みちのく一人旅、郡山から仙台へと移動。
郡山市のホテルで目覚めた土曜日。
今日はこれから仙台へと移動です。
月曜日は下北半島を回るので、一度東京に帰っても疲れるだけだし、土日を使って鈍行で八戸まで移動すれば、交通宿泊費もたいして変わらない。
それなら東北の旅を楽しもうというワケです。
まずは郡山から福島まで、東北本線の下り列車で向かいます。
お昼前に福島駅に到着。
駅から歩いて数分のところにあるお蕎麦屋さん。「三立十割 蕎麦人」へ向かいます。
日差しは暖かいものの、強い風が吹き荒れています。
人通りの少ない通りを抜けると、きれいな白い暖簾が見えてきました。
ガラリ・・・(と引き戸を開けて)
「一人なんですけど。」と言いながらカウンターへ。
”グラスビール”と”酒肴三点盛り”をお願いし、他のメニューやらお酒やらを検討します。
プハァ~。いいね。昼酒は。
”酒肴三点盛り”はゼンマイ、クリームチーズに酒盗を合わせたもの、蕎麦味噌焼きの三点。
グラスビールは早速飲み干してしまったので、お酒へと移行します。
「すみませ~ん。お酒をなにか・・・」
と声をかけると、奥さんらしき人が、
「日本酒ですか?でしたらここに・・・」
おお、お酒のメニューは扇子に書いてある。
扇子を広げながらお酒を選ぶというのも少し優雅な感じで楽しい。
地元福島県のお酒がいくつかある中で、最初は”南郷”を冷酒でいただくことにしました。
スッキリとした味わいは、”酒肴三点盛り”のゼンマイに合います(よかった、最後にとっておいて)
もう一杯いっとくか。
私:「すいませ~ん。お酒を、”花泉”をお願いします。これ燗もつけていただけます?」
奥さん:「ハイお燗ですね。」と気持ちよく応じてくれた。
私:「ぬる目でお願いします。あと「鴨」もお願いします。」
鴨肉をつまみつつ、”花泉”のぬる燗をじっくりと味わう。
あ~幸せ。
最後に天ぷらそばを頂いていると、いつのまにか店内はほぼ満席に。
このお蕎麦屋さんの「三立」の意味は、挽き立て、打ちたて、茹で立て、という意味で、産地や材料にこだわったお蕎麦を提供しているのだそうです。
お蕎麦もおいしかったけれど、そばつゆもかなり美味しかったです。
蕎麦を平らげると再び強い風の中を歩き、福島駅へと向かったのでした。
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