小倉の皆さん、さようなら。
北九州市に転勤となってから12年が過ぎ、ついに、とうとうこの時がやってきました。
二度目の転勤で東京へ戻ることになったのです。
初めての一人暮らしから始まり、実にいろいろなことがありました。
確かに最初のうちは治安が悪かったのですが、その点は数年間にわたる警察当局の文字通り”命がけ”の活動により、最近はまったく心配の無い街になりました。
毎晩通った飲み屋街も、これまでにない濃密なお付き合いとなりました。
東京勤務時代はお店の常連格になっていても、二時間を越える遠距離通勤であったり、あるいは出張ベースでの訪問でした。
ところが転勤後は小倉市内に住んでいるわけですから、ある意味近所付き合いに近いものがあり、お店での話題もお酒や食べ物のこと意外に、「○○町の××の角に新しいカレー屋さんができた」とか「昨日の夜○○中学の隣で火事があった」といった情報交換も日常的に行われ、ますます居心地が良くなっていったものです。
九州で印象に残ったものが食べ物。なかでも魚はとにかく美味しかった。東京でも美味しい食べ物はたくさんありますし、種類だけ見ればむしろ東京の方が多いのです。
しかしごく普通に売られている魚が、東京とはまったく違った鮮度なり脂ののりなのです。
九州ではよく、「スーパーで売っている刺身でもウマイ」などと言うものですから、魚屋さんで買ってきた魚はもっとウマイし、釣った魚であればなおさらなのです。
お酒はてっきり焼酎ばかりが供されるのかと思いきや、日本酒に力を入れている飲食店・酒販店も十分にあり、まったく不自由しませんでした。
「こんなに楽し生活が、いつまでも続くわけが無い」と思い始めた矢先、会社から異動の打診があり、泣く泣く受け入れたのです。
12年間仲良くしてくださった皆様、
本当にありがとうございました!
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