2008.01.22

出張:山形県酒田市で良い店を発見。

今週は山形県酒田市と秋田県秋田市へ出張。
まずは酒田市。
この夜は技術部門の先輩といっしょに夜の街へと繰り出します。
その前にホテルの壁に近々行われる「寒鱈まつり」なるイベントのポスターを発見。

先輩:「鱈を食べよう」
私:「んじゃ、ちょっと事前リサーチしてきた店がありますんで」

ということになり、「井筒」というお店へと向います。
雪が凍結した夜道を凍えながら歩くこと数分。
お目当てのお店の前に到着しましたが、やや高級そうな店構え。
外から様子を伺おうとしていたら、ちょうど先客が入っていきます。
引き戸が開いた瞬間に店内を覗くと、それほど緊張するようなお店でもないようです。

で、早速入店。
店内に入ると、カウンターの向こうの店長らしき人が、
「いらっしゃいませぇ~。お二人?どこでもどうぞ。」
と座敷を勧めてくれました。

フゥ~、暖かい。

まずは”生ビール”を注文。
早速出てきた”お通し”は鱈の分厚い切り身を味付けしたもの。
スバラシイ。
私:「お通しに力が入っているお店は100%良いお店だから安心してどんどん注文しましょう」

本日のオススメから”鱈の白子の唐揚げ”、”ズワイガニ”、”アンキモ”、”八ツ目ウナギ”を注文。
Photo八ツ目ウナギは初めて食べました(←前からすごく食べたかった)が、川魚らしい野性味と歯応えのある食感がたまらない逸品。
”白子の唐揚げ”は、ころもがほんの少しだけしか付いていないのですが、それがまた絶妙な食感を生み出しています。
その他の料理も細かな部分に一工夫してあるらしく、どれもウマい。

ふと気がつくと次から次へとお客さんがやってきます。
客層は30代半ば以上で、地元の常連さんが多いようです。
正直活気の無い酒田の街ですが、このお店だけは活気に満ち溢れている感じです。
どんなところであっても、やはりウソのない美味しいお店は流行るものなのだ。

Liberty1982最後に”豚しゃぶ”をお願いして満腹となり、その後ネコのいるBAR「LIBERTY 1982」を再訪。
きれいなネコに癒されつつ、酒田の夜は更けていったのでした。

2008年酒飲み集計
◆既存店:居酒屋・・・・・・・4
       Bar・・・・・・・・・・4
       蕎麦屋・・・・・・・3
※既存店は延べ軒数です。

◆新  規:居酒屋・・・・・・・2
       Bar・・・・・・・・・・0
       その他・・・・・・・0
◆完全休肝日・・・・・・・・・・0
◆外で飲まなかった日・・・1

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2007.12.20

今年最後の出張:酒田市で三軒。

今回は今年最後の出張。
山形→秋田→宮城へと巡ります。
最初は山形県の酒田市。
東京から新潟経由のルートで、約5時間かけての移動です。

やっと到着した酒田市はさすがに寒い。
スーツの上着の内側にホカロンを貼り付けての飲み歩きです。

まず一軒目は駅前の通りにある居酒屋。
数年前に開店したのを知っていたのですが、

「この寂れた街で営業を続けているということは良い店かな?」

と思って入店。

入ってみたら阪神タイガースファンの大将がやっているお店で、地元の客数人がカウンターで飲んでいます。
地元の魚貝類の他に、お好み焼きやたこ焼きなど、関西風のメニューもあって、なかなか真面目なお店でした。

二軒目は東急インの二階にある「田舎」というお店。
ここは地元の純米酒が揃っているのがウレシイ。
”マトー鯛の刺身”を肴に、”初孫・純米吟醸・砂潟”という香りの良いお酒をいただきます。
酒田は風の強い土地で、海からの強風で砂がたくさん運ばれてきます。
それで昔は「砂潟」とも書いたのだそうです。
ここも魚介中心のお店ですが、ここ数日海が荒れて仕入れがイマイチだとか。

三軒目は酒田の中心街である、市役所方面へと向かいます。
寒い中15分くらい歩くのですが、酔い冷ましにはちょうど良いかなと・・・。

時間は8時半くらい。
しかし・・・。

だれも歩いていない・・・。

こりゃぁそうとう厳しいな・・・。
Liberty1982暗い通りをしばらくさまよったあと、発見したお店は「LIBERTY 1982」というお店。
看板には「Jazz & Whisky」の文字。

さっそく扉を開けてみます。

ギィ・・・

BARらしい薄暗い落ち着いた店内には、立派な樹のカウンターとアンティークな調度類。
ストーブで心地よく暖められています。
「いい店だ」と直感し、心の中でガッツポーズ。

店長らしき女性が、

「いらっしゃいませ。ネコがいますけど大丈夫ですか?」

振り向くとお店の隅のほうに、グレーの大きなネコが座っています。

私:「大きなネコですね。」

店長:「小さいのもいるんですよ。」

するとどこからともなく、小さめの茶色いネコが出てきました。

まずは”ジン・トニック”をお願いして、もう少し店内を観察します。
落ち着いた店内には立派なオーディオ機器。
カクテルグラスやシェイカーが見当たらないことから、本格的なカクテルは出ないようです。
バックバーには数は多くないものの、一通りのウィスキーのボトルが並んでいます。

気がつくとグレーの大きなネコは姿を消し、小さなネコが私の隣の席に座っています。

私のお気に入りのウィスキー”ベリー・オールド・セントニック”をストレートでお願いすると、ネコが近寄ってきました。
ネコがカウンターに上ると、店長が静かに、

「コラッ」

と叱ります。
最初は心配だったけれど、客のグラスやツマミには手を出してきません。

ネコと飲むのも楽しいものです。

寒い外のことを考えて最後に”ブッカーズ”をお願いし、再訪を誓ってお店を後にしたのでした。

2007年酒飲み集計
◆既存店:居酒屋・・65
       Bar・・・・・93
       その他・・33
※既存店は延べ軒数です。

◆新  規:居酒屋・・44
       Bar・・・・・28
       その他・・16

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2007.08.03

新潟→宮城→秋田→山形

新潟ですばらしい酒場を楽しんだ翌日は、新潟から仙台へと移動。
仙台で打ち合わせが終わったあと、こんどは秋田へ移動。
秋田で合流した同僚と、地元のお客さんも交えて飲み会です。

実は新潟ではあまりに楽しくて(?)
ホテルまでどうやって帰ったのか憶えていない(汗)
そこでこの夜のお酒は少々控えめ。

「お酒の量を抑えているFUKAWAさんなんて、初めて見ましたよ」
とお客さんに苦笑されてしまいました。

翌日は秋田市から山形県の酒田市へ移動。
Kisakatanokaki途中の象潟道の駅で、今が旬の”象潟の岩牡蠣”をパクリ。
濃厚でミルキーな、独特の旨味たっぷりの”象潟の岩牡蠣”
今回はほとんどコレを食べる為に来たと行っても良いのだ( ̄ー ̄ )

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2007.05.22

山形市にある地酒の店。

Sigemon1_1今週は福島→山形へと出張。
福島ではいわき健康センターに宿泊し、サウナでたっぷりと汗を流した後、これまたたっぷりと生ビール。
翌日は山形市へと移動し、「地酒の店・茂天門」(シゲモン)へと向かいます。
時間は18:20頃。

ガラガラ・・・(と引き戸を開ける)

私:「一人」

店主:「いらっしゃい(笑顔)」

前々回と前回は三年くらい間があいてしまったけれど、今回は数ヶ月ぶりだからすぐにわかった様子。

まずは”ビール”をお願いし、お通しの”枝豆で作った豆腐”をいただきます。
暑かったこの日、”ビール”をおかわりし、オススメにある”クロソイ刺し”をオーダー。

しばらくして登場した”クロソイ刺し”は、刺身と言うより”お造り”。
35センチくらいのクロソイが器からはみ出しています。

私:「これはずいぶん立派だなぁ~!」

店主:「今日最初のお客さんなんで(笑)」

私:「それはそれは、ありがとうございます。」

”ビール”は二杯目もあっという間に飲み干してしまい、いよいよ日本酒です。
このお店は”磯自慢”や”黒龍”をはじめとして、店主が厳選した日本酒が揃っているのです。
なんでも時には地元の蔵元さんも飲みに来るとか。

磯自慢・純米吟醸”→”磯自慢・純米吟醸大井川の恵み”→”十四代”→”楯の川”と飲み進むうちに、

「ちょっと変わったのがあるんですよ。」と店主。

あえて蛍光灯がOFFにされている冷蔵庫の奥から出てきたのは・・・。 ”醸し人九平次”の古酒。(!!!
2001年のものだということで、黒い革の袋に入っています。

店主:「ちょっと舐めてみます?」

私:「いいんですか?貴重なものを。」←飲みたいけど。

店主:「ホントに舐めるだけで。」

私:「いただきます。」←ヤッター!

革の袋から出てきた四合瓶のラベルはすごく地味で、九平次がまだ世間で騒がれる前の物であることを表しています。
小さな器にほんの少しいただいた古酒は、九平次特有の立ち昇る香りは薄く、いやむしろ香りの成分を液体の中に封入したような、しっとりとした舌触り。
五感の全てに囁きかけてくるような、上品でいながら力強い、まさに芸術品です。

店主が私の顔を見ながら、

「わかっていただいて良かった(笑顔)」

小さなカウンターでウマイ酒と肴。

この店に来たいが故に山形市に来てしまいそうな。
そんなお店です。

2007年酒飲み集計
◆既存店:居酒屋・・26
       Bar・・・・・36
       その他・・15
※既存店は延べ軒数です。

◆新  規:居酒屋・・16
       Bar・・・・・・9
       その他・・・7

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2007.04.19

秋田→山形→宮城

3_1秋田の後は山形県酒田市へ移動。
仕事の後酒田から仙台へと移動なのですが、酒田の駅前ってな~んにも無いんだよなぁ・・・。
待ち時間の消費もかねて、駅の近くの酒販店(有)阿部酒店へ。
ここはコンビニを経営するかたわら、そのコンビニの裏に倉庫のような店舗を構えているのです。
「倉庫のような」というのはつまりお酒の為に照明を最小限にしているからで、なかなか気合が入っています。
庄内地区を中心とした地酒がズラリと揃っているのです。
まずは”鯉川・純米吟醸鉄人うすにごり”これはすぐに決まったものの、あとはひたすら長考。
”くどき上手”もいいし、”東北泉”も何種類かあるぞ。
よし、飲んだこと無い”杉勇・特別純米”にしよう。
三本目で、う~ん、う~んとまた長考。
結局見かねた店のおばさんが、

「これなんか見慣れないですよ。」

と勧めてくれた”山法師・純米”にしたのでした。
あ~これでしばらくは日本酒三昧。
楽しみだなぁ・・・。

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2007.02.08

山形で思い出のお店に再訪。

久しぶりだなぁ~、山形市。
山形市には年に一回くらいしか宿泊しないんだけれども、3年くらい前に良いお店を発見したのです。
その後数回行ったのですが、運悪く定休日だったり、臨時休業だったりで結局他のお店をさまよっていたのです。
で、昨夜はさっそくそのお店「茂天門」(シゲモンと読む)へ・・・。

Sigemon1雪のチラつくなか、暗い裏通りをしばらく歩きます。
そして見覚えのあるビルの一階の奥に・・・
あったあった、日本酒のラベルがたくさん貼られた引き戸。
温かそうな照明。
変わらないなぁ~。

ガラガラ・・・(と引き戸を開ける)
ガラガラ・・・(山形は寒いので、中にもう一つ引き戸がある)

「やってます?一人」

と店主に告げ、小さなカウンターに。
若い茶髪の店主、冷蔵庫には”磯自慢”や”黒龍”
客はまだ私一人です。

Sigemon2まずは”ビール”でのどを潤していると、お通しは”枝豆の豆腐”が出てきました。
ヨシヨシ、お通しに凝っているお店は良いお店なのだ。
 
 
 

Sigemon3オススメの”カレイの縁側の刺身”に、お酒は”松の司”を注文。

店主「お酒、お好きなんですか?」

私:「うん、3年くらい前に一度来まして・・・」

店主「あーそうでしたか。」

私:「そのころ東北で”磯自慢”なんて珍しかったですよね。」

Sigemon4などと話しながら、お次は”磯自慢”をお燗でいただく、ツマミは鮭を干したもの。

更に飲み進み、お次は”十四代”。ここでは”十四代”も妙に高いお酒ではないから安心して飲むことが出来ます。
やっぱウマイなぁ~”十四代”は。

私「ちょっと冷蔵庫見ていいですか?」

店主「どうぞどうぞ」

私「あ、”義侠”だ。これ下さい。あと”湯豆腐”も」

Sigemon5何度も書いていますが、私は”湯豆腐”を一人でたのめるお店が大好きなのです。
 
 

んー良かった。
小さなお店なので大量の銘柄を置くことは出来ないものの、店主はこちらの酒の好みを聞くなどして情報収集にも熱心。

それにお酒は小さなグラスでたのむことも出来るので、いろんな銘柄を試すことができるのもウレシイ。

そういえば前に来たときは”九頭龍”を初めて飲んだっけ。
いつまでも続いてもらいたいお店です。

2007年飲み屋集計(延べ件数です)
既存店:居酒屋・・・8
     Bar・・・・・・9
     その他・・・5
新  規:居酒屋・・・4
     Bar・・・・・・2(茂天門のあと行ったけれど・・・)
     その他・・・1

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2006.12.14

東北出張:酒田市の夜。

昨夜は山形県の酒田市に宿泊。
酒田って遠いんだよなぁ~。
そして良い居酒屋が見つからないんだよなぁ~。
飲み屋街は酒田駅からタクシーじゃないと行くことが出来ないし、行ってみてもかなり寂しい。
寿司屋系意外はコレといったお店が無さそうなのです。
Syounai1結局いつも行くのは、ホテル東急インの二階に入っている「田舎」というお店。
ホテルの中に入っているといってもホテルの付随施設ではなく、テナントで入っているという感じです。

そして実はここがなかなか良いのです。

新鮮な魚介類を刺身や焼き物にして出してくれるし、お酒は地元のものが揃っています。
早速”ビール”と、”ソイ焼き”をお願いします。
東北の魚というと”のどぐろ”や”キンキン”が有名かつ激ウマですけれど、コイツらは予算的にもキツイものがあります。
そんな時は”ソイ”がオススメ。
デカイですよ~、東北のソイは。
Syounai2ソイが出てきた頃、お酒は”くどき上手”を注文。
んー、甘口で、のびやかな飲み口。
好きなんだけどこのラベルが誤解を生みやすいので、家には置けないんですよね(笑)

Syounai3大きなソイを骨までしゃぶり尽くした後は再びお酒のメニューを眺めます。
あるある、”鯉川”が。迷わず鯉川酒造の”亀治・好日”を、まずは冷やでお願いします。
 
Syounai4そして料理は”ハタハタ鍋
鍋が一人前でもOKなのはビジネスホテルのビルに入っているお店ならではか・・・。
まもなく鍋は出来上がり、パクつくとハタハタが雄であることが判明。
ハタハタは雄も濃密な白子が入っていてウマイ!
”亀治・好日”は早速飲み干してしまったので、店長に、

私:「コレ、燗も付けてもらえます?」

店長:「んー、吟醸酒ですから・・・」

私:「どーーーーしてもダメ?」

店長:「いえいえ、飲むのはお客様ですから。」

と、ぬる燗をお願い。

Syounai5はぁ~ウマイ。

コレだよなぁ~、コレ。

 

庄内地区に来たら鯉川を飲まなきゃ何をしに来たのかワカランってもんですよ。
↑仕事をしに来ているワケですが・・・。

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2005.11.21

日本海の夕日

yuuhi新潟から山形に移動する車窓から見た日本海に沈む夕日。
デジカメのメモリーを整理していたら出てきました。

電車が海沿いを走っている間、ず~っとこの光景が続きます。
ガラガラの特急列車の車内で、ノートパソコンを広げたり、缶ビールで一杯やっていた出張サラリーマン達も、やがてポツポツと窓側の席へ移動。
あまりの美しさに、ケータイのカメラで撮影したり、ただボーっと夕日を眺めたりしていました。

自然に接するのも地方出張の楽しみの一つです。

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2005.10.19

カクテル:雪国

yukiguni昨夜は山形県酒田市に宿泊。
何軒か行った後、最後に「ケルン」というお店に行きました。
こちらのお店はマスターがあの有名なカクテル”雪国”の生みの親なのです。

「日本酒はその銘柄の産地で飲むのが一番ウマイ」
と考えている私ですが、ジンを飲みにロンドンまで行ったり、バーボンを飲みにケンタッキー州まで行くことはできません。(お金があれば行きたいけど)
しかし山形県ならどうにかなるというワケです。

今年81歳という井山マスターは、背筋がピシッと伸びた話好きの人物。
老マスターのお店というと緊張してしまいがちですが、実際は変に格好にこだわらない、気さくな人が多いものです。

早速オーダーしたのはもちろん”雪国”
オリジナル・レシピで作られた”雪国”は、フレッシュライムではなくライムジュースを使っています。
マスター曰く、

「昔はお酒も果物もなかなか手に入らなかった、だから手に入る範囲の材料で考えたのが”雪国”。
最近はカクテルコンクールで聞いたことも無いリキュールなんかを使う人が多いけれど、あれじゃあ世の中に広まらないよ。
例え賞をとっても、その人のお店でしか飲めないんじゃつまらない。」

とのこと、さすがに含蓄がある。

今度はぜひ雪の積もっている季節に来てみたい・・・。

そう思いながらホテルへと帰ったのでした。

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2005.06.29

出張の帰り。

ekiben秋田の後は山形県の酒田市に移動。
半日仕事をしてから東京帰りました。
今回の仕事は立ちっ放し出会ったため、長い移動もシートに座りホッとするのにはウレシイかも。
新庄駅で駅弁を購入し、遅めの昼食をとったのでした。

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