2008.03.09

みちのく一人旅、郡山から仙台へと移動。

郡山市のホテルで目覚めた土曜日。
今日はこれから仙台へと移動です。
月曜日は下北半島を回るので、一度東京に帰っても疲れるだけだし、土日を使って鈍行で八戸まで移動すれば、交通宿泊費もたいして変わらない。
それなら東北の旅を楽しもうというワケです。

まずは郡山から福島まで、東北本線の下り列車で向かいます。
お昼前に福島駅に到着。
Photo駅から歩いて数分のところにあるお蕎麦屋さん。「三立十割 蕎麦人」へ向かいます。
日差しは暖かいものの、強い風が吹き荒れています。
人通りの少ない通りを抜けると、きれいな白い暖簾が見えてきました。

ガラリ・・・(と引き戸を開けて)

「一人なんですけど。」と言いながらカウンターへ。

グラスビール”と”酒肴三点盛り”をお願いし、他のメニューやらお酒やらを検討します。

プハァ~。いいね。昼酒は。

”酒肴三点盛り”はゼンマイ、クリームチーズに酒盗を合わせたもの、蕎麦味噌焼きの三点。
グラスビールは早速飲み干してしまったので、お酒へと移行します。

「すみませ~ん。お酒をなにか・・・」

と声をかけると、奥さんらしき人が、

「日本酒ですか?でしたらここに・・・」

おお、お酒のメニューは扇子に書いてある。
扇子を広げながらお酒を選ぶというのも少し優雅な感じで楽しい。
地元福島県のお酒がいくつかある中で、最初は”南郷”を冷酒でいただくことにしました。
スッキリとした味わいは、”酒肴三点盛り”のゼンマイに合います(よかった、最後にとっておいて)

もう一杯いっとくか。

私:「すいませ~ん。お酒を、”花泉”をお願いします。これ燗もつけていただけます?」
奥さん:「ハイお燗ですね。」と気持ちよく応じてくれた。
私:「ぬる目でお願いします。あと「鴨」もお願いします。」

鴨肉をつまみつつ、”花泉”のぬる燗をじっくりと味わう。

あ~幸せ。

最後に天ぷらそばを頂いていると、いつのまにか店内はほぼ満席に。

このお蕎麦屋さんの「三立」の意味は、挽き立て、打ちたて、茹で立て、という意味で、産地や材料にこだわったお蕎麦を提供しているのだそうです。
お蕎麦もおいしかったけれど、そばつゆもかなり美味しかったです。
蕎麦を平らげると再び強い風の中を歩き、福島駅へと向かったのでした。

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2008.03.08

最後の福島出張。

秋田の後は一気に福島県いわき市に移動。
Photoいわき市で唯一見つけた美味しいお店「いわや」へと向かいます。
このお店、まずはビールの注ぎ方が丁寧で、仕事の後の一杯目がジュワ~っとしみ込みます。

翌日は後任とともにいわき地区の客先へ挨拶回り。
更に原町から郡山へと移動。
後任君は直帰させ、私は郡山駅前の飲み屋街へと歩き出します。

Photo_2向かったのは「杉の子
以前入ったときに、狭いけれど気の利いた日本酒を置いていたのが印象的でした。

ガ、ガ、ゴトゴト・・・。
(と、建て付けの悪い小さな引き戸を開ける)

私:「一人」

店主:「どうぞ」

先客はナシ。狭い店内も以前と変わらずで、それがなぜかウレシイ。

まずはビールをお願いし、つまみは”山かけ
ビールの後は”串揚げ”を何本かたのみ、お酒は””→”鷹勇”と飲み進みます。
気がつけば店主もビールを口にしつつ日本酒談義。
軽く酔っ払ったところで外に出ると、綿雪が降り出しています。

お~寒い。

Watanabe_1最後に向かったのは「THE BAR WATANABE」です。
鉄格子の扉を開け、トンネルの状のアプローチを抜けてから重い扉を開けます。
薄暗い、それでいて暖かな照明に包まれた店内。
バックバーの中心にバーボンが置かれているのもウレシイ。
郡山には良いBARがたくさんあるけれど、やっぱりここが一番だ。

まずは”ジン・トニック”で切り替えます。
ザクロの粒が落とされた”ジン・トニック”は見た目にも美しい。
二杯目に”ホワイトレディー”を飲みながら、女性チーフにお聞きしたところ、マスターは体調を崩されて、現在はカウンターに立っておられないとのこと。

このお店の印象的なところの一つに、早い時間に訪れると、マスター自身が最初の一時、客席側に座っているときがあったこと。
多分客の視点で店内をチェックしていたのではないだろうかと想像しています。

最後は”雪国”で〆て、郡山の名店に密かなお別れをしたのでした。

2008年酒飲み屋集計
◆既存店:居酒屋・・・・・・14
       Bar・・・・・・・・・20
       蕎麦屋・・・・・・・7
       寿司屋・・・・・・・2
※既存店は延べ軒数です。

◆新  規:居酒屋・・・・・・・6
       Bar・・・・・・・・・・5
       蕎麦屋・・・・・・・1
       その他・・・・・・・1
◆完全休肝日・・・・・・・・・・1
◆外で飲まなかった日・・・2

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2007.12.13

いわき出張。日程失敗でもお店は成功。

Photo_2火曜日に青森県の五所川原で仕事をし、東京へとんぼ返り。
水曜日はまた出張で福島県いわき市に宿泊。
移動ばかりでさすがに疲れ気味の出張。
これだったら郡山あたりに一泊すればよかった。
などと思いながら、いわき市でやっと見つけた美味しいお店「いわや」へと向かいます。

ガラガラ・・・(と引き戸を開ける)
サッと見回すとかなり混んでいる様子。

「二人なんですけど」と告げると、元気な奥さんが手早くカウンター席へと案内してくれました。
まずは”ビール”をお願いして一息つきます。

プハァ~・・・

「ホント旨そうに飲むよな。」という先輩の声をよそに、本日のオススメを眺めます。

「う~ん、”サヨリ刺し”、”ヤリイカ刺し”、それと”タコのやわらか煮”をお願いします。」
サヨリは脂がのっていてウマイッ!
小さい魚はさばくのが難しいらしいけれど、キレイに無駄なくさばかれています。
思わず日本酒”美の川”をお願いし、ヤリイカと交互に味わいます。
そしてふと壁を見ると”アンコウ鍋”の張り紙。

行くしかないでしょ!

ということで早速オーダー。
お酒は”黒帯”をぬる燗にしていただきます。
鍋だから待たされるかな?と思いきや、”タコのやわらか煮”が来る頃には軽く火の通った鍋が登場。
このお店、混んでいるのにもかかわらず、料理が出てくるのが結構早いのです。
よほど仕込がしっかりしているのか、あるいは大将の作業が早いのか、どちらにしても早く出てくるのはうれしいことです。
アンコウのプリプリしたゼラチン質を味わいながら、お酒は”神亀・ひこ孫”をぬる燗でいただきます。

もうウハウハでお腹いっぱい。

このあと近くのBARで少し興奮を冷ましてから、ホテルへと帰ったのでした。

2007年酒飲み集計
◆既存店:居酒屋・・64
       Bar・・・・・93
       その他・・33
※既存店は延べ軒数です。

◆新  規:居酒屋・・43
       Bar・・・・・27
       その他・・16

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2007.11.14

郡山市の夜。軽くのつもりが結局・・・。

昨夜は福島県郡山市に宿泊。
ダイエット中だし、翌日は仙台市に泊ると予定ということもあり、

「今夜は軽く飲んで終わりにしとくかぁ~。」

という感じでスタート。
相変わらず人影もまばらな駅前のアーケード街をブラつきます。
しかしアレなんだよなぁ~。どうしてこうも焼き鳥屋ばかりオープンするかなこの街は・・・。

Photo結局新しいお店で良さそうなところは見つけられず、「門土庵」へと落ち着きます。
このお店は女将さんの手作りの料理と、日本酒がたくさん揃っているところが魅力なのです。
まずはビールで喉を潤し、お酒は”雪の茅舎”を冷酒でいただきます。
料理は”カツオのなめろう”と他数点をオーダー。
静かな店内。L字型のカウンターの奥の方では、年配のサラリーマン二人組みが語り合っています。
そのあとこれまた年配の一人客が来て、ひっそりと飲んでいます。
”カツオのなめろう”が出た頃に、”大七”をぬる燗で注文。
カツオのなめろうが最高においしくて、そこに合わせた”大七”も我ながら絶妙な選択。
すっかり幸せな気分にさせていただき二軒目へ・・・。

The_bar_watanabe二軒目は「THE BAR WATANABE」です。
東北随一の敷居の高さ?のこのトンネルを抜けて店内へと入ります。
先客は一人。まずは”ジン・トニック”で味の切り替えです。
飲み応えのある、ゆっくりと飲みたくなるおいしいジン・トニックです。
このお店のジン・トニックにはザクロの粒が落としてあるのが特徴(季節によるかも)で、透明なカクテルにいろどりを添えています。
そう言えばそろそろザクロの季節です。
ザクロ本体もあるということなので、ジャック・ローズをオーダー。
するとマスターのアレンジしたカクテルで、”ラ・ヴィアン・ローズ”というカクテルもオススメであるということなので、早速その”ラ・ヴィアン・ローズ”をお願いしました。
”ラ・ヴィアン・ローズ”はジャック・ローズよりもスッキリとした、それでいて深い後香の残る、実にエレガントなカクテルでした。

「THE BAR WATANABE」を出た頃にはホロ酔い気分。

「ん~、なんか勢いがついてきたぞ。」

ということで今度は大通りの反対側の飲み屋街へと足を向けます。

「確かこの裏の方に、庶民的な店構えの居酒屋があったんだよなぁ・・・。」

Barとキョロキョロしながら歩いていたら、もう一軒良さそうなBARを発見。
もちろん入ってみます。
比較的バーボンの割合が高い静かで良いお店でしたが、本来向かうべきところを思い出し、2杯飲んだところでお店を後にします。

Photo_2そこからしばらく歩いたところに例のお店を発見。

お、あったあった。「こだま」というお店です。

ガラガラ。。。(と引き戸をあける)

店内に入るとカウンターには紳士が一人。
カウンターの中にはおばちゃんが二人、明るくテキパキと働いています。

「多分良い店だ。だってお店の人が楽しそうに働いているもの・・・」

そう思いながら、

「一人なんですけど、イイッスか?この辺。」

と言ってカウンター席に腰を下ろします。
そしてまずは(いや再び)生ビールです。
「庶民的な店構え」から、常連ばかりがワイワイやっているお店(それ自体は決して悪くないが、出張族としては居づらいものがある)をイメージしていましたが、少なくともこの夜はそんなことはなく、おばちゃんたちと世間話などをしながら、わりとゆっくりと飲むことができました。
値段も安かったし、再訪間違い無しといった感じです。

何だかんだで四軒ハシゴ。ホテルの部屋に帰って大往生したのでした。

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2007.09.07

福島県いわき市で新規開拓。

今週は福島県のいわき市へ出張。
いわき市では前回の出張で良いお店を発見したものの、この夜はなんとなく新しいお店を開拓してみたい気分です。
なぜかと言いますと、ちょうど台風が接近中なので、

「魚が中心の「いわや」は、今日はもしかすると仕入れがイマイチかもしれない。」

と思ったのです。

で、一軒目は居酒屋。
まぁまぁのお店だったけれど、ちょっと活気というか、特徴がなかったかなぁ・・・。

Photoそこで更に別のお店を物色していると、繁華街の外れの方に、地下へと続く狭い階段を発見しました。
壁には小さなBARの看板がポツンと灯っています。
足元の黒板には、だいたいのメニューと金額の他に、

「4人以上のお客様はお断りいたします。」

と書かれている。

ホホーゥ、なんか良さそうな店じゃないか。

早速階段を下りてドアを開けます。

ギィ・・・

「一人です。」

すっきりとしたカウンターの真ん中あたりの席に座り、まずは”ジン・トニック”
非常に丁寧に作られた”ジン・トニック”はこれまた非常に薄いグラスで供されました。
続いてお願いした”オールド・ファッションド”は、角砂糖に少量のジンジャー・エールを垂らすという工夫が施され、これも好感が持てます。

正直、普通以上に手が込んでいるわりには味の方は普通でしたが、材料、技、接客、雰囲気などの各要素がガッチリと組んで歯車が回りだせば、すごいお店に化けるかもしれないと感じました。
まだオープンして数年ということですが、ショット・バー砂漠のいわき市で、これからもがんばって欲しいものです。

2007年酒飲み集計
◆既存店:居酒屋・・45
       Bar・・・・・58
       その他・・26
※既存店は延べ軒数です。

◆新  規:居酒屋・・28
       Bar・・・・・16
       その他・・11

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2007.07.27

福島県いわき市で、やっと良いお店を見つけました。

今週は福島県いわき市に一泊。
以前にも書きましたけれど、いわき市っていいお店(居酒屋)が無いんだよなぁ~。
スナックとか寿司屋はあるんだけれど、旨い料理と良い日本酒をバランスよく揃えているお店がなかなか見つからない。
Iwaki1駅前の繁華街もこんな感じ。
かなり寂れている・・・。
こういうときはセオリーに従ってお店を探してみましょう。
セオリーとは、

「繁華街の一番外側を探す。」

です。

駅前や官庁街を中心として広がる繁華街は、一般的に中心に行くほど人通りが多く栄えています。
しかし逆に言うと”立地に頼っているお店”も多いのです。
中心から離れるに従って客足は減るわけですが、そんな立地で営業しているお店というのはすなわち、”わざわざ足を運ぶ人がいるお店”である可能性が高いのです。

そんなワケで繁華街の外れをブラブラと歩いていると、ちょっとオシャレな外観のお店を探し当てました。
Iwaki2さかな料理・いわや」です。
入り口の下の方の、ガラスの透明な部分から覗き込むと、椅子の足が金属です。
「ちょっとオシャレ系の、チャラチャラしたお店かな・・・?」
と、少し心配しながらドアを開けます。

するとカウンターの向こうには大柄で落ち着いた感じの大将。

「一人です。」

と告げてカウンターへ。
まずは生ビールをお願いして、店内様子を眺めます。
壁には「本日のオススメ」
カウンターの上には日本酒メニューが・・・

おっとっと、これはすばらしい。
黒帯、会津娘、出羽桜、黒龍、羽前白梅、神亀、etc

女性店員達もテキパキと働いている。

さっそくオススメから”カツオ刺身”、”タコのやわらか煮”、貝のお刺身いろいろ”などを注文。

お店は奥行きが長い構造で、手前のカウンター席と奥の方の座敷のエリアが完全に分かれています。
おかげで団体さんが入っても、一人で落ち着いて飲むことができます。

しばらくして厚切りの”カツオの刺身”が来たところでビールをお代わり。

大将:「出張ですか?」
私:「ええ、東京からです。」
大将:「最近台風の影響で仕入れが悪かったんだけど、今日はもう大丈夫です。」

Takoなどと話していると登場した”タコのやわらか煮”
ウマソー!
日本酒は”黒帯”をお願いして、ジックリと味わいます。

私:「オススメにある”アカ魚”っていうのはどんな魚ですか?」
大将:「あー、地方によっては”キンキ”って呼んでますね。」
私:「へぇ~、でもそれにしては安いですね。」
大将:「大きさがそうでもないんですよ。でも一人前にはちょうど良いですよ。」
私:「それじゃ”アカ魚の煮付け”をお願いします。」

煮魚といえば燗酒
私:「あの、お酒はお燗もOKですか?」
店員さん:「はい、もちろん。」
私:「それじゃ、”神亀”をお燗にして下さい。」

”アカ魚の煮付け”はフワフワに煮てあって、サイズも確かに一人前としてちょうど良い。
よく切り身が出てくるお店があるけれど、ある程度小さくても一尾丸ごと出てきた方が雰囲気が出ます。

あーいいお店を見つけたときは気分がいいなぁ~(*´∀`)=3
あとはウマい洋酒が飲めるバーを発見すれば、いわき市も完璧だ。

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2007.05.10

出張:郡山市の夜。

今週は岩手県と福島県へ出張。
朝イチで東京駅を出発し、午後から盛岡市、ササッと済ませて郡山市に着いたのは19:30です。
ここのところ忙しいので、ややきつめのスケジュールです。
Suginoko_1ホテルに着くと早速駅前の飲み屋街へ。
訪れたのは前回新規開拓した小さなお店「杉の子」です。

ガ、ガタタ・・・、ガタ(と、建て付けの悪い、そして小さな引き戸を開け)

「一人」と告げてカウンター席に座ります。

極端に狭い店内には、すでに常連らしい客が一人。

カウンターの奥にある小さな冷蔵庫を見ると、今夜も選ばれた日本酒が数本置いてあります。
”鯉川”、”磯自慢”、”睡龍”、”田酒”、”鷹勇”
文句ナシのメンバーです。

まずは”生ビール”をお願いし、

「おまかせで5~6本焼いて下さい。」(串揚げを)

串が出てきたところで、お酒は”鯉川”、”磯自慢”と飲み進みます。

このお店は基本的に常連さん中心でやっているようですが、開いたばかりの早い時間帯に訪れて、他のお客さんが入ってくるころに失礼すれば、十分に楽しむことが出来るのです。

Watanabe_1二軒目はこれまたお決まりの「THE BAR WATANABE」です。
鉄格子の扉を開け、トンネル状のアプローチを抜け、お店の重厚な扉を開けます。

意外なことに先客は無し、

「どうぞ、お好きなところへ。」

と促され、カウンターのやや奥の席へと座ります。

そしてまずは”ジン・トニック

和から洋へと切り替えます。

お次は”バンブー

「最近はこのカクテルをオーダーするお客さんが少なくなりました。」とマスター。

シェイクして作っていただいた”バンブー”はサッパリめの味で、オニオンが良いアクセントになっています。
ベテランのバーテンダーは何をオーダーしてもおいしく作ってくれるものですが、やはりシェイクの技が一番見ごたえ・飲みごたえがするように思います。

このお店で定番のオツマミなどをいただきながら、最後にオーダーしたのは、”オールドファッションド”です。
ウィスキーは”メーカーズ・マーク”を指定。

もう一軒行きたかったけれど、仕事の疲れが回ったのか、キチッとしたカクテルのアルコールが回ったのか、早くも足に来てしまったので、ホテルに戻ってベッドに倒れたのでした。

2007年酒飲み集計
◆既存店:居酒屋・・23
       Bar・・・・・31
       その他・・15
※既存店は延べ軒数です。

◆新  規:居酒屋・・13
       Bar・・・・・・8
       その他・・・7

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2007.04.15

福島県いわき市の夜:その2

二軒目はBARを探してみましたが、これも空振り。

仕方がないからホテルの部屋でビールでも飲むか・・・。

コンビニでアサヒの”PRIME TIME”とツマミを購入し、ホテルの方へと向かいます。
すると遊歩道のように整備された一画に出くわし、そこにはちょうど満開のサクラが立ち並んでいます。

Sakura2おぉ~、これはスバラシイ。
一人で夜桜見物というのも良さそうだな。
 
 

Sakura1と、いうことでベンチに腰を下ろし、”PRIME TIME”をグビリ
時おり近くのオフィスビルから帰宅する人が怪訝そうな顔でこちらを見ていますがお構いなし。
かなり背の高いサクラの樹が多かったので、夜空を見上げる形での一人お花見です。
(写真は背の低い樹・高いところの花は上手く撮れなかったので)

プハァ~、いいねぇ~サクラは。

ちょっと寒いけれど、ビールが温くならなくてちょうどいいや。
店で飲むのも良いけれど、外で飲むのもいいね。たまには。

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2007.04.14

福島県いわき市の夜:その1

福島県いわき市。ここも無いんだよなぁ~、コレっていうお店が。
ビジネスホテルもたくさんあるし、人出はそこそこあると思うんだけどなぁ・・・。
この夜はわざわざいつもと違うホテルを予約して、探索エリアを変更してみました。
しかしてくてくと歩いては見たものの、「割烹」とか「うなぎ」のお店が数件あるだけ。で、結局駅前まで来てしまいました。

いわき駅前は、駅を背にして左側と右側に繁華街が広がっています。
左側はわりと一般向けの飲食店が多く、右側はどちらかというとディープな飲み屋小路が連なっています。
まずは左側から探索。潰れた店舗の入口にガラクタが放り込まれていたりして、以前にも増して寂れたような感じです。
一軒新しく出来た日本酒バーみたいなお店を発見しましたが、「完全予約制」とのこと。(ずいぶん強気だな)
他にもちろん居酒屋や焼き鳥屋などはあるのですが、特徴の無いお店ばかり。
あきらめて右側のディープゾーンへと向かいます。
Iwakid飲み屋小路に入ると、狭い空間にスナックがひしめいています。
二本の通りが並行に続いているのですが、その通り沿いはもちろん、通りから左右に延びる小さな路地、抜け道に至るまでギッシリと看板が並びます。
更に通りを抜けると、「十八番街」なる薄暗い飲み屋小路へと続きます。
そんな通りの中で、一応「居酒屋」と看板を掲げているお店を数件発見。
いろいろ考えた末、一軒のお店の引き戸を開けてみました。

ガラリ・・・。

「いらっしゃい。」
という声と共に、ママさんが「見慣れない客だわね。」という目でコチラを見ています。
カウンターのみの狭い店に先客は無し。
カウンターの上には大皿料理が何点も置いてあります。

「あちゃーっ!やっちまったよ。」(と心の中で叫ぶ)

ママさん:「どれでも好きなもの取って食べて下さいな。」と、お皿とお椀を手渡す。

私:「ハァ・・・。」

ママさん:「全部”お通し”だから値段は同じ。」

私:「そうですか、そんじゃぁ・・・。」と、適当に料理を取りながら、ビールを注文。

こういうお店はアレなんだよなぁ、スナックを引退したママさんとかが半分趣味でやっているようなお店で、客も大部分は酒や料理ではなく、ママさんと世間話をするのが目的でくるんだよなぁ。
つまり、今度の選挙がどうだとか、農協の組合長はどんな男だとか、地元ネタが無いと話が続かないワケだ。
しかしまぁ料理はなかなかイケる味だったし、けっこう食べたり飲んだりした割には値段も安かったからヨシとしよう。
そんな感じで他の客が来て出づらくなる前に退散することにしたのでした。

2007年酒飲み集計

◆既存店:居酒屋・・16
       Bar・・・・・23
       その他・・12
※既存店は延べ軒数です。

◆新  規:居酒屋・・12
       Bar・・・・・・8
       その他・・・6


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2007.04.13

不毛地帯で新規開拓。

福島県原町市って何度か泊ったけれど、無いんだよなぁ~、コレというお店が。
今回も意を決してホテルを出発。かなり歩き回りましたが、どうも良さそうなお店が見つからない。
そもそもお店の絶対数が少ないのですが、どのお店も店構えに気合が入っていない。
なにかこう客を吸い込むようなオーラがまったく出ていないのですよ。
店の前が散らかっていたり、看板の文字が一部脱落していたり、はたまた見えるところに洗濯物が干してあったり・・・。
 
Haramati1そしてようやく一軒、ここはどうかな?というお店「こいずみ」に入ってみました。
他に良さそうなお店が無いということもありましたが、このお店にした理由は以下のとおりです。
 1.暖簾がキレイに洗濯してあった。
 2.店名に苗字を使っているということは、それなりの自信があるのだろう。
 3.「みちのくの味」と書いてある。とりあえず何がメインなのかわかる。
 4.様子を見ていたら早足で入店するオヤジ客がいた。

ガラガラ(と、引き戸をあける)

「イラッシャイッ!」と元気の良い女将さん。

私:「一人なんですけど。」

女将さん:「どうぞこちらへ、どこでもどうぞ。」とカウンターへ。

へぇ~なかなか良い感じの店内だ。太い梁をめぐらした田舎屋敷風で、奥に座敷席もある。
2~3人の客にはテーブル席もあり、一人客から団体までオールマイティーに対応できるお店か。
黒板には「今日のオススメ」とある。

フムフム、”アイナメの刺身”、”中トロ”、”烏賊ワタホイル焼き”ときて”ノレソレ”を発見(!)、そしてその後には”カワハギの刺身”とある。
ほほー!”ノレソレ”があるとはなかなかやるじゃないか。
それに今出てきた”お通し”もアツアツのナスに肉そぼろをかけたものでなかなかウマイ!

私:「スイマセ~ン、”生中”と”ノレソレ”、”鳥唐”それから”カワハギのお刺身”下さい。」

ビールを飲み干してちょっと手持ち無沙汰にしていると、女将さんがすかさず

「ハイコレ、今日の。」

とスポーツ新聞を差し出してくれた。

私:「ありがと、生中お代わりお願いします。」

リズムに乗ってきた・・・。

”ノレソレ”というのは白くて小さなアナゴの稚魚のことで、これをツルルンといただくのです。
あまりオシャレな盛り付けで出てこなかったけれど、この店らしくて良いではないか。
鳥唐をつまんでいるとカワハギ登場。

”刺身”とあったのにお造りで出てきた!(しかも700円だ!)

なかなかいいみせじゃぁないか。

Haramati2お酒は数種類あったけれど、純米と書いてある”奥の松”を注文。
グラスがキリンビールのグラスってのはちょっとアレだけれど、まぁこの際細かいことは気にするまい。
気がつけば奥の座敷ではグループ客が楽しそうに飲んでいる。
囲炉裏を囲むスタイルの席だから、狭苦しくなくて良いのだろう。
テーブル席ではサラリーマン二人組みが話し込んでいる。
ものすごく良い店ではないけれど、安くて旨い店を発見して大満足。
また来るよ~。

2007年酒飲み集計

◆既存店:居酒屋・・16
       Bar・・・・・23
       その他・・12
※既存店は延べ軒数です。

◆新  規:居酒屋・・11
       Bar・・・・・・8(←調子に乗って入ってみたが、ダメダメでした)
       その他・・・6

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