2007.11.07

北上市の楽しい夜。

Photo夕べは私の大好きな街のひとつである、岩手県北上市に宿泊。
ホテルで荷物を下ろし、早速向かったのは、居酒屋「岩手川」です。
北上市というところはあまり大きな都市ではないのですが、周辺に大きな工場がいくつかあるためか、出張族が楽しめそうな居酒屋が意外にたくさんあるのです。
しかし私としては「岩手川」を知ってからは、もう他のお店は探索する必要が無くなってしまったのです。

時間は18:00チョイ過ぎです。

ガラリ。。。

と引き戸をあけると、パンチパーマに鉢巻の大将と目が合いました。

私:「二人(今回は同僚と共に出張)です。いい?(と小上がりを指差す)」

大将:「オオいいよぉ~!」
と、威勢のいい返事。

さてとー、注文だ。
以前にも書きましたが、このお店の名物といえば新鮮な魚介類。中でもソイ、アイナメ、ドンコといった三陸中心に生息している魚がウマイのです。
ビールのあと、”クロソイの刺身”と”ドンコのタタキ”を注文。
このお店は一人できても楽しめますが、複数だとなお良いのです。
なぜかといいますと一品ごとの量が多いので、一人だとたくさんの種類を注文できないのです(笑)

Photo_2待つこと数分さぁ出ました”クロソイの刺身”。
メニューには刺身とあるのにお造りで登場するのもこのお店のうれしい特徴です。
コリコリとした歯応えと、うっすらとのった脂。

ウメェ~!!

Photo_3続いて登場した”ドンコのタタキ”。
これもお造りスタイルで登場です。
こちらは実に細かく刻まれていて、ほとんどペースト状になっています。
ねちっこい口当たりと、ソイよりは濃厚な脂。

これまたウマイ!

カウンターの向こうから大将が、
「ドンコはウメェだろ。今が旬だからなよぉ!○×※□◆△(←訛っていて解読不能)」
私:「スゲェ美味いよ!半ベソかきそうだよ!」

もう一品くらい頼みたかったけれど、この日は大浴場が素晴らしいホテルに宿泊していたので、早めに二軒目へと向かいます。

二軒目はもちろんBAR「スランジバール」です。
ドアを開けて店内へと入ると、世界大会で優勝経験のあるマスターがにこやかに迎えてくれました。
カウンターにつくとまずは”ジン・トニック”で、和食から味の切り替え。
続いて”オールド・ファッションド”でゆっくりと店内の雰囲気を味わいます。

このお店に初めて来た同僚も満足の様子です。

お次はマスターのオリジナル”スランジバー”。何回飲んでもいいんだよなぁ~このカクテル。
なんかこう枯れたような渋さと、お酒本来の旨さが渾然一体となっているところがたまらない。
最後はこれまたマスターのオリジナル”イーハトーブ”という甘さと爽やかさをあわせもったカクテルをいただいて終了。

ホテルの展望台浴場でゆったりとした時間を過ごしたのでした。

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2007.08.23

個室カプセルに宿泊。

Photo北上市に泊まった翌日は、レンタカーで大船渡、釜石、そして宮古市へと移動です。
宮古市は初めて来たけれど、宿泊は健康ランド。
健康ランド内にカプセルホテル用のカプセルがあるのですが、この夜選んだのは「個室カプセル」というタイプ。
この個室カプセルというのはなかなかのスグレモノで、荷物を置くスペースはたくさんあるし、コンセントがあるからパソコンその他の充電もできるのです。
ちなみにカギ内側からだけかけられるようになっています。

宿代は朝食付きで\3,600-と激安だし、健康ランド自体は新しくて良かったのですが、三陸という場所を考えると、食事メニューは大きく期待はずれだったなぁ~(つД`)

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2007.08.22

岩手県北上市で一番古い居酒屋

Photo_2今週はまず月曜日に日帰りで福島県へ出張。
火曜日は午後から岩手県の北上市へ移動です。
北上市、ちょっとしばらくぶりだなぁ~。
だいたい2年くらい前までは年に数回訪問していたけれど、最近はまったく行っていない。

駅を出ると東京よりはいくらか涼しいものの、やはり暑い!
さっそくホテルで荷物を降ろし、お目当てのお店、「岩手川」へと向います。
店先の提灯なんかが以前来たときとまったく変わらないのがウレシイ。

ガラリ・・・(と、引き戸を開け)

私:「こんばんは~、一人です。」
マスター:「ホイッ!どうぞっ!どこでも。今開けたところだから。」

今夜は私が最初の客のようです。
このお店のご主人は、パンチパーマのオジサン(60代)で、見た目もテキパキとした動きも漁師さん風。
普通なら「大将」とか呼ばれていそうだけれど、お客はみな「マスター」と呼んでいるのです。

マ:「あれ?、前に来たことある?」
私:「2年くらい前ですかね、何度かおじゃましました。」
マ:「あ~、そうか、年取るとなんでも忘れちまってね(笑)」

カウンターの前には新鮮な魚が氷漬けにされていて、そこから冷気が漂ってきて気持ちが良い。
たしかマスターの弟さんが三陸で漁師をしていて、それでいつも新鮮な魚介類が満載されているのです。
新鮮なだけでなく、各魚がデカイから、うっかり一度に2~3種類注文しようものなら、

「どっちかにしときな、そんなに食えないから。」

と言われてしまうこともあるのだ。
この夜は”どんこのタタキ”をメインにカウンターでジックリと飲むことにしました。
”タタキ”といっても一尾丸ごとがあたりまえのようにお造りで出てくる。
そしてどんこのネッチリとした食感がたまらなく旨い!

マ:「ウチも北上では一番古い店になっちゃったよ。」
私:「そうですかぁ、何年くらいやっているんですか?」
マ:「もう32年目だよ。まぁあと何年かやったら、かあちゃんといっしょにのんびりと温泉旅行でも行きたいと思ってるよ。」

注文が入るとマスターが、

「オーイ、○○、カウンターさん生中!」

といった感じで、奥さんを下の名前で呼んでいるのもほほえましい。
いつまでもいつまでも続けてもらいたいお店です。

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2007.07.11

盛岡の冷麺は旨い。

Reimen盛岡の名物の一つが”盛岡冷麺”です。
私が行くのはだいたい「盛楼閣」というお店。
ものすごくコシのあるつるつるの麺と、朝鮮料理らしい辛いスープがみごとにマッチング。
トッピングされてくるスイカも辛いスープに意外と合うのです。

駅前という立地もさることながら、同じビルでパチンコ屋やカプセルホテルが経営されているあたりがいかにも本場っぽい(笑)

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2007.07.10

盛岡市でボンチリを喰らう。

昨夜は岩手県盛岡市に宿泊。東京に比べるとさすがに涼しい。
中心部を流れる北上川の流れを横目に仕事をした後は、「あ~なんか無性に肉が喰いたい。でもダイエット中だしなぁ・・・。」そんなことを考えながら、飲み屋街へと向かいます。
まだ日が沈みきらない時間帯。オープン前のお店も多く、それらのお店では若い店員さんが店の前を丁寧に清掃しています。
前から思っていたのですが、盛岡の飲み屋街は道路がとてもキレイに清掃されていて、歩いていても気持ちが良いのです。こういうのは街としての一体感がないと続かないんだろうなぁ・・・。よそ者ばかりの東京では、汚い通りの多いこと・・・。

Siti1そして向かったのは「七輪や」です。ここで注文するのは”ボンチリ”。
ボンチリというのはニワトリのお尻の部分で、一羽のニワトリから一つか二つしか取れないのです。
したがって他の地域ではわりと珍しい部位であったり、あるいは出てきても小さかったりするのですが、なぜか盛岡では定番的な部位になっているのです。
Siti2そのボンチリを炭の入った七輪に載せると、ジュワジュワと油が染み出てきます。
ちょっと油断するとこのように引火・炎上するほどのジュワジュワ度。
もちろん口に入れればジューシーで、つい「お代わり」となってしまうのです。
ボンチリ意外に”皮”、”砂肝”と”ハマグリ”をオーダーしてお腹いっぱい。

その後はBAR「にっか亭」「アルセーヌ・ルパン」と流れて、やや千鳥足でホテルへと帰ったのでした。

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2007.06.06

東北出張:盛岡ですばらしいBAR二軒。

東北出張の一夜目。
岩手県盛岡市に宿泊です。
まずは以前からちょっと目をつけていた居酒屋に入ってみましたが、ここはいまひとつ。

Rupian気を取り直して二軒目は東北の名店「アルセーヌ・ルパン」へと向かいます。
いつも変わらない静かなカウンター。その隅には真紅のバラが数本活けてあります。
前回訪問時にマスターが、

「山崎蒸留所の見学に招待されたついでに、数十年ぶりに神戸まで足を延ばしてみようと思っているんです。」

とおっしゃっていた。
私も今月関西へ出張するので、情報収集も兼ねての訪問です。
残念ながら神戸の街はすっかり観光地チックになってしまっていて、BARにはあまり期待しない方が良いかもしれないとのこと。

「こういうお店は、街がちょっと寂れているくらいがちょうど良いんですよ。」

とマスター。
納得である。

Baron三軒目はこれまた名店のBAR「バロン」です。
扉を開けると老マスターが、

「アレッ?髪短くしたの?」

確かに数日前に散髪したばかりだけれど、1年ぶりくらいの訪問でも顔を憶えていてくれるとはウレシイ。

私:「ずいぶんお久しぶりです。数ヶ月前に来たけれど、お休みだったので。」
マ:「あー、ちょっと長く、二ヶ月くらい休んだんだよ。」
私:「何かあったんですか?」
マ:「牢屋に入ってたの(笑)」

二ヶ月も休むとは何か込み入った事情があったのかもしれないが、ジョークでかわすマスター。
地元の常連風の女性客が、

「あの時はみんな路頭に迷っちゃったんだから。」

と、責めているが、本当の理由は聞くまい。

”ギムレット”、”マティーニ”と飲み進み、最後はこのお店のオリジナル”アザミ”です。
常温からゆっくりと冷やされたジンをベースにした、パンチと共に爽やかさも兼ね備えた。
まさに野に咲くアザミの花のようなカクテル。
目を閉じれれば店の隅から、古い振り子時計の「コチコチコチ」という心地よい音が聞こえてきます。
マスターいつまでもお元気でお店を続けて下さい。
必ずまた来ますから。

2007年酒飲み集計
◆既存店:居酒屋・・29
       Bar・・・・・40
       その他・・18
※既存店は延べ軒数です。

◆新  規:居酒屋・・17
       Bar・・・・・・9
       その他・・・7

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2007.04.12

東北出張:一関の夜。

Komatu1_1ちょと久しぶりの出張は岩手県一関市に宿泊です。
まず一軒目は居酒屋「こまつ
 
 
Komatu21気合の入った”お通し”にこのお店の素晴らしさが表れています。
 
 
 

Komatu22あとは”牡蠣のいそ炊き”、”厚焼き玉子”、”肉豆腐”と、温かいモノ中心の組み立て。
お酒は”生ビール”のあと、”こまつオリジナル(地元の女性杜氏が醸した本醸造酒)”、”田酒・純米大吟醸”へと進みます。
あいかわらずのおいしい料理と、落ち着いた店内。
この夜は団体さんが来ていましたが、グループ客は二階席なので、私のような一人客は一階のカウンターでゆっくりと飲むことができます。

ん~満足満足。

二軒目は「Suger Bar
若いバーテンダー夫妻の始めたこのお店も、そろそろ一周年を迎えるとのこと。
お酒の種類も増えたようで、だんだん頼もしくなってきました。
”ジン・トニック”、”バンブー”、”オールド・リップ・ヴァン・ウィンクル”のストレートと飲み進み、最後はバーボンのオールドボトルをゆっくりと舐めるように味わったのですが、酔いが回って銘柄は失念。
仙台から車での移動だったので、疲れがたまっていたようです。

2007年酒飲み集計

◆既存店:居酒屋・・16
       Bar・・・・・23
       その他・・12
※既存店は延べ軒数です。

◆新  規:居酒屋・・10
       Bar・・・・・・7
       その他・・・6

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2006.12.27

いろいろあった最後の出張:その3

一ノ関宿泊の二日目。
まずは先日「大田和彦のニッポン居酒屋紀行ファイナル」で紹介されていた、「こまつ」というお店に行ってみました。
Komatu1ん~、いい感じだぞ。
この入口。
 
さっそく店内に入り、カウンター席に腰を下ろします。

店内を見回すと、実にたくさんのメニューが、「本日のオススメ」だけでもかなりたくさんあります。
こういう品書きを眺めている時間というのもワクワク感が高まって良いものです。

Komatu2この夜はいきなり”熱燗”と、”白子の刺身”でスタート。
この白子がかつて無いほどのプリプリ感と濃厚な味。
もちろんお酒との相性はバッチリ。
たまらんなぁ~。

Komatu3こんな白子を天ぷらにしたら、もう最高にウマイに違いない!
白子の天ぷら”はもちろん「おかわり!」です。
サクッとした表面が破られると、内部から濃厚な白子がトロ~~リと流れ落ち、もう少しで気を失うくらいウマイ。
お酒は実験的に”田酒・特別純米”を燗にしていただいたけれど、意外と軽快な味になり、これも旨いゾ。

他にも”ブリカマ”と”アイナメの刺身”、”イカ刺し”などをお願いし、どれも良かった。

あ~、実にウマイお店だ。
満足満足。
そして満腹。

ヨシッ!次の店行くか!

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いろいろあった最後の出張:その2

Niji出張先で見つけた虹。
しかもよく見ると二つ出ています。
超ラッキー。

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2006.12.26

いろいろあった最後の出張:その1

今年最後の出張は岩手県。
出発前に突発次項が発生したりと波乱の幕開け。
更に新幹線の中にコートを置き忘れたりと、出だしで大きくつまづいたのでした。
今年の冬は暖かいとは言え、さすがにコートが無くては夜の街をふらつくのもキツイ。
Kinokawa_1一ノ関駅前のホテルを出ると、さっそく向かったのは「喜の川」です。

引き戸の曇りガラスの下の方の透明な部分から店内を覗き込むと、カウンターには空きがありそう。
さっそく入店です。

まずは”ビール”と、お通しはカウンターの上の大皿から”京芋と海老の煮たもの”を選択。

フゥ~。

本日のオススメを眺めつつ、背後の日本酒用冷蔵庫もチェック。
このお店は東北のみならず、全国の厳選されたお酒が多数置いてあるのです。

「えっと、”殻付き牡蠣”と、お酒は”鷹勇”を下さい。」

三陸といえばやはり牡蠣だ。
プリプリの身をひと口で、文字通り「ペロリ」とたいらげます。
”鷹勇”は言うまでも無くしっかりとした味。

たまんねぇなぁ~。

その後料理を何品かと、”雨後の月・特別純米”や”独楽蔵・純米→ぬる間”などと飲み進み。
移動の疲れも吹き飛んだ・・・。
と思いきや、思いの他酔いが回ってしまい、この夜は1軒のみでホテルへと帰ったのでした。

それにしても”雨後の月”は旨かった・・・。

※コートは盛岡駅で発見されて、無事戻りました。

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