2014.08.15

お盆の長旅その2 仙台

今回の帰省ではたまたま日程が仕事と重なったため、小倉~新大阪間の交通費は会社の経費でまかなわれています。
その浮いた交通費を東京~仙台間へと投入したのです。

ホテルに到着し荷物を降ろすと、懐かしの仙台の街へと歩き出します。
久々に訪れた仙台。ウワサには聞いていましたが、震災の復興関連で人が集まっているためかなりの賑わいです。
九州へ転勤する前はほぼ毎月訪れていましたが、その前後から小さな横丁の再開発なども始まっていただけに、いまはどうなっているのか少し心配です。

2あったあった、文化横丁
照明の明るいアーケードから一歩入ると、薄暗い横丁には昔と同じで味わい深い感じのお店が連なっています。「月のうさぎ」「高山酒場」そして「源氏」。記憶の中に閉じ込められていたお店たちは、大部分が昔と変わらず看板を掲げています。なつかしいなぁ~。

一安心したら一番の繁華街である国分町方面へと向かいます。
夜の街も相当な人出ですが、ネオン街の看板を見ている間に昔の土地勘も戻ってきました。
Photoひとまず虎屋横丁と稲荷小路の交差点へと到着。
国分町のランドマークといえば、この交差点か凱旋門ビルでしょう。
交差点からすぐ近くに、今回お目当てのお店である「BAR THE ROTHKO」があります。
以前は文化横丁の地下にあって、いわゆる隠れ家的な要素のあるお店だったのですが、ビルの三階に移転したということはおそらく雰囲気も少し変わっているかもしれません。

エレベーターを降りるとガラスの扉。
その扉を開けると、早速マスターのMさんが出迎えてくれました。

マ:「オーッ、FUKAWAさん待ってましたよ。」

私:「久しぶりですね、六年ぶりかなぁ。」

Photo_2まずは”ジン・トニック”をお願いして店内を見渡します。
スタイリッシュなカウンターと照明。早い時間帯であるためか、他のお客さんはいません。

私:「ビルの三階のお店らしい雰囲気ですね。」

マ:「まぁネ、最初はいろいろ言うお客さんもいましたけれど。」

東北最大の歓楽街である国分町のど真ん中で、Mさんは理想のお店を具現化したのだろう。出世したMさんとお店に、胸の中で拍手です。

続いて”ホワイトレディー”をお願いすると、シェイカーを耳に近づけて音を聞き分けながらのシェイク。そのスタイルは昔と同じで変わっていない。
会話の中でも、「まぁ大人がお酒を飲みに来る所ですからね。その辺はお互いわかってもらわないと。」とか「自分、組織とか苦手なんッスよ」と、考え方も昔とちっとも変わっていない。

2_2ひとしきりおしゃべりした後、”雪国”をお願いすると、見たことがあるようなグラスが・・・

私:「銀座のモーリバーみたいなグラスですね。」

マ:「そうです、毛利さんところのオリジナル。自分は通販で買いましたけど(笑)」

私:(笑)

Photo_3久々に訪れた仙台の街。
最後はこれまたあのころと同じく、「姫らーめん」で〆たのでした。(そして今回もまた、なぜ”姫”なのかを聞くのを忘れてしまったのでした)



Photo_4追伸
翌日は仙台のボルダリングジムでひと汗流して、ようやく実家へと向かったのでした。






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2008.03.19

最後の東北出張。

Photo仙台、そして東北最後の出張は、私が師匠と呼ぶKさんと飲みに行きました。
私が出張先で旨いものを食べたり、飲み屋街でお店を開拓する楽しみに開眼したのは、Kさんと知り合ったことが大きなきっかけとなっているのです。

国分町のことは知り尽くしているKさん。
もちろんお店はおまかせです。
この日は仕事の引継ぎで私の上司と、後輩君も同行。
向ったお店は「一の谷」です。
ここは鯨料理専門のお店で、おいしくて珍しい鯨料理をたらふく食べることができるのです。

お店に入ると、
「おう!久しぶり。」とKさん。
小上がりに陣取ると大将に、

「なぁ、なんかこう、旨いトコ、ちょこちょこっと出して。」とオーダー。

これがカッコイイんだよなぁ~。

決して安いお店じゃあないのに、値段も聞かず、メニューも開かず、あうんの呼吸で注文済ませちゃうんだから。
ビールで乾杯し、昔話に花を咲かせていると、”鯨の盛り合わせ”が登場。

ウォォオ~!スゴイィ!

と感動する上司と後輩。
鯨の各部位(ほとんどは見たことも無い部位)が大皿に美しく盛り付けられています。
(※Kさんは取引先の人なので、写真は遠慮しました)
どれが何と言う部位だかわからないけれど、とにかく箸が進む美味しさ。

その後出てきた”鯨のステーキ”がこれまた絶品。
どのように調理したのかわからないけれど、とにかく柔らかい。
鯨と言うとなんかこうちょっとぱさぱさしているとか、筋が多いようなイメージがあるけれど、これはまったく違う。
味が染み込んだ大きな鯨の肉にマヨネーズを付けて食べるんだけれど、これがまた最高に合うのです。
もちろんお酒もどんどん進みます。

そのあと何軒かハシゴして、最後にお別れの握手をするとき、ちょっとグッときちゃったけれど、楽しかった仙台、そして東北とも本当のお別れとなったのでした。

2008年酒飲み屋集計
◆既存店:居酒屋・・・・・・20
       Bar・・・・・・・・・22
       蕎麦屋・・・・・・・7
       寿司屋・・・・・・・2
       その他・・・・・・・1
※既存店は延べ軒数です。

◆新  規:居酒屋・・・・・・10
       Bar・・・・・・・・・・6
       蕎麦屋・・・・・・・2
       その他・・・・・・・2
◆完全休肝日・・・・・・・・・・1
◆外で飲まなかった日・・・2

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2008.03.11

最後の文化横丁。

JR福島駅の高架下にはスーパー銭湯があるので、しばらくそこで休むことにします。
サウナや露天風呂でしっかりと汗をかいたあとは飲食コーナーで”生ビール・大”を一杯だけいただき、再び鈍行で移動。

行き先は仙台です。

Photo国分町のカプセルホテルで荷物を下ろすと、向かったのはもちろん文化横丁です。
土曜日ですが意外に賑わっている歓楽街を抜けて、サッポロビールの看板をくぐると、横丁には人影はまばら。
それでもお店の中からは笑い声が聞こえてきたりと、いつもと同じ横丁の雰囲気です。

もう新規開拓をするつもりは無し。
多分最後の文化横丁になるから、いつものお店をじっくりと楽しみたいのです。

Photo_2最初は「月のうさぎ」に行ってみます。
地下への階段を下りると、ご主人と目が合います。
引き戸のガラス越しに「一人」と指で示すと。
「どうぞ」という身振りで応えてくれます。
先客は常連さんらしき男性が一人。まずは”ビール”をお願いし一息つきます。
今回は長期の出張なのでノートパソコンを二台持ち歩いており、荷物が重いのです。
疲れた体に一口目のビール。

大事な瞬間です。

こういうときはいきなりゴクリと飲み込まずに、ビールを少し多めに口に含み、ビールが口の中全体に行き渡るようにすると、一段と美味しいのです。

ん~、ウマイ、ん~。

オススメから”鯨ベーコン”と”ゴマ豆腐”をお願いし、二口三口とビールを流し込みます。

さてと、お酒は何があるかな・・・。

これも運命でしょうか、”駿”という福岡県の日本酒があります。
やっと顔を憶えてもらったのに、転勤するので当分来ることができないということを、ご主人に話そうかどうしようか迷いつつ、”駿”をお願いします。
結局転勤のことは話せないまま、やさしい味の”駿”を飲み干し、静かな酒場を後にしました。

Rothko1二軒目は「Bar Rothko
これまた地下への階段を下りると、陽気なマスターが迎えてくれます。
一番左の奥には初めてお目にかかる女性の常連客、右の奥には女性の二人組み。
初めてお目にかかってなぜ常連とわかるのかと言うと、このお店は左の奥にいる人ほど常連度が高いから。
私も真ん中よりは左側の席につかせていただき、最初は”ハートランド”お次は”ジン・トニック”といつものパターンです。

常連さんもまじえてひとしきり盛り上がったあと、

「FUKAWAさん、もしかして今日で最後ッスか?」とマスター。

「うん、仙台にはもう一回来るけれど、そん時はお客さんと飲んでグダグダになりそうだから、多分ここには来られないと思う。」と私。

このお店に最初に来たときと同じく、「オールド・ファッションド」をお願いし、最後にマスターと握手をしてお別れとなったのでした。

2008年酒飲み屋集計
◆既存店:居酒屋・・・・・・15
       Bar・・・・・・・・・21
       蕎麦屋・・・・・・・7
       寿司屋・・・・・・・2
※既存店は延べ軒数です。

◆新  規:居酒屋・・・・・・・6
       Bar・・・・・・・・・・5
       蕎麦屋・・・・・・・2
       その他・・・・・・・1
◆完全休肝日・・・・・・・・・・1
◆外で飲まなかった日・・・2

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2007.11.15

ボジョレー解禁・・・の前に・・・。

水曜日は宮城県仙台市に宿泊。
この夜はいろいろな意味で師匠格に当たる取引先の方と食事です。
「この人について行けばまず間違いなし」というくらい国分町を知り尽くしている人なので、店はおまかせして安心。
この夜向かったのはスペイン料理のお店です。
料理はコースをお願いして、お酒は赤ワイン。

「いや~、私、過去にお酒で失敗したことが5回くらいありまして、そのうち3回は赤ワインが絡んでいるんですよ(笑)」

などと告白しつつ飲み進みます。
だいたい8時頃、師匠がお店の人に、

「なぁ、もうそろそろいいんじゃない?」

と問いかけ、出てきたのはボジョレー・ヌーボー。

完全にフライングです。

ボジョレーなんか単なる安いワインじゃねーか。
とバカにしていた私も、フライングで飲めるとなぜか嬉しかったりするのでした。

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2007.09.13

仙台でこれまたいつもの文化横丁。

八戸でしこたま飲んだ次の日は、仙台に宿泊。
仙台のホテルに到着したのは21:00
なぜこんなに遅くなってしまったのかと言いますと、実は前夜最後に立ち寄ったお店「スペインイザカヤアソブノトコロ」に酒手帳を忘れてしまい、お店の人が出勤するのを待って取りに行っていたのです。

腹も減ったし、料理が速く出てくるお店がいいなぁ~。

Photo_2というワケで前回新規開拓した「月のうさぎ」へと向います。
串焼きのお店なら料理の待ち時間は少ないし、忘れられないうちに顔を出しておこうという魂胆です。
地下への階段を降りていくと、マスターは私のことを憶えていてくれたようでウレシイ。
カウンターの手前から二番目の席に腰を下ろし、まずは”ビール”。
注ぎ方が丁寧です。
そして串焼きを数種類、特にお気に入りの”トマトの肉巻き”は二本お願いして、ビールを一口。
八戸からの長い移動のあとの一息です。

狭い店内は先客が3組。
カウンターの奥にはスーツを着こなした企業の部長クラス風二人組み。
カウンターの一番手前には、ヒゲ面のお兄さんが焼酎のグラスを片手にゴキゲン。
そしてテーブル席には主婦(?)の3人組が盛り上がっています。

いいよなぁ~、東北の酒場って。

様々な客がそれぞれ自己主張みたいなものを漂わせながら、それでいて他の客に迷惑などかけず、みんな静かに、そして楽しく飲んでいる。
そして概してお酒の量は多めだ。

Rothko疲れているのでお酒は少しセーブして二軒目”BAR Rothko”です。
こちらも地下への階段を降りると、相変わらずの個性豊かな常連さんが入れ替わり立ち替わり入ってくる楽しいお店。
午前2時までおしゃべりをして、ホテルへ帰るとベッドにぶっ倒れたのでした。

2007年酒飲み集計
◆既存店:居酒屋・・48
       Bar・・・・・60
       その他・・26
※既存店は延べ軒数です。

◆新  規:居酒屋・・29
       Bar・・・・・16
       その他・・12

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2007.08.24

仙台・文化横丁で新規開拓。

Photo_2宮古市から北上市へ戻ってレンタカーを返却。
この日の宿泊は仙台です。
ホテルで一風呂浴びてから夜の街へと歩を進めます。
「文化横丁」の看板の下をくぐり、

「さぁ~て、今夜はどうしようかなぁ~。」

”源氏”はちょうど混んでいるころかな・・・
”やくみ家”はこの前行ったし・・・
”Rothko”はまだ開いていないか・・・
と、楽しいシンキングタイム。

ふと目にとまったお店が、「月のうさぎ」です。
入り口前に置かれたメニューを見ると、炭火焼中心のお店で、お酒も各種揃っているようです。

地下への狭い階段を下りていくと、その先には短いカウンターと数席のテーブル席の小さなお店。
店主は黒いTシャツに黒い前掛けといういでたち。

私:「まずはビール下さい。」

改めてメニューを見ると、串焼き関係の他に、日本酒向けの「酒肴」もある。
お酒は日本酒が数種類の他に、ワインなどもあるようだ。
店主は40歳代と思われるが、無口でわりと背が高い。
なんとなくケンカが強そうな感じ(笑)

ビールが来たところで”ハツ”、”皮”、”レバー”と”トマトの肉巻き”を注文。
”トマトの肉巻き”は私の好物の一つなのですが、このお店の肉巻きは実に丁寧に肉が巻いてあります。
丁寧な仕事に気分を良くして、日本酒”あかとんぼ・山廃純米”をオーダー。
このお酒の他にも、ツウ好みのお酒が何種類か置いてあって、ますます上機嫌。
肴は”赤イカ刺し”で、二杯目は宮城のお酒”伯楽星

一見コワオモテ風だった店主も、実はやさしい人柄っぽい。
片隅に国分町のLE BAR KAWAGOE のショップカードが置いてあるなど、謎の多いお店ですが、また訪問して徐々に謎を解き明かして行きたいお店です。

2007年酒飲み集計
◆既存店:居酒屋・・44
       Bar・・・・・56
       その他・・25
※既存店は延べ軒数です。

◆新  規:居酒屋・・26
       Bar・・・・・15
       その他・・10

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2007.05.17

仙台出張で「巡回」

今週の出張は仙台に一泊だけ。
珍しく上司といっしょに出張です。
Iwaki国分町は久しぶりと言う上司といっしょにまず行ったのは、居酒屋「いわき」。
無口な店主と、ウマイ魚介類が特徴のお店です。
怖そうな顔の大将に、タイミングを見極めつつ注文するスリル(笑)がたまらない。

Mon二軒目は「酒場・門」です。
国分町でも最も古い部類に入るBARで、名物の”モスコミュール”をグイッと。
店内に飾られた様々なアイテムが、歴史を感じるとともに落ち着きをもたらします。
ここではカクテルをもう一杯お願いしました。

三軒目は「LE BAR KAWAGOE
国分町の正統派バーです。
東北訛りのマスターは、後輩の面倒見が良いことでも有名。
ジン・トニック”のあと、”バンブー”をお願いしました。
比較的照明の明るいこのお店のカウンターには、光の空けるカクテルが似合うように思います。
次回はバックバーに発見したテキーラなんかもお願いしてみたいものです。
カウンター席でふと隣を見ると、アレレ、某店でよくお会いするTさんだ。
一瞬向こうも、「どっかで見たような・・・」
という感じでしたが、

お互い「どうも、お店が違うとなんか印象違いますよね(笑)

Bunkaダウン寸前でホテルへと帰る上司の背中を見送り、文化横丁へ移動。
いいねぇ~、この入り口の看板。

Rothko_2向ったのはもちろんBAR「Rothko」です。
地下への階段を降りて店内を覗き込むと、マスターが、

「お~、FUKAWAさん、そろそろ来る頃だって話してたんですよ。」

見ればカウンターの奥には常連の女性客と、しょてまえさん

私:「いやぁ~どうもどうも」
皆さん:「この前会ってから一ヶ月だから、そろそろ来るかなって。」
私:「お待たせしましたぁ~」

まずは”ジン・トニック”。
ここのジン・トニックはとてもウマイのです。
マスターはくだけた感じだけれど、シェイカーを手にするととたんに動きと表情が変わるのが全てを表しています。
その後”オールド・ファッションド
ふと時計を見るともう午前2時だ。

久々に「飲み遂げた」という感じの夜なのでした。

2007年酒飲み集計
◆既存店:居酒屋・・25
       Bar・・・・・34
       その他・・15
※既存店は延べ軒数です。

◆新  規:居酒屋・・16
       Bar・・・・・・9
       その他・・・7

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2007.04.21

水曜日、仙台の楽しい夜。

Img_0510酒田から高速バスで移動し、夜はいつもの通り文化横丁へ。
一軒目はこれまたいつもの通り「やくみ家」へ。
薄暗い路地を歩いていくと、しっかりと明かりが灯っていました。

ガラリ・・・(と引き戸を開ける)

「いらっしゃいっ!」

と大将の威勢の良い声。

私:「一人」

店員さんにカウンターへと案内され、まずはビールで一息。

Yakumiya1フゥ~、落ち着くなぁ~この雰囲気。

しかもどうやら本日最初の客みたいだ。
 
 
 

Yakumiya2オススメメニューから”マスノスケの刺身”、”白魚の卵とじ”、”ホヤ”を選び、お酒は”墨廼江・純米
”マスノスケ”というのは地元産のサーモンとのことで、これが脂がのっていて実にウマイ。
大好きな”ホヤ”も、鮮度が良いので何も付けずに食べてもオイシイ。

もっと居たかったけれど、この夜は他にも開拓したかったので、少し早めに失礼しました。

二軒目は「やくみ家」の近くの居酒屋に入ってみましたが、文化横丁的には特に特徴が無いお店で残念。

Rothko_1三軒目はBAR「Rothko」です。
地下への階段を下りていくと、奥のほうに女性客が一人。
なぜかマスターの姿が見当たりません。

客:「あ、すいません、今チョット買い物に行ってくるって。」

私:「はぁ・・・。」

客:「以前も・・・お会いしましたよねぇ?」

私:「多分・・・お会いしましたね。」

そんな会話をしているとマスターが戻ってきた。

マ:「オオォ!FUKAWAさんお久しぶり。」

私:「どうもどうも。」

早速ジントニックをお願いし、秋田で行ってきたお店の話などで盛り上がる。
このお店のマスターは話し好きで、お店もフランクな感じなのですが、カクテルを作るときは急に真剣になるのです。
もちろん味もしっかりとしている。

そうこうしているうちに、このお店の常連であるTさんとNさんがやってきました。
このお二人には八戸のBAR「AREA」を教えていただいたのだ。
いつもコンビでやってきて、楽しく飲んでいらっしゃる。

マスターがと話していたら、私のブログを見て、最近よく来るお客さんがいるという。

もしかして・・・。

と思っていると、階段を下りてくる足音が・・・。

マ:「おぉ~っと、ウワサをすれば登場しましたよ!」

現れたのは「居酒屋一人旅」のショテマエさん。

期せずして酒場で初めて出会うとは、なんという幸運。
この夜は楽天イーグルスのマー君が完投勝利を上げたとのことで、ショテマエさんは半ベソかきそうなくらい嬉しそうだ。

かなり飲んだので久々に翌日に残ったけれど。
実に楽しい夜だったのでした。

2007年酒飲み集計
◆既存店:居酒屋・・20
       Bar・・・・・26
       その他・・13
※既存店は延べ軒数です。

◆新  規:居酒屋・・13
       Bar・・・・・・8
       その他・・・6

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2007.02.10

松島で魚介三昧。

気仙沼の次は石巻市に宿泊。
しかしこの夜も結局良いお店にはめぐり合えず、適当な居酒屋一軒でオシマイ。石巻くらいの規模の街であれば、ちゃんとしたBarが数件あっても良さそうなのになぁ・・・。
翌朝はホテルをゆっくりと出て、レンタカーを返すため仙台駅へと向います。時間があるので高速は使わずに、松島経由でのんびりと。
そして松島港近くまで来たとき、

あったあった。去年も立ち寄った海産物の直売&炉端焼きのお店です。

オンボロな建物に全く飾り気の無いテーブルと丸イス。これがいいんだよなぁ~。
さっそく店頭のお姉さんに、

Matu1「牡蠣二つ焼いて下さい。あとタコとホタテも」

松島といえば牡蠣。この日はなぜか近くの「女川産」しかありませんでしたが、細かいことは気にせずにパクつきます。

Matu2ウメェ~。ホタテとタコもいい香りがプゥ~ンと漂ってきます。
外の冷たい風がこれまたなぜか心地よい。
 

Matu3最後に”生牡蠣”を2個追加。デカイ、殻の長さが20センチある。

港のすぐ横で貝やタコにかぶりつく、あ~最高!
これで酒が飲めたらなぁ・・・。

2007年飲み屋集計(既存店は延べ軒数です)
既存店:居酒屋・・・8
     Bar・・・・・・9
     その他・・・5
新  規:居酒屋・・・6(石巻にて)
     Bar・・・・・・2
     その他・・・1

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2007.02.09

シーズンオフの気仙沼、予想外の展開に・・・。

昨夜は宮城県気仙沼市に宿泊。
気仙沼といえばサンマやカツオが有名ですが、今は全くのシーズンオフ。とは言え実はこの気仙沼については、事前調査でヒジョ~に期待できそうなお店に目をつけていたのです。
あまりにも期待できそうだったので、昼食も少なめにして夜を迎えました。
19:30というやや遅めの時間に駅前のホテルにチェックイン。そこからお店までは徒歩だと20分くらいかかりそうです。
タクシーを利用しようかとも思いましたが、歴史のある港町を散策してみれば、他にも良さそうなお店を発見できるかも・・・などと期待しつつ歩き出したのでした。
しかし港の方へと向う通りは全くといって良いほど人通りが無く、飲食店の明かりもほとんどありません。

「大丈夫か???」

心配になってきたころ、目指していたお店の前へ到着。

しかし・・・

ガーン!

「店内改装のため臨時休業いたします」との張り紙が・・・。

うわ~失敗した、ここに来るまでに他に店らしい店も無かったし、タクシーだったら運チャンに聞けば他にオススメのお店なり飲み屋がありそうなところに連れて行ってもらえたのにぃ・・・。
しかたが無いのでとりあえず観光施設のある方向へと歩き出してみましたが、それでも店らしい店に出くわしません。
かなり歩き回って、やっと飲食店がある程度集中しているエリアにたどり着きましたが、ここにも良さそうなお店がありません。
なんと言いますか、どのお店も店構えに力が入っていないのです。なるだけ低予算で作った、取って付けたような作りの店構えのお店が多いのです。前はスナックだった建物に新しく居酒屋が出来たけれど、またすぐ無くなりそうな、そんな感じです。

「あー、ダメだこりゃ、何年かぶりでホテルの部屋でコンビニ弁当になりそうだ・・・」

そんなことを考えながら、ガックリと肩を落としながらホテルまでの長い道のりを戻ります。
Kesenするとその途中、ふと路地の奥を覗き込んでみると、大き目の赤提灯がポツリ。

ン?

足音を殺して路地へと入り、店の様子を伺います。

静かだ・・・。

見たところ年季の入った建物に縄暖簾、店の前もキレイに片付いている。それにこんなに人通りの無い場所で営業しているなんて・・・。
きっとカウンターだけの静かな飲み屋に違いない。店主は50代半ば以上、いや待てよ、オヤジさんが亡くなった後、奥さんが後を続けているシブイお店かもしれない。うんうん、間違いなく良い店だ。

と、勝手に想像し、迷わず引き戸を開けました。

ガラリ・・・。

カウンターだけのお店には50代と思われる女将さんが一人。

ヤッパリ!

と思って席についたのもつかのま、店内を見回すとカウンターの隅にはマイクが・・・。
場違いな花が活けてあったり、ミッキーマウスのグッズが置いてあったり・・・。
そしてどこからともなくもう一人、これまた50代と思われるオネェサンが現れて私の横の席に座り、
「私も一杯飲みたい(あなたのお金で)」
という視線を振りまきながら世間話が始まりました。
二人ともシブイ居酒屋には似合わない派手目のお化粧です。

なるほどね、シブイ店は何年か前に終わって、その後にこのお二人が入ったというワケか・・・。
別にボッタクリバーではない(むしろ安かった)けれど、近所のオジサン達の憩いの場となっているお店なワケだ。
とりあえず早く帰りたいモード全開でオシャベリにつき合った結果、店の前がキレイなのは単に近所にヤカマシイお宅があるから。それからやはり気仙沼はサンマやカツオの水揚げのシーズンでないと、どうにもならないのだということがわかったのでした。

2007年飲み屋集計(延べ件数です)
既存店:居酒屋・・・8
     Bar・・・・・・9
     その他・・・5
新  規:居酒屋・・・5
     Bar・・・・・・2
     その他・・・1

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