での食事が終わり車に乗り込むと早速反省会。

私:建物はホンモノの古民家というか、古い商店に手を入れた感じだったな。

M:寒かったですね。(料理が)出てくるのけっこう遅かったし。

H:まだ開業して間がないんじゃないでしょうか。お店の人も若かったし。

私:だからオペレーションがうまくいっていないのかな。雰囲気先行型ってヤツか・・・。

M:メニューの素材に豆が多かったですよね。


私:俺が頼んだのは納豆定食。

H:どうでした?

私:ちょっとボリューム不足かな。ご飯に納豆と、みそ汁に漬物。家でも食える。

M:僕は煮魚定食で味は普通でした。そういえばメシが玄米みたいでしたよね。


私:ヘルシーとか無農薬とか、思想先行型かもしれんな。

H:Mは料理を待っている間、置いてある本を読んでいたよね。

M:ええ、実は最近、飲食店に置いてある本は、料理に関するガチな内容の本が多いと気づいたんですよ。


Hと私:フゥ~ン。

私:ところであの若い二人(店の人)は夫婦かな?

M:いやぁ~どうでしょう。一階のトイレに行ったときに見たんですけど、男の人の方が料理担当で、でも店の主人って感じではなかったですよ。


私:やはり女性の方が店主か。

H:近所のショップの名刺とかも置いてあったし、地元の人ですかね?

M:いや、さっき言ってた本の裏表紙に、神田の古本屋街の値札が貼ってありましたから、もしかしたら二人のどちらかは地元の人ではない可能性が・・・


私:深堀りするね。

M:ええまぁ。


私:つまりあの店は、親戚の叔母さんが何か小さな店を経営していたんだが、高齢になって数年前にやめてしまい建物も取り壊されようとしていた。しかし古い建物を壊すのはもったいないからと、姪っ子が始めた健康志向の店。男の人は多分・・・う~ん、店主の友達の弟で、実家が旅館か料理屋なので多少料理の心得がある人。ということだな。

HとM:深堀りしすぎですよ!!


何の特徴もないチェーン店よりも、個人店の方が楽しめるという典型的な出来事なのでした。

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2022.03.30

ソロ花見をしてきたんですよ。

花見の季節。
コロナも収まってきたことだし、今年はぜひ花見をしたい。
しかし花見というのはけっこうハードルが高くて、桜の花の咲くタイミングが会社の休日に重ならないかもしれない。当日雨が降るとどうにもならないし、風が強くても困難になる。場所が人でいっぱいだったりすることもある。用意周到に準備せねばならないのです。
花の咲くタイミングについてはSNSで地元のお花見スポットについて情報収集。公園を散歩している人が、「チラホラ咲きはじめました」といった有益な情報をUPしていることを発見。ちょうど週末辺りが満開っぽいのですが、天気予報を見ると土曜日は降水確率が高く、日曜日は風がやや強い。都会ならではの人出にも警戒しなければなりません。

そこで今年は月曜日に有給休暇をとってしまいました。

天候や開花の状態次第で日曜と月曜のどちらにも対応できるし、日曜日に行って人が多すぎれば、平日の月曜日に出直すことも出来るようにしたのです。

そして日曜日。天気は曇りですが最高気温は23℃の予報で花見としてはバッチリ。我が家から徒歩10分の、善福寺緑地公園へと向かったのです。
Photo_20220330124302 到着してみると予想通り桜は満開。
善福寺川の両岸に沿って延々と桜並木が続いてきます。
午前十時ということもあってか人もそれほど多くありません。花見の場所はどこにしようかと迷いながら、のんびりと桜並木を一周し、適当なスペースを見つけました。
この適当なスペースというのは一人分。

すなわち今回は「ソロ花見」というスタイルなのであります。

コロナ対策でシートを敷いての宴会は禁止になっていたので、シートは敷かずにキャンプ用のミニテーブルと椅子のみを設置。酒宴の準備が整いました。

Photo_20220330124306 そしてまずはビール

いいよなぁ~。
桜の花の下でのビール。
しかも午前中からだ。



Photo_20220330124308 ツマミはまずはデパ地下で買った総菜類と、自家製の燻製(タコ、ウズラの卵、サーモン)で開始。ビールはあっという間に飲み干してしまい、お次は日本酒(冷酒)。
これはカップ酒(志太泉・純米吟醸)を活用し、ゆっくりと飲みながら食事の準備を始めます。
多くの公園と同じく善福寺川緑地公園も火の仕様は禁止。そこで今回は水を入れると化学反応で発熱するツールを利用しました。
専用のビニール袋に薬剤とパックご飯、それから水を投入するとかなりの熱が発生し、シューシューと蒸気が出てきます。15分ほどたつと蒸気の噴出が止み、あったかご飯の完成です。
Photo_20220330124502 これに本マグロの中トロを乗せていただきます。

ん~ん、最高。

やはり関東の魚はマグロが一番だ!



Photo_20220330124303 さてこうなると燗酒も欲しい。
当然燗酒向きの日本酒も用意してあります。
大阪の「秋鹿」と兵庫の「奥播磨」

Photo_20220330124501 燗つけには、普段は缶ビールを冷温で保持するための真空構造の容器「缶クーラー」を使いました。
こいつに徳利を入れて、魔法瓶に用意しておいたお湯を注げば、お湯が冷めにくくなり燗の酒の温度を保つことが出来ます。徳利の外径と缶クーラーの内径が比較的近いこともあり、最小限のお湯で燗を付けられます。まさに逆転の発想「燗クーラー」となるのです。

Photo_20220330124301 屋外ということで徳利とぐい飲みは割れる心配のない錫製を準備。

燗酒と鉄火メシ。
たまんねぇ。

2_20220330124501桜を眺めながら一息入れた後はワインを取り出します。







Photo_20220330124307 ワイングラスはオーストリア、リーデル社のO(オー)シリーズ。

このグラスはステムを無くすことで、破損の恐れのある屋外でも扱いやすく、列車の中など倒れやすい環境でも使いやすいという優れモノなのです(とはいえやはりリーデルのグラスは薄いので、持ち運びには細心の注意を払いました)


Photo_20220330124305 ツマミはチーズ盛り合わせ。これに別途用意したオリーブオイルと塩胡椒を振りかければ立派なツマミへと変身。
チビチビとやりながら周囲に目を向けると、いつの間にか周囲には家族連れや老夫婦などが思い思いに座り花見を楽しんでいます。
発電機の使用やカラオケも禁止されているので、静かな雰囲気で桜を楽しむことが出来ます。
Photo_20220330124304デザートにイチゴ(博多あまおう)を頬張って、ソロ花見は成功裏に終了したのでした。

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2016.05.01

唐津へ行ってきたんですよ。

今年のゴールデンウィーク、実家には帰らずに九州で過ごすことにしました。

この時期の九州といえば、一番大きなイベントは「有田陶器市」なのです。
陶磁器の産地として全国的に有名な有田・伊万里地域で大規模な陶器市が開かれ、連休中はものすごい数の人で賑わうのです。
しかし私はどうもこの「有田陶器市」には触手が動かないのです。一番の理由は、”人混みが嫌い”ということ、二つ目は”酒器が少ないと思われる”ことです。
以前仕事で有田を通りかかったときに、いくつかお店を覗いてみたり、あるいは別の陶器祭りなどで見た限り、有田焼はお皿やお椀の割合が多く、盃や徳利が少ない印象を持っているのです。

01ところでこの時期、有田以外の陶磁器の産地でもイベントが多数開かれているのです。
それらについて調べていたところ、「唐津焼きもん祭り」なるイベントを発見しました。
このイベントのパンフレット、なんと表紙に私の大好きな片口が写っているではありませんかっ!

盃や徳利よりも、更にマイナーな酒器である片口です!

内容を見ると、「古唐津のぐい呑み展」なる展覧会も行われるとのこと。

ここまで酒器にフォーカスしているとなると、これは行ってみる価値がありそうです。

特急列車を使わないと片道3時間くらいかかるのですが、車窓から玄界灘の美しい海を眺めながらの旅は楽しめます。
02唐津駅に到着すると、懸念していた人混みは全くナシ。
むしろ駅前は閑散としています。
最初に「古唐津のぐい呑み展」を見学した後、ショップや窯元が展示・即売を行っている商店街へと向かいます。
各コーナーを除いてみると、盃やぐい飲みは言うまでも無く、ほぼ全てのコーナーに片口があるではありませんか!

オオーッ!唐津焼とはなんてすばらしいんだ!

(もちろんお皿やお椀、花器や茶器もたくさんあります)

好みの酒器を物色しつつ商店街をブラブラと歩きます。
街並みは古い城下町の趣を残しており、静かで落ち着いた雰囲気の素敵な町です。

03晴天のポカポカ陽気で、心地よい風が吹いています。
立派な構えの唐津神社を見つけるとお参りし、旧唐津銀行の建物での展示「食と器の縁結び展」へと向かいます。

展示を見終わり建物から出てくると、近くに渋~い木造の建物を見つけました。

04建物の前にはうっすらとした煙と芳しいウナギの蒲焼の香りが・・・。
竹屋」というこのウナギ屋さんは木造で三階建て、文化財に指定されていることを表すプレートが設置されています。
かなり古い建物であることは間違いないのに、木材の表面はキレイに手入れがされていて実に好感が持てます。

もちろんランチはこのお店でいただくことにしました。

05店内に入ると古い建物らしく上の階の人が歩くたびにギシギシという音がしています。しかし建物は隅々まで実にきれいに磨き上げられており、この景色と音を堪能しつつし時を過ごします。

しばしの後に鰻丼という幸せが訪れました。
ウナギは表面に独特の弾力がありすばらしい食感。
お供は肝吸いとキリン クラシックラガーの大瓶です。

食後もかなりの予算オーバーを覚悟しつつ酒器ばかりを物色しながら駅へと戻ったのでした。

06そしてこれがこの日の収穫。

盃はお酒の色がよくわかりそうな色のもの、お酒を注いだときに内側の景色が変わりそうな物を中心に選びました。



07徳利と片口も一つずつ購入。

特に片口は、
「こういうの前から欲しかったんだよなぁ~」
と言いたくなる(言ってしまった)ドンピシャリの物を入手できて大満足でした。

08多分一生にそう何度も出会うことの無いであろう一番のお気に入りとなった片口でいただく日本酒は、小旅行の疲れを癒し、心地よい眠りへと誘ってくたのでした。

最後に、唐津市は「唐津焼と地酒で乾杯する条例」という条例が施行されている、実に民度の高い都市であることを付け加えておきます。


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2014.08.15

お盆の長旅その2 仙台

今回の帰省ではたまたま日程が仕事と重なったため、小倉~新大阪間の交通費は会社の経費でまかなわれています。
その浮いた交通費を東京~仙台間へと投入したのです。

ホテルに到着し荷物を降ろすと、懐かしの仙台の街へと歩き出します。
久々に訪れた仙台。ウワサには聞いていましたが、震災の復興関連で人が集まっているためかなりの賑わいです。
九州へ転勤する前はほぼ毎月訪れていましたが、その前後から小さな横丁の再開発なども始まっていただけに、いまはどうなっているのか少し心配です。

2あったあった、文化横丁
照明の明るいアーケードから一歩入ると、薄暗い横丁には昔と同じで味わい深い感じのお店が連なっています。「月のうさぎ」「高山酒場」そして「源氏」。記憶の中に閉じ込められていたお店たちは、大部分が昔と変わらず看板を掲げています。なつかしいなぁ~。

一安心したら一番の繁華街である国分町方面へと向かいます。
夜の街も相当な人出ですが、ネオン街の看板を見ている間に昔の土地勘も戻ってきました。
Photoひとまず虎屋横丁と稲荷小路の交差点へと到着。
国分町のランドマークといえば、この交差点か凱旋門ビルでしょう。
交差点からすぐ近くに、今回お目当てのお店である「BAR THE ROTHKO」があります。
以前は文化横丁の地下にあって、いわゆる隠れ家的な要素のあるお店だったのですが、ビルの三階に移転したということはおそらく雰囲気も少し変わっているかもしれません。

エレベーターを降りるとガラスの扉。
その扉を開けると、早速マスターのMさんが出迎えてくれました。

マ:「オーッ、FUKAWAさん待ってましたよ。」

私:「久しぶりですね、六年ぶりかなぁ。」

Photo_2まずは”ジン・トニック”をお願いして店内を見渡します。
スタイリッシュなカウンターと照明。早い時間帯であるためか、他のお客さんはいません。

私:「ビルの三階のお店らしい雰囲気ですね。」

マ:「まぁネ、最初はいろいろ言うお客さんもいましたけれど。」

東北最大の歓楽街である国分町のど真ん中で、Mさんは理想のお店を具現化したのだろう。出世したMさんとお店に、胸の中で拍手です。

続いて”ホワイトレディー”をお願いすると、シェイカーを耳に近づけて音を聞き分けながらのシェイク。そのスタイルは昔と同じで変わっていない。
会話の中でも、「まぁ大人がお酒を飲みに来る所ですからね。その辺はお互いわかってもらわないと。」とか「自分、組織とか苦手なんッスよ」と、考え方も昔とちっとも変わっていない。

2_2ひとしきりおしゃべりした後、”雪国”をお願いすると、見たことがあるようなグラスが・・・

私:「銀座のモーリバーみたいなグラスですね。」

マ:「そうです、毛利さんところのオリジナル。自分は通販で買いましたけど(笑)」

私:(笑)

Photo_3久々に訪れた仙台の街。
最後はこれまたあのころと同じく、「姫らーめん」で〆たのでした。(そして今回もまた、なぜ”姫”なのかを聞くのを忘れてしまったのでした)



Photo_4追伸
翌日は仙台のボルダリングジムでひと汗流して、ようやく実家へと向かったのでした。






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2014.08.14

お盆の長旅その1 東京

今回の帰省は、まず仕事がらみの出張があり、そのまま実家に戻るという交通費節約コースです。

1日目:小倉→徳山→倉敷
2日目:倉敷→大阪(ココまで仕事)→東京
3日目:東京→仙台
4日目:仙台→実家(神奈川)

という行程で、JRは西日本・東海・東日本が混合し、途中でレンタカーも借りるという本格的な出張&帰省。
昔はこの程度の出張の段取りはホイホイと組んでいたのですが、久々ということもありキップやホテルの予約を何度も確認。
少々ドキドキしながらの出発となりました。

一夜目、初の宿泊で期待していた倉敷は運悪くガッカリ。
一軒目に飛び込みで入った居酒屋は、この夜たまたまだと思うのですが異様に声の大きい団体客が入っており落ち着かず、二軒目に目指したバーも、接客面がどうもいまひとつ。期待はもろくも崩れ去ったのでした。

Photoいろいろワケありな感じなネーミングの、古い商店街を発見したのが唯一の救いです。





気を取り直して翌日は倉敷から大阪、そして東京へ移動し、馴染みのバーを二軒定期訪問。
十分に満足してカプセルホテルへと転がり込んだのでした。

Photo_2翌朝目覚めると、生暖かい風の中向かったのは「眠庵
カウンター席へうながされると、まずは”ハートランド”と”牛肉と大根のバーボン煮”を注文。
小さめのコップでグイッと飲むと、ハートランドの切れがのどを潤してくれます。
準備運動が済んだら”自家製お豆腐”を注文。
自家製のお豆腐は出来立てホヤホヤの温かいのも良いですが、この日のように冷えて少し締まったのもヨロシイ。お酒はこのお店の主軸である”喜久酔 普通酒”で、気分は東京勤務時代へとタイムスリップです。

お豆腐をチビチビやりながら、お酒は二杯目の”小夜衣 純米吟醸”へと移行。
スッキリしてのど越しのよいお酒が、山奥の小さな滝のようにスルスルと胃袋へ流れ落ちます。
Photo_3お次は”イカ(小)”をお願いし、合わせるのは”杉錦 純米吟醸無濾過生原酒”この日のイカにはいつも以上にワタが入っていて、切れ目からジュクジュクと溢れ出てくるほどです。それを日本酒でキュッと流す。

たまんねぇ~。

濃厚なイカのワタは、口の中に軽い痺れをもたらしますが、舌の痺れを癒すように日本酒がしみ込んできます。
Photo_4最後に盛り蕎麦の”二種盛り”をお願いし、産地の違う御蕎麦の香りをクンクンと嗅ぎ、

「眠庵だなぁ~」

と極めて当たり前な感慨に浸ります。
時刻は二時半。
お店も少し暇になってきたところで、店主のYさんと話でもしようかと思いましたが、今回はここで終了。
本格的に酔っ払わないうちに仙台へと向かったのでした。

※お酒の細かいグレードは一部忘れてしまったので不正確です。

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2012.11.20

島根県最後の夜 益田市で・・・

鳥取・島根酒飲み旅行最後の夜は、島根県益田市。
駅前のホテルで一息つくと、一軒目のお店へ。
益田市では事前調査で二軒のお店に目をつけていたのです。
その内の一軒へ、のれんが掛かると同時に訪問したのですが、なんと予約で満席とのこと。

トホホ、いったいどうなっているんだ、今回の旅は。

気を取り直して、もう一軒のお店へ。
暗い路地を抜けて、さらに暗い住宅街の道をしばらく歩きます。
池のほとりに発見した大きな旧家は。
Photo居酒屋 田吾作」です。
夜の闇に溶け込んだ古い建物に、吸い込まれるように足を踏み入れます。

ガラリ・・・と引き戸を開けて店内に入ると、上下左右に迷路のように広がる空間。

半地下へと向かう階段を降りると、ぬくもりを感じる分厚い一枚板のカウンター。
建物の重厚さに圧倒されつつも、メニューに目を走らせ\5,250のコースをオーダーします。

突き出しは野菜の煮物。
それをモグモグと味わっていると、何の迷いも無く供された”イカの活け造り
ピクピク動いたり、吸盤が吸い付いたりしているイカをジックリと堪能します。

大将が、
「お刺身の後は揚げ物か煮物になりますが・・・」
と呼びかけたので、お刺身はこのイカのことかと思いきや、間もなく別の”刺盛り”が登場。
マグロ、サワラ、カワハギ(もちろん肝つき)
どれもこれも最高の鮮度と肉厚。

大将によると、昨日まで海がシケで魚介類が確保できなかったものの、今朝の仕入れから復活したとのこと。
極上の指し盛りの後の煮魚は、巨大な”メジナ

メジナってこんなに肉厚だったっけぇ~!

煮魚をつついていると、この後ご飯とお味噌汁が出るとのこと。
もう動けないよ、ちょっとタンマ。
大将やお母さんとしばらく歓談。
何一つ飾らないお二人との、ゆったりと流れる時間。

最後の最後で特別な幸せが訪れた、そんな鳥取・島根の旅なのでした。

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2012.11.19

出雲大社から益田市へ

Photo松江市を後にし、向かったのは出雲大社です。
実は私、今年は厄年。しかも本厄というもっともヤバイ年なのです。
これまでそんな迷信はまったく信じていなかったのですが、いろいろと悪いこともあり、調べてみたら厄年であるとわかった次第です。
そこで厄払いの意味も含めて、といあえず大きな神社へ行ってみることにしたのです。
レトロなローカル線でたどり着いた出雲大社。
残念ながら天気は雨ですが、それはそれでまた神社の神秘性を高めています。
隣接した歴史博物館の青銅器の壮大な展示は必見。
まさに本物の迫力を満喫したあとは、駅の近くの古そうな蕎麦屋さんで食事です。

Photo_2出雲蕎麦とビール

正直まぁ蕎麦の味はたいしたことないのだけれど、BGMも観光客の喧騒もない静かな蕎麦屋で、お蕎麦と冷えたビンビール。

いいねぇ~。

この後列車の待ち時間に発見した温泉に立ち寄り、これまでの疲れをしっかりとそぎ落としてから、この日宿泊する益田市へと移動したのでした。

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2012.11.18

島根県 松江市の夜

境港を後にして、この日宿泊したのは島根県松江市。
宍道湖という大きな湖のほとりにある街です。
ホテルに着き荷物を降ろすと、事前調査で期待していたあるお店へと向かいます。
古い町並みにポツリポツリと現れるお店の看板。
しばらく歩いてから見つけたお目当てのお店。

しかし・・・

んー、お刺身も料理も美味しかったけれど・・・。

なんと言うかお店の雰囲気が暗いんだよなー。
だいたいお店に入ったとき、ご主人と奥さんと、娘さんみたいな人が、カウンター席に座って深刻な顔して打ち合わせしていたもんなぁ・・・。

気を取り直してBARへ。

しかし・・・

こちらも店構えからして間違いなく良いお店だと思うんだけれど、
扉に耳をそばだてると、店内からは大盛り上がりの歓声が。
これはさすがによそ者としては入りにくい。
残念ながらタイミングが悪かったようです。

そこでまた別のBARを探して入っては見たけれど、カクテルにまるでシャープさがない。

そんなこんなでいろいろ歩いているうちに、この街はわりと広い範囲にお店が点在していて、深く探索すればなかなか期待できそうな街であることも判明しました。

この夜はもう歩き疲れてしまったけれど、
いつかま再訪したい。

そう思った松江の夜なのでした。

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2012.11.17

鳥取砂丘から境港の水木しげるロードへ

Photo_3鳥取へと向かうディーゼル列車。
久々だなぁ、以前はこういう列車に乗って東北のいろいろなところへ出張したけれど、九州に来てからは車での出張が多く、そういうパターンは少なくなってしまいました。
鳥取と言えばなんといっても鳥取砂丘。
かなり期待して来ては見たものの、思ったより狭いなぁ・・・という印象。

Photo_4砂丘を後にして駅近くの素敵な蕎麦屋さん「手打蕎麦 かわぐち」へ。
蕎麦屋で昼酒と思っていたのですが、残念ながらお酒は出していない(昼だからかも)のでした。あーどうしよう、このままでは私の人生の目標が・・・。
仕方がないので境港へと向かう列車の車内で缶ビールを空けたのでした。

Photo_5境港駅に到着すると、駅前から続く水木しげるロード。
実は私、中学校時代の読書感想文の宿題で、「妖怪百物語」や「河童鎮魂」といった書籍をセレクトし、先生に渋い顔をされるほどの妖怪好きなのです。
それにしてもこの境港の街並み、たくさんある妖怪のブロンズ像はもちろん、道沿いに並ぶショップもなかなかクオリティが高い!
観光地の土産物屋って、どこかの工場で作ったものを並べているだけなので、結局どのショップもほとんど同じものばかり売っているというパターンをよく見かけますが、境港は違います。
各ショップがそれぞれ趣向を凝らしていて、見ていて飽きない。売っているものもなかなか完成度が高い。(テーマが妖怪なだけに、人によっては出来が良すぎるのも問題かも・・・)
Photo_6私はと言えばこんな純米酒や目玉饅頭なんかをゲット。夜の目的地である島根県松江市へと向かうのでした。

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2009.08.14

東京二日目

東京滞在の二日目。
これまた昔懐かしのカプセルホテル「ダンディ」のデラックスタイプ・カプセルで目覚め、神田の「眠庵」へと向かいます。
途中秋葉原でiPhoneの周辺機器を買い求めましたが、さすがに秋葉原。
ちょっといない間に街の姿は大きく変わっていました。

そんな秋葉原も、万世橋を渡るとだいぶ落ち着いてきます。
そして中央通りから一本それた通りの奥にあるのが・・・
Photo眠庵」です。
 
 
民家の玄関としか思えない入り口が相変わらずです。 
 
 

1_212時の開店と同時にお店に入ると、カウンターの一番奥の席に陣取ります。

そしてまずは”ハートランド”と”牛肉と大根のバーボン煮
久々だなぁ~、この光景。

この日は珍しくそれほど混雑していなかったので、静岡のお酒をいただきながら、ここでも常連さん達の様子や、小倉の飲み屋街事情などを肴に店主のYさんとお話し。
以前は無かった”茗荷の醤油漬け”なんかもオイシイ。
ウマイ蕎麦を食べるのも久しぶりだ。

夜は最後にもう一軒、某BARで最高のカクテルをいただき、翌朝東京を後にしたのでした。

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